IWC 2017 Champion Sake 受賞の『南部美人 特別純米』

南部美人 特別純米

南部美人

南部美人 特別純米

久慈家本家は現在の二戸郡一戸町にあって、
元々醤油の醸造元だった。

明治35年(1902)にその技術を日本酒造りに生かし、
初代蔵元・末太が現在の二戸市で創業したのが始まり。

大正5年に『久慈酒造合名会社』となり、
平成13年には『株式会社南部美人』となった。

ちなみに淡麗できれいな酒の味を『美人』に例え、
南部藩という地名と合わせて銘柄を『南部美人』と命名したのは昭和26年のこと。

南部美人 特別純米

南部美人 特別純米

世界で最も影響力のあるコンペティションとして知られている、
インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)という大会がある。

その部門の1つ、
『SAKE部門』が誕生したのは2007年。

以来SAKE部門の受賞酒は国内外で注目され、
IWCは日本酒の海外進出における重要なイベントとしてその価値を高めてきた。

2017年は海外産を含め390社から9つの部門に合計1245銘柄がエントリー、
その中から各部門の9つの第1位の蔵元がロンドンの表彰式に集まった。

その9つの第1位の中から、
たった1つだけがチャンピオンサケに選ばれる。

それに選ばれたのが、
今回の『南部美人 特別純米』。

季節限定酒とかではなく、
定番のお酒。

酒米には岩手県産オリジナルの『ぎんおとめ』という、
限りなく有機栽培に近い方法で造られた酒米を使用。

純米酒らしい柔らかく優しく香る果実のような甘みある香り、
それに負けないふくよかな旨味。

あまり呑むことのない淡麗辛口なお酒だが、
常温に近い温度まで持って行くと濃醇辛口な味わいになる。

ラベル

南部美人 特別純米

シンプルながら、
非常に品のあるステキなラベルだ。

南部美人 特別純米

リブランディングを行い、
刷新された特定名称酒のラベルは『南部美人』の昔からのロゴと久慈家の家紋のみ。

南部美人 特別純米

データ

南部美人 特別純米
産地岩手県容量720ml
蔵元南部美人日本酒度 +4
度数15~16%酸度 1.5
精米歩合55%アミノ酸度 非公開
原料米ぎんおとめ、他酵母 M310、9号系酵母

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