苦しみはどうすれば楽になるか・・・

これは悩める人々の切実な問題だろう。


その答えは

情報として世間に溢れている。

しかし、解決には至っていないようだ。

 

 

ところで苦しみはなぜ起こるのだろう。

その原因を考えてみたことはあるだろうか。

 

苦しみは人の心を締め付ける。

それは時に気が狂いそうになるほどだ。

 

瞑想、ヨガ、心理学、スピリチュアル。

この世界には、苦しみに対する多くのアプローチがある。

 

そしてそこには多くの師と呼べる人々がいる。


しかしそれでも苦しみからの解決には至らない。


なぜだろう。


苦しみを乗り越えるためには

一人で立ち向かわなければならないからだ。

その問題はあなたの内面世界にある。

その深い海を探るのは

あなた自身をおいて他にいない。

 

 

 

 

 

 

 

 

ー苦しみの原因はあなたにあるー

 

 

 

 

 

 

 

 

苦しみを抱える時

あなたは同じ間違いを繰り返している。


目の前の問題に苦しむとき

あなたはそれを変えようと努力する。

それが間違いだということに

気づきなさい。

 

この世界の現象とは

特別な意味を持たない、ただの状態だ。

あるがままの姿とは、そういうことだ。


その現象にあなたが特別な解釈を加える

これは望ましいとか

これは望ましくないとか。


その解釈をしているのは

あなた自身に他ならない。

 

そうして現象が起きた時。

あなたはそれを問題視する。

あなたが無色透明の現象に付けた解釈を

自ら否定し

それを変えようと必死に努力している。



この一連の努力が苦しみを生み出す原因なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

ー苦しみの原因はあなたにあるー

 

 

 

 

 

 

 

起きた現象には何の意味もない。

現象はあなたの行動が引き起こしたものではない。あなたは仏教の因果応報を勘違いしている。


因果応報の真意とは

時間的原因論ではない。


例えば過去にこれをしたから、いまこれが起きたというタイムラグを持つものではない。


因果応報とは究極的な原因論なのだ。

苦しみには原因がある。

それは過去ではなく

今ここのあなたに原因がある。


あなたのマインドがこう作用する

故にあなたはいま苦しいということだ。






現象にはどんな意図もない。

あなたがそれを未然に防ぐことは

これからもできないだろう。

 


いいかな。

 


起きた現象にあなたの解釈を加えた時に

それは問題と化すのだ。


現象にはどんな色もない。無色透明だ。

次に苦しみが起きた時には、思考が解釈を付け加えようとしていることに少しだけ気づいていなさい。

 

気づくだけで問題が小さくなっていることに気がつくだろう。


その気づきが大きくなるように

油断なく覚めていなさい。


思考のおしゃべりに優しく耳を傾けるのだ。


そうなると、現象は問題ではなくなる。


問題でなければ、苦しみは起こらない。

 

そして、苦しみに使っていたエネルギーは

明晰さに変えることができる。

明晰さは正しい取捨選択を後押しする。

 

現実があなたの不利益になるならば

ただ捨てるだけだ。

そこにはどの様な解釈も要らない。

 

これで分かっただろう。

 

解釈は苦しみしか生まないのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 


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