スミコン案件の続き。

当初お手軽レレレ製作のハズだったRAF消防車の製作は、どんどん泥沼化しております(~_~;)
最近は普通にキット組めなくなってしまっているので、「弄り甲斐」があっていいと言えばいいのですが・・・

さて、シャーシーとの隙間とサイドステップとの段差が気になって、幅の修正をした後部フェンダーですが、
実車画像をみていて、また嫌なところに気付いてしまいました。
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①の実車画像と②の画像を見比べていて気づいた・・・・フェンダーの側面(サイドの幅)が全然違う。
通りで、仮組みするとタイヤが小さく見えたこと。・・・・この為でした。

で、また改修。もうがちがちにフェンダー接着してしまってますから・・・(~_~;)
ここでシャーシーからフェンダーを引っぺがすのはリスクが大きすぎると判断。ついたまま側面をスティクペーパーで0.5mmほど削りました。
更に、側面にアバウトに弧の字状に切り出した0.5mmプラ板を貼り①、少しずつ削っていきます②。
実車画像に比べて削りすぎました(~_~;)②③
FB_IMG_1614227474552 - コピー
そこで、0.5mm厚のプラストラップを下側に貼って調整で完成です④.

難儀な作業をしてしまいました(苦笑)

フェンダーの決着が付きましたので、車体後部の構造物をつくっていきます。
まずは、キャビンとタンクの間の部分。メインタンクの位置を正したため、高さがまったく足らず、キットのパーツが使用できない事はわかっていました。
キットでは前半の枠?と後半の箱(上にホースリールがのる)部分に分かれていますが、実車画像をよく見ると、
枠と箱は一体構造になっていることが分かりました。
タンクを仮置きして現物合わせで高さをとって作りました。枠部分はエバーグリーンのL字材(1.6mm)、箱はプラ板0.5mmです。手すりは0.6mmの真鍮線の先をつぶして穴をあけ、そこに0.4mmの真鍮線を通したものです。
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少し(1.5mm)ほど、長さが長かった・・・後につじつまが合わなくなってしまう要因(この時はそのことに気付きませんでした)
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製作が前後してしまいましたが、既にメイン燃料タンクの付加も実施しております。
タンク本体は後部を10mmほど切り落としていますので、その際に一緒にカットした後部の箱?をプラ板で製作。厚みも実車画像を参考に少し増しています。更に上部にキャップ(注入口?)のようなものが付いていますので、プラ丸棒から製作しました。また、タンク上部のハッチはキットでは径が小さく前に寄りすぎているので、後部にずらし若干大きさも大きくしました。
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さて、メインタンクも付加修正済みなので、側面につくボンベ4本の製作に入ります。このボンベ・・・消防車に詳しくないのでなんだかよく分かりませんが・・・泡消火剤が入るのでしょうか?
メインタンクを10mmほど詰めていますので、ボンベも短くします。10mmより気持ち長めに8mmほど切り詰めました。切り詰めた端と端を仮接着。なんだか径が細い気が致します。
で、結局キットのパーツを外径6mmのプラパイプに両端の丸い部分がでるように入れて径を増すことに。両端の丸い部分は、黒瞬着を盛って削り込みました。
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キットのパーツ(ボンベのバルブ部分)を切り落して整形し、ボンベに接着して仮組み。
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随分形が出来てきました♪

ここで、お悩み。参考しているコスフォード(RAF博物館)の現存車輌のボンベの色は、車体と同色に塗られています。当時画像を検索しても同色の物が多いのですが、フランクパパ的には、ボンベを黒、ボンベの先っぽを白か銀で塗りたいと思っています。
組立て工程を考えると、ボンベ接続のパイプ類を車体色で塗り、ボンベを組んだ後に塗るのは、勇気が必要です。
車体色に塗ってしまうのであれば、全部組んでしまっても構わないのですが・・・・

結構悩みました。

そこで解決案!!
実車同様にボンベ本体とバルブ(接続部分)を分けて組むことにしました。(言うは易し行うは・・・)

まずは、変な形のカバー・・・ここは後部に開放部分があることがわかっていますが、中の構造が分かりません。
おそらく左右それぞれ2本のボンベの消化液を混合する装置が仕組まれていると思うのですが・・・
キットのパーツは無垢でしかも厚みが厚すぎるので、プラ板で作り直しです。

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キットのパーツをプラ板にトレースして、箱組みしました。

更に、内部の構造は分かりませんので、ガランドウのままで妥協して、そこからでているパイプ類を再現、先に作った台とメインタンクの桁とに接続しました。そして、ボンベの接続バルブにパイプで結合。
接続バルブには真鍮線を仕込んで、ボンベと切り離し可能にしました。

ボンベを仮置きして位置を調整します。
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混合器へのパイプは 位置決め後に変形するといやなので、真鍮線を使いました。
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ここで、問題が発生。この混合器がはいっていると思われる箱・・・実車はメインタンクより若干の隙間をもって前に付くのですが、台が長すぎたために、タンク前縁と重なってしまいました。ここは、台部分すべてを作り直す必要があるので、位置を少し調整してごまかし、眼を瞑りました。

ボンベを接続するとこんな感じ♪
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これで完成ではありません。ボンベには固定具があります。ボンベの前後を金属環とネジで固定しています。ボンベに固定具を接着してしまってもいいのですが、それでは、折角切り離し可能にしたのに塗装がじづらくなってしまいます。そこで、上部の環を帯金で再現しネジ部分を真鍮線で再現して帯金に半田付けしたものをボンベの径にあわせて下の受け部分に接着しました。
これでボンベを後ろから抜くことが出来ます。
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 こんな感じ。
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 ボンベの製作が完了したので、次にホースのジョイント部分(後部からポンプで吸い上げられたメインタンクの
水?用のバルブ)を再現します。
キットにパーツが含まれていますが、これも若干小さい気がするので、基部のみを使いジョイント部分は自作しました。
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ほとんどのパーツに言えることなんですが、キットのものは全体的に小ぶりで迫力に欠けます。実車スケール通りだと「こんなもん」なのかもしれませんが、今回もジョイント部分はプラパイプ、コックハンドルをプラ板等で作りました。

次に、メインタンクの下部から、後部のポンプに水をおくるパイプを作りました。
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メインタンクを乗せて真上からみるとこんな感じ。メインタンクの水は、後部のポンプで左右前に送られます。
更にサイドのボンベの泡消化液(?)は、集合バルブを介して、前部のホースリール(まだ未再現)に繋がります。
タンクを外すとこんな感じ。
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最後に再現した、メインタンクから後部のポンプ(バルブ)に繋がるパイプがわかると思います。
ちょこちょこ手を加えてきましたが、こーして真上から見ると説得力というか再現が密でとても気分が盛り上がりますね。

では、タンク前につくホースリールの製作に入りましょう。
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あれもこれも自作(作り直し)は、正直嫌だったので、キットのパーツを出来るだけ使おうと思っており、
ホースリールは使えるだろうと思っていました・・・・が、
これはこれで整形不良とかあってやっぱり厳しいかな・・・
実車ではこんな感じ。
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キットパーツにはドラム周囲のリムもないし、脚も形状が違うし、やっぱり全面的作り直したほーが、楽で綺麗に出来る気が致します。

で、こんな感じ。
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03mmプラ板とストラップで自作しました。ホースは・・何かのキットに入っていたもの・・タミヤの
88かも・・すごく昔のなにかです(笑)

車体に固定して、ボンベの混合パイプと接続しました。_20210313_092514

キャビン後部につく泡消火剤(?)の 放射機を作ります。これもキットのパーツはボリューム不足
現物合わせででっち上げました。
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さらに、運転席側サイドステップには、バルブ操作用のレバーがつくので、これも自作です。
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残すは、キャビン前面の細かな部分です。
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まずは運転席側のサイドミラー、当時画像ではついていないものも多々ですが、またRAF博物館の現存車両とも違う位置ですが、運転席側壁の下方に設置しました。

キットのライトパーツは基部を付加工作。
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ウインドスクリーンの基部などを作って・・・・

これでほぼ組立完了です。
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最後におまけ

実は、幌を作ってました。
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話題に液を使用して見たのですが・・・なんだか皺だらけになってしまいイメージ通りにいきません。
リカバリーしようとはおもってますが、自信がないので、付けるか付けないかは、今後の気持ち次第です。

本日中に、サフをふいてしまおうとは思いますが・・・今日は気分が乗りません