明日は、函館で早くも2歳重賞「函館2歳S（G3）」です。今年は番組編成が昨年に続き変則で、1回函館開催が7月1週からとなり明日のメンバーで函館経験馬は4頭。今年も北海道滞在組が優勢となるかどうか興味深いですね。ちなみに明日の函館記念も例年と少しずれがあり、中京記念はマイルでなく小倉千八となります。

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【予想】自信度 ★★★☆☆順当か

◎カイカノキセキ、 前走の札幌千でハナを奪ってそのままレコード勝ち、調教の動きの良さが実戦にそのまま反映された。ティンバーにキンシャサのキセキと典型的な短距離系で馬体も短距離向きなぶ厚さを持ち、気性も距離が短いほど向く適度な粗さがありそう。函館2歳Sは逃げ争いになることが多いが、この馬とポメランチェの2頭のペースに絡む馬は全部潰れそうな能力差を感じる。

○ポメランチェ、前走札幌新馬戦千二をレコード勝ち、好スタートからハナを奪うとそのままスピードに乗ってゴールまで一直線。どちらかと言うとテンが速いというよりは二の脚が速いタイプで、札幌のコース形態も合っていたか？馬体重392キロと小柄な馬で反動がやや心配、もしもハナを取れなかった時の消耗を考えて対抗に落とした。

▲ナムラリコリス、 前走未勝利の勝ち上り馬だが函館千二を経験したことや、控える競馬を新馬戦に続き2戦経験したことは大きなアドヴァンテージ。デビュー戦もポメランチェに0.6秒離された2着だったが、展開不利な差しに回って自身も従来のレコードを0秒4更新と水準以上。前がやり合う展開なら首位を望める。

△フェズカズマ、前走ダートの新馬戦を勝ちあがって来たが、ダッシュが鈍く道中も馬群の中で出入りの多い展開とダート2歳戦としては最悪の展開。しかし直線前が開くと鋭く伸びて1着、大人びたレースぶりが光った。母系は芝の活躍馬を多数出している優秀な母系で父はドレフォン、一発あるならこの馬かも。ダートからの臨戦馬は苦戦しているが、 昨年のルーチェドーロの例もあり要注意。

△トーセンヴァンノ、未勝利馬だが連闘で強気に挑戦してきた。前走はスタートが悪く最後方からの追走、それでも函館千二で微差2着に追い込めるのだから能力はある。スタート次第だが、前崩れの展開からの入着はあり得そう。