GDMBR San Luis to Grants

フラット

 

 

背中の痛みで目が覚める朝、数週間前に購入したばかりのエアマット「REIフラッシュ」に穴が開いていてペチャンコである、このサボテンだらけの地面で寝てたらその内に開きそうだなとは思っていたが早ぇよ....

補修も試みたが穴が開いた部分が窪みの端で補修パッチを平面で貼れないので塞ぐ事も出来ず断念、もちろんテント設営前に地面は念入りにチェックしているが、見落としは在れどトゲ1本でビニールシートと化してしまうエアマットレスは多様なフィールドで寝泊まりする事になる海外自転車旅行とでは、愛称は良いとは言えないな次は普通にウレタンマットにしとこう。

撤収作業してサボテンを踏まないようにして道に復帰する、まーチューブレスでシーラントも入っているのでトゲを何本踏もうが1mmもない穴であれば余裕で塞いでくれるが、本来シーラントは2~3か月は持つんで乾ききるタイミングと5000km位のタイヤ交換時期と合致するんで補充しなくて済むんだが、乾燥しているからなのか毎日走行しているからなのか分からないが、シーラントの持ちが悪く一か月位で乾いてしまい油断しているとパンクしてしまう。

 

補充すればいいんだが面倒で疎かになりがちである、補充方法はタイヤビートを少し落として隙間から注ぐかバルブコア外して注入するかだが、バルブからでは液体は入るがシーラント内に含まれている酒粕みたいな粒子が(粒粒が重要で液体だけ入れても意味無い)詰まってしまい上手いこと入らない、ですので入れるならビートからなのだがビート上げは面倒なのでサボって結局乾いてしまいパンクリスクが高まるっといった具合で運用がシビアだが、それでもチューブレスが好きなのは圧倒的に乗り心地が良い故だ。

 

私の中で乗り心地は自転車旅行を楽しむ上で重要項目TOP3「ルート/天候/乗り心地」こだわりは人それぞれで「観光・異文化・出会い」等色々あるだるが移動に自転車を使ってる以上は、長時間を自転車の上で過ごす事になるのは同じなので重要でしょう、ここにこだわらずして何処をこだわる。

 

 

といった様なこと考えていたらGrantsの町のlava land RVパークに到着、シャワー浴びて洗濯して柵に干していたら強風が吹いて洗濯物が飛ばされた、そこにお母さんと娘さんの親子が通りかかって回収を手伝ってくれたが危うくパンツ拾われそうになって焦ったがなんとかパンツは自分で回収した、そんな日だったな。

 

P i e  Town

RVパークを後にして出発後しばらくは単調な舗装路を走行していく、あたりまえだが覚えてること以外書く事柄がないな…駆け足にならざる負えない。

 

しばらく進むと未舗装路へと入り進んでいく牧場入り口の装飾が可愛いらしい、その奥を見ても地平線でそれらしき建物はない。

トレイルヘッドがあったので寄り道しよか迷うが現状ルートとぱっと見代り映えせんのでスルーして直進してると、Pie Townの町が見えてきたところで一昨日くらいに出会った韓国人チャリダーに追いついた、今日は何処まで進むのかと言った話になったが、私は無計画なので私にもまだ分からない。

 

彼は先に抜けて行き私は公園で遅めの昼食休憩で立ち寄る、「水・屋根・ベンチ・コンセント」完備で完璧である、腹ごなしに落ちてたボールで一人でバスケに興ずる、このパイ・タウンは町って付いてるが町って規模じゃなく数十世帯位の集落なんで誰もいない、唯一見かけたのは散歩してたお爺さんと車で帰ってきた向かいの住人だけで落ち着く。

ダラダラしてたら16時過ぎてしまう、走行終了にはちと早いが泊っていくことにした、基本的に私は人が出入りする可能性が有るような所での野宿は日本を含めてしない様にしている、理由としては人が一番怖いのと許すことが出来ないからだ、人が~ってのは説明不要だと思うが許す~は人外に危害を加えらえたら「しゃあないか」で落とし込めるかもしれないが、これが人だと許せる気がしないのが理由だが、別に鉄の掟じゃないので今日はいいか。



GDMBR Salida, CO to Grants ②

追憶の日


気持ちの良い快晴だった位かな・・・

この日の画像は上記が全てで開けたところに出るわけでもなく、一日中山の中を走っていた。

唯一覚えてるのが夕方ごろに、山道の前方に自転車旅行者が立ち止まっていて追いついてみると、アジア人旅行者だった事位かな…彼は韓国出身でロサンゼルス在住だったので英語も上手だった、写真撮り忘れたのが悔やまれるが格好良いmtb乗っていた29erでバックはレベレイトデザインで統一されていた、賢いなと思ったのが水洗浄機のソーヤをハイドレーションホースの飲み口の手前でジョイントさせていた、こうすれば移し替えなくても直接ハイドレーションパックに川の水を汲めばいいので時短になるな。

しかし、アジア人自転車旅行者に出会うのはレアだ、割合では世界の6割はアジア人のはずだが出会うのは7:3でヨーロッパ/北米が多かった、だからどうってことではないが、もう少し増えてほしい気持ちがある。

 

彼とはちょこっとだけ話して先に進み道の脇でテントを張った。

写真は翌日

 

西部開拓時代

翌日、CUBAの町に到着後に安定のマクドナルドとスーパーをハシゴして体制を立て直してから出発、そう言えば駐車場でお姉さんに「どこから来たの」って聞かれて今日の事かと思って、「向こうの山から」って答えると ん?みたいな空気が流れたが国とか州とかの事柄についてっだたんだな、countryとかの単語が入ってたら理解したかもしれないけど、英語以前に会話って難しいな。

だいぶ南に近かずいて来たからなのか、犬に追いかけられるようになった、北のほうでも自転車乗ってると犬が吠えながら追ってくるが柵やフェンス越しだった、ここいらでは放し飼いが多くて敷地外まで必死で追いかけてくる犬が増えた、これからさらに南下して行くと犬共とのバトルは熾烈を極めるので、望むところである。

理由はうろ覚えだがこの道はルートから少し外れている、もう早くゴールしてグランドキャニオン方面に向かいたいので確かショートカットした覚え、Googleマップ上で「ナバホ・ロード」と表示されていたのも興味がわいた、どうせ未舗装だし一緒でしょ。

淡々と走行していると車が並走してきてアメリカ先住民ぽいおばちゃんが、「道に迷ったのか?」と聞いてきた私は立止まって地図見てたわけではなく、普通に走行しているだけで聞いてくるってことは、相当よそ者は珍しいエリアなのかな。

「ナバホ・ロード」とあるが観光ロードでも何でもなく看板も標識もない、ただの田舎道だがもしかすると先住民の人たちの中では今でも神聖な場所が在るかも知れないのでテント設営は慎重に選んだ方がよさそうだな、と思ったが開けた所で死角がないので選択肢は少ない為、変な形に風化した岩陰に決めた。

 

しかし、この辺の景観は150年前とそう変化してないのではないかと思う、そうなると数々の開拓民や無法者やインディアン カウボーイ達が馬やロバを連れて旅をし、この岩陰で一夜を明かしたのではないかと思うと中々胸熱である。

GDMBR Salida, CO to Grants ①

岐路に立つ

 

めちゃくちゃ久しぶりの変更になる。

現在2020年 5月7日ペルーのリマに居て、この記事は2019年9月16日ごろのアメリカのコロラド州の話になる。

 

散々以前から走行時の気持ちや記憶が薄れて、タイピングが乗らないみたいなこと書いてるが半年以上経つと、もはや薄れている事にすら自覚が薄くて薄い内容になりそうだが、今書かずしていつ書くという状況なので書こうかな、本当は2ヶ月前からこの状況が続いていたからもっと前に記事を上げれていたはずなんだが...自分の怠慢癖が嫌になるが、やっと私の重い指が動き出す。

と書き出したものの、数行書いて放置し2021年の暮れに再書出し


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で、えーとなんだったけな、前日の野宿地は標高が高い所だったので朝方は冷えてバックに霜が降りていて、走行自体はゆるい下り基調で山を降りて行くので楽だったな。

そうこの日も変わらず、GDMBRを走っていた訳なんだがアレなんですよね、要はこのルートひたすら山とトレイルなので代わり映えがしない、と言うと語弊があるな変化はある結構ある州をまたいでも変わるし山に寄っても特色もあるが、基本は木と土と水って言うつまり自然な訳で、わかりやすい有名観光地とかだと私みたいな文章書けない人間でもある程度文章で表現できるが、細やかな情景描写を字で伝えるのはホントに困難だ。


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あらかた下りきった所で穏やかな川沿いを進んで行く、その横にはハンターや釣り人用の宿泊施設の様なものもあった、どうやらマスが釣れるっぽいな、竿を常備するのは邪魔くさいが糸と釣針だけ持っておいて竿はその辺の木や竹で代用できないもんかね?

 


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閉鎖されているキャンプ場に勝手に入りベンチを借用しランチ休憩とチェーンメンテ、チェーンオイルはワックスタイプを使用しているオイルタイプだと砂が寄って来てスプロケやチェーンリングの清掃が大変だ、テントやフレームバックのジッパーの動きが渋くなった時も1滴垂らしてやるとスムーズになる。

 


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程なくして舗装路に合流し山越していると、反対側の道の脇に男が倒れて…と言うより寝転がっていて、なんか喚いているが酔ってるか/ラリってるかなので、無視して進んだ。

 

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頂上に到着❗️

「ようこそ、ニューメキシコ」の看板と弾痕だらけの看板が出迎えてくれた、実はここは私にとっては重要な岐路になる、左へ折れてトレイルを下って行けばGDMBRのルート/直進し舗装路を下ってCHAMAの町に行けばグランドキャニオンへのルート、一応当初の計画はGDMBRは途中までで、「グランドキャニオン」/「モニュメントバレー」へとルートを移す計画だったんだが、ここ迄着たんだから「完走を目指したい」と「正直トレイルに飽きた」といった葛藤があったが、結局はグランドキャニオン方面に下ることにした。

 

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しかし、向かう方向の方が天気が悪そう…だなと思っていたら、案の定雨にふらっれてずぶ濡れになってCHAMAの町到着し、目に入ったモーテルらしき建物の軒下に避難した直後にステファンがあらわれた、彼とはGDMBR初日のトレイルで会ったドイツ人自転車旅行者だ。

 

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雨は止む気配無いし、お互いずぶ濡れなのでモーテルをシェアして泊まろう!と言う事になり60ドルずつ計120ドルの田舎の癖に高額なモーテルにチェックインした。

 

 

運命感じちゃう。

 

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朝食はモーテルの近くのダイナーへ、映画知識で細かな調理方法で注文を受けてくれると知ってたので、ベーコンはカリカリで目玉焼きはオーバーイージーでとか注文しようかと思ったが、カリカリって言う単語が分からず結局ステファンと同じ物を注文した。

 

味は普通で目玉焼きには醤油が欲しかったが塩/胡椒/ケチャップしか無い、後お子様ランチでも無いのに国旗が刺さっていた、どんだけ自国の国旗が好きなんだ!

会計はクレジット払いでチップをキャッシュで2ドルを壺に入れといた、ステファンに日本にはチップ文化は無いと言うと「俺はチップは払ってない」と言っていた、アメリカではチップは最早 心づけでは無く、半強制な文化なのかと思い支払っていたがその辺のさじ加減が不明瞭で困る。

彼はドイツ人だしドイツにもチップ文化は無いらしいが、こっちで仕事してるって言うてたんで、すっかり染まってるのかと思ったが、そうでもないのかな?私はあのアジア人ケチだなと思われたく無くて支払っていたので、やはり世界一他人の顔色を伺う日本人との違いだろうか…

 

国旗はサドルバックに刺して出発準備を進める、小雨が降っていたがステファンが先に出発し、私は雨が止むのを待ちながら悩んでいた、「GDMBRを完走しないのか?」と完走まで距離にして1000キロ位で日数にして10日も掛から無いし、何よりルート初日で出会って、そのルートを外れるタイミングでまた彼に出会ったのは「運命」を感じずにはいられない。

 

彼自身にとかいうキモい話しでは無く、完走もしたいという私の心情を後押ししてくれている再会であった為、グランドキャニオンは後回しにしてメキシコ国境へ向けて走り出した。

 

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引き返して昨日の岐路の地点まで戻るのが筋なんだが、町までは結構下って到着しているので登り返すのが正直メンドイのでこのまま舗装路を走り20キロ程ショートカット、雨も上がって快適な走行である。

前方で車が止まりおばちゃん降りて来て、なんか待ち構えているがおばちゃんなんで危険は無いでしょう、何組か自転車旅行者を見かけて興味を持ったらしいレース?チーム?などと聞かれた、昨日の雨でルートを外れてる旅行者が他にもいるのだろうと推測、単独行動だという事は伝えれたはず、英会話を上達したい非常にもどかしい。

 

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ステファンがCHAMAに居たのも雨天だとタイヤに泥がまとわりついて、走行不能になるからと、画像を見せて解説していた。

上記画像は私がカナダのデンプスター ハイウェイ走行時の写真。

 

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途中で観光地に立ち寄ったが地形の断層が観光ポイントなのだろうが、私にはよく分からなかったので、ピクニックテーブルを拝借しランチを済ませて出発。

 

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なんかニューメキシコっぽい情景が広がる様になってきた、どの辺が?と問われてもなんと無くでしかないが、日本人が「ニューメキシコ」と聞いて薄ぼんやりと想い描く変化はあった気がする。

 

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20キロほどショートカットした後、ルートに復帰し未舗装区間が始まる途中で蝉の声を聞こえてきた、アブラゼミぽい鳴きかたっだが日本の蝉のようにリズミカルではなく、非常に下手な鳴き声えだったので、もしかしたら蝉では無かったのかもしれないし、そもそもアメリカに蝉って生息しているのか?

 

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出発が遅かったので日が暮れだしても走行を続けていた、途中でハンター達がキャンプしていて「コーヒーとスナックあるぞー」と声をかけてくれたが「大丈夫!」と言ってスルーした。

暗くなる前に野宿地を見つけなければっと言った理由もあったが、単純に英語でのコミニケーションが煩わしかったからが本音、そしてスルーしてしまった事は今や反省している、人からの親切はなるべくならスルーするべきでは無いし、コミニケーションを避けて英会話が上達する訳がないし、少なくとも向こうから絡んで来たならば全受けの姿勢で挑むべきでした。

 

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スルーしたお陰で暗くなる前に寝床は確保出来た、少しだけ木々が密集している裏に隠れて設営、馬の運搬用の小屋を引いたピックアップトラックが1台だけ通過したが、道が悪いのと馬を気遣ってかメチャクチャ低速で5分程かけて、けたたましい金属音を鳴らしながら通過して行ったが馬が難聴にならないか心配だ。

動画投稿

前々から書いてるがblog記事作成に限界を感じ始めている、どんどんリアルタイムと離れていき記憶も薄れて内容が薄くなっている、このままだと自分自身にとっても勿体無いのでGoProを買い直して動画投稿を始めた最近の流行だし、編集が心配だったが繋げるだけなら簡単なのでblog記事作成の様に破綻しないで続けれそうな気がしている今の所は、blogもこのまま続けます日常の様子はGoPro手に入れたメキシコのアグアカスリエンテスまでとなるでしょうが、その後は文章の方が伝わりやすい事はblogに上げていこうと思います。

 

下記は YouTubeに上げた動画ですが自分で見返して恥ずかしくなる位に喋りが暗い、まー継続していくうちに何か変化が生まれるのだろうか。

 

 


負傷中の膝で出発【海外自転車旅行】#1 メキシコ編 POV


疲労困憊の日 【海外自転車旅行】#2 メキシコ編 POV


半どんの日 【海外自転車旅行】#3 メキシコ編 POV


つまらない日【海外自転車旅行】#4 メキシコ POV


Google MAPは凄い【海外自転車旅行】#5 メキシコ編 POV


迂回が大変【海外自転車旅行】#6 メキシコ POV


高速道路を自転車で走り警察に見つかるが・・・【海外自転車旅行】#7 メキシコ POV

 


絶対に押すな!