四角の集まりでできている犬「フレーミー」が、掃除機相手に悪戦苦闘する物語。
Eテレの人気番組「ピタゴラスイッチ」内のワンコーナー、「フレーミー」を絵本化したもの。
番組内で、フレーミーの紹介として「苦手なものは掃除機です」と語られる回があるのだけれど、これはその理由が語られる一冊でもある。
ピラゴラファンなら、もう表紙だけで「キター!」って感じになっちゃう。
ピラゴラに触れたことがないひとでも、「フレーミーの鼻だけが掃除機に吸い込まれる(あとで本体が鼻を迎えにくる)」といったシュールな展開に楽しくなると思う。
シンプルな線だけで描かれたイラストも新鮮かもしれない。
文章部分は、各ページ5行程度のひらがなとカタカナのみ。
ひとり読みにも、読み聞かせにも、幼稚園生にも小学生にもおすすめしたい一冊。