こんにちは。
たくてむです。
シン・ウルトラマン封切りとなりましたね。
自分はウルトラマンどストライク世代。
夢中になって見ていました。
幼い頃はテレビや漫画は貴重な娯楽だった時代です。
当然思い入れも強くなり大人になってからもかわらず大好き。
ほとんどのウルトラマンシリーズを見ましたが、
昭和のシリーズの中で自分が特に好きなのはウルトラマンとウルトラセブン。
そして、一番はやはりウルトラマン。
これは成田亨氏の手がけたデザインというのが大きいかもしれません。
成田氏の「真実と正義と美の化身」を見て本当に天才だと思いましたから。
弥勒菩薩と同じアルカイックスマイル…凡人の私には決して生み出せません。
成田氏の芸術観は私には難解ですが、
凜として、弥勒菩薩や神に近い存在と思えるウルトラマンのその姿は本当に美しいと感じます。
ウルトラマン愛から前置きが長くなってしまいました(;'∀')
今回のシン・ウルトラマンは庵野氏のコメントに”この成田氏の「真実と正義と美の化身」を観た瞬間に感じた「この美しさを何とか映像にできないか」という想いがデザインコンセプトの原点でした。”とあり
公開前からずっと楽しみで、この映画は絶対に映画館で見ると心に決めていました。
我が家では普段映画を見るときは夫婦50割という50歳以上の夫婦（どちらか一人でも50歳以上なら可）の場合に受けられる割引を使って鑑賞しています。
通常大人一人1800円のところ夫婦50割だと二人で2200円と、とってもお得な割引です。
しかしですね、これはお互いの見たい映画がかぶっていた場合の話。
相方はウルトラマンの事などほとんど知りません。
あの時代の男の子はみんなウルトラマンや仮面ライダーに夢中でしたけど、女の子は全く興味なさそうでしたもんね。
今回はさすがに相方を誘うには温度差がありすぎる映画なので一人で見に行ってきていいか相方に相談します。
すると一緒に見に行ってくれるという驚きの返事。
どう考えても相方が見たくなる要素は全くないのが不安ですが日曜日に二人で鑑賞してきました。
ネタバレになるといけないので詳しくは書きませんが、
成田氏のデザインに忠実に沿ったウルトラマンの姿は最高でした。
アメコミのようなマッチョで見るからに強そうなスタイルではなく、凛として美しいウルトラマン。予想していた以上に本当に美しい姿でした。
内容的には、この時間内にすべてを詰め込むには難しい部分もあったと思うし、ファンとしてはここは入れて欲しかったという設定なんかもありますが、庵野氏らしさも含めて総じて楽しく見ることができました、
結果、大満足の映画です。
ネットの評価の中にはカラータイマーの無いウルトラマンは認めないとか、最後のＣＧがしょぼい…みたいな評価もありますね。
自分は感想は人それぞれですから星が少なくても全然気にしません。
でもですね、カラータイマーがないのは成田氏の考えたイメージを忠実に再現しようとした結果ですし、あのＣＧやウルトラマンの飛び方も初代ウルトラマンやその世代である私たちからすれば最高の演出になっているんですよ。
自分はあえてそうしたのだと思うので、そんなコメントを見ると「そうじゃない！考え抜いた結果なのよ」とスマホの画面に向かって言ってしまうほど入れ込んじゃいました(〃´∪｀〃)ゞ。
ただ鑑賞中に気になったのは相方のこと…
オタク的なウルトラマン愛にあふれる自分と違い、相方はウルトラマンに全く興味はなかったですからね。
無理して付き合わせて悪かったな…、と思い鑑賞中に恐る恐る相方を見てみると
え？
まさかの大号泣
後で相方になんで号泣したのか聞いてみると
人間の無力さや、それに抗おうとする人間の努力。そしてウルトラマンの優しさに感動したのだそうです。
帰りの車の中で相方が「私たちは強く生きていかなければいけないんだよ」と話します。
これだけウルトラマン愛にあふれる自分ですが、そこまで深く読み解き涙することはありませんでした。
それなのに相方はたった一作でウルトラマンという作品が伝えたかった全てを理解してしまったようです。
相方…恐ろしい子
r――――、
`／／￣＼ ＼＼
( ((ヽ＼ ＼ｰ=ヽヽ
γヽ⌒)ﾉ＼ `ｰ=| |
iiｲ_ _＞彡| |
|||fヽ イ￣》リ ﾊ
ヽ|`ｰﾉ `ー" / /
ﾊ ヽ U/ / /
ノﾉヽヽﾆ> ( ( / ﾉヽ
／ ﾉ＼ ／ヾ( (ソ|
／ ﾉ￣ヽ ヾ＿ノ
／ ／ ／i )ノ
さてウルトラマンの話だけだと味気ないので最後は窓から外を興味津々で眺めるふくちゃんの写真を…
では(@^^)/~~~
