原始中飛車はカモ!最強穴熊による地獄の完封劇!

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ネット将棋には原始中飛車使いが多い。かなり優秀な戦法なのだが、一つだけ大きな欠陥がある。

 

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それは、堅さ負けしやすいこと。金で飛車先を受けるため、囲いの枚数が一枚減ってしまうのだ。

 

原始中飛車に対しては、居飛車穴熊が勝ちやすい。これだけ覚えておけばもはやカモでしかない。

 

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本譜は相手の自爆が目立つ。攻めっ気たっぷりの陣形だが、よくある攻め筋で簡単に崩壊してしまう。

 

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将棋は角の頭を歩で攻めるのがコツだ。これで痺れている。

 

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さて、24歩から動いてきたところ。ここで指し手の方針は大きく二つに分かれる。棋風に応じて指し分けてほしい。

 

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普通の人は角を取るだろう。おそらく、プロでもこの手が大多数のはずだ。

 

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以下、22歩まで進んでどうか。角はとれたが、香車を渡してしまっているので反撃が怖いきらいがある。ここで良い手がないと少し嫌な感じだ。

 

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さいわい、12角がぴったりの好手として存在していた。21角成〜22馬〜23歩成となれば不敗の態勢だ。こちらの順を選んだ方が良かったように思う。

 

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本譜はまさかの同歩!私の棋風が色濃く出た手だ。同角とされると角には逃げられてしまうのだが、、

 

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タダで香車を取れるのが大きいと見ている。前述の角香交換で「勝ちに行く」のではなく、純粋な香得で「負けない」将棋を狙っているのだ。

 

このあたりは善悪というより、棋風の問題だ。

 

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さて、相手が変な受け方をしてきたので想像以上の収穫があったところ。自陣に嫌味がまったくないので、ここはゆっくり良くしに行きたい。

 

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桂跳ねを未然に防ぐ26歩がカライ。あとは12成香からボチボチ攻めていけば自然に勝てる将棋だ。

 

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さて、私の将棋はどうも玉を詰ます展開にはなりにくいようだ。極端な受け将棋のため、相手の駒を全部取って勝つことが多い。ここでは55の金をとれれば完封勝ちできそうだと考えていた。

 

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じっと成香を引いておく。狙いはわかりづらいかもしれない。

 

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ここでようやく狙いがハッキリした。つまり、45金とかわす手を未然に消していたのだ!

 

受け将棋はとにかくゆっくりじんわり指すのがコツだ。

 

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54歩と垂らしたところで投了。まぁ、妥当なところだろう。

 

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次の歩成りが受からず、相手陣は壊滅だ。