Fallout4 Taken for a Ride

Fallout4 Taken for a Ride

俺の事を”獲物”と呼ぶ、煽るようなアナウンスに苛つきながら先へと進む。

進むべき道を記しているのか、所々に矢印が描かれている。
ガントレットとやらへと導ているのか。


※クエスト:Taken for a Ride 開始

最初の部屋のドアを開くと、連れてこられた”獲物”たちの死体が転がっているのが見えた。

ドッグミートに先に進まないように指示を出し、部屋の様子を窺う。

物陰に設置されたタレットにやられたのか。
場所を確認しながら潰していく。

アナウンスが面白くなさそうに、さっさと先へ進めと言う。
俺の挙動をいちいち見守っているのか。
・・・暇なやつらだ。

あちこちに仕掛けられたトリップワイヤーを解除し

どのドアが正解でしょう!?

部屋に入ったらガスを噴出されたり

イライラさせて正常な判断ができないようにしているんだろうか。
だとしたら、正解だな。
本当に・・・イライラする。

金網越しに銃を撃ってくるレイダーを全て片付けて、施設の入り口らしきドアを開ける。



なにやら眩い光にあふれた場所に出た。
見ると・・・パワーアーマーを着たレイダーが、俺に向かって叫んでいる。

「あれが新しい獲物か。大したこと無さそうだ。」
準備を整えたらショーの開始だ、と言うとドアを開けろとゲイジに向かって命令する。
ゲイジ・・・。ああ、そうだ。モノレールの中で俺に話しかけてきた奴の名前だ。

ゲイジと呼ばれた男が了承した旨告げると、目の前のドアが開いた。

インターコムからゲイジが俺に語り掛ける。
「俺がアンタを生きて逃がしてやるから、話を聞け。」
「おい、ここは一体なんなんだ。」
「話を聞け。」
「・・・二度と言わない。ここは、一体、なんなんだ。」

ふう、と溜息をついてゲイジはガントレットの説明をしだした。
先ほどのパワーアーマーの男、コルター総支配人が考え出した一大イベント。
誰彼構わず、手段も選ばず誘い込み、戦い、殺すためのアリーナだというのだ。

しかもあのパワーアーマーには天井から流れる電流と繋がっていて、バリアが張られているような状態となっている。
どんな武器も、バリアを打ち破ることができなかったと言う。

「で?」
「そこでだ。いいものを用意しておいた。ロッカーからとってこい。」

ロッカーを漁ると・・・これは、なんだ?おもちゃか?

ゲイジが楽しそうに笑う。

「いや、正真正銘の武器だ。」
「・・・馬鹿にしているのか?」
「なぁ、聞いてくれ。コルターの電気を帯びたパワーアーマーに水をかけると、どうなると思う?回線がショートする。」
「・・・。」
「その一瞬をついて、鉛玉をぶちこんでやればいい。」

さぁ時間だとゲイジは言い、アリーナへと続くドアを開けた。

水鉄砲が武器・・・ね。



アリーナではコルターが観客たちを煽って盛り上げていた。
ドアに近づく俺に気づき、死ぬ準備はできたか?と楽しそうだ。

ドアが開いた瞬間、間合いを詰めサースト・ザッパーから・・・水を撃ち込む。

ゲイジの言うとおり、あっという間にパワーアーマーがショートし動かなくなった。
思いもよらない出来事にコルターは慌てふためいている。

電流が復旧しないうちに、鉛玉をお見舞いしてやる。

今までとは違う光景に、観客たちは黙り込んでいた。
コルターが倒れ伏すのを口を開けて見つめている。

いち早く我に返ったアナウンスの男がゲイジを問い詰める。
「ゲイジ、いったい何が起こった!!」

「コルターは死んだ。それだけだ。新しい総支配人の登場だ。」

レイダーたちは暫くの間ざわついていたが、コルターの無敗と思われていたパワーアーマーが敗れた事実に異論を挟む者はいなかった。
ガラス越しに俺を見ていたゲイジが、顎でこちらへ来いと指示する。

「これで満足か。総支配人に死んでほしかったのか?」
「コルターがいなくなりゃよかったんだが、まぁ同じことだ。厄介払いができたってわけだ。」

先ほど俺の事を”新しい総支配人”と説明していたことが気にかかる。
どういうことなのか問いただすと、ガントレットを抜けてきた力量にコルターを躊躇わずに殺すことのできる腕前の持ち主にヌカ・ワールドを仕切って欲しいと言う。
アンタなら、できる。

「お前がやればいいだろう。」
そういう俺の言葉を微妙な顔で聞いていたゲイジは、ここで詳しい話ができないからフィズトップ・マウンテンの頂上にある総支配人の部屋で話そうと言い、立ち去って行った。


※クエスト:Taken for a Ride 完了


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