レンタルスペースの防音工事DIY
先日、運営しているレンタルスペースの防音工事をDIYしてきました。
このレンタルスペースは九州の都市部で2021年1月から運営しています。
自宅から徒歩7分の場所に転貸可能なワンルームマンションを借りて、レンタルスペースとして貸し出しています。
利用のない時間帯は自分で仕事場として利用しており、売上に加えて自己利用の付加価値があります。
今回施工した理由は、自分で利用しているときは特に気にしていなかったのですが、Web面談などで利用したお客さんからのレビューで、クレームとまではいかなくても、隣の部屋のテレビの音がうるさいという事が度々あり、これはマズイなと思ったからです。
黒字化したら多店舗展開を目論んでいたのですが、まだ赤字で軌道に乗っておらず、撤退するにはまだ早いし、コストもかかるし、とても別の物件を借り直す気にもなれなくて、賃貸物件でも可能な防音工事方法を調べて実施することにしました。
施工内容
施工内容はざっくり2工程です。
施工内容
②:レンガ調の防音シートを貼り付け
①:壁に遮音シートを張る
このようにカットした遮音シートをタッカーで止めて貼っていきます。
②:レンガ調の防音シートを貼り付け
遮音シートの上から防音パネルを貼り付けていきます。パネルには両面テープが付いているものを購入しました。
下記のようなロックウールボードという吸音材があるとさらに音が軽減されるらしいのですが、予算オーバーなため使用していません。
騒音が酷かったり、予算に余裕があればさらにこれを遮音シートの上に貼ってから防音パネルを貼ると効果が期待できそうです。
準備物
僕が使用した部材や工具です。
ほかに良い道具や、やり方があるかも知れません。
■準備物
・レンガ調防音パネル
・タッカー、針
・メジャー
・長定規
・マジック
・ハサミ
・ウエットティッシュ
・ゴミ袋
遮音シート
色々調べていくと、こいつが定番らしいのでアマゾンで購入。
必要なサイズを測っておく必要があります。
1ロールがとにかく重たいです。自宅から部屋に運ぶまで車を使用しました。
成人男性なら一人でも運べますが、長距離はキツイです。
女性なら二人は必要な気がします。
レンガ調防音パネル
予算内で見た目がよく、厚みがあるものを買いました。
こいつも同様に必要なサイズを測っておきます。
タッカー・針
遮音シートを貼り付けるのに使用します。
貼り付け方を調べていたら画鋲で取り付けている方法を見たのですが、そんなことやっていたらとんでもない労力と時間がかかってしまいますのでコイツは必須です。
今回の作業くらいなら安物で十分です。
メジャー
貼り付ける壁のサイズを事前に測るだけでなく、作業中も貼り付ける部分を測りながらカットしていくのに必要です。
壁紙をDIYしてる人にはイメージが湧いて簡単だと思います。
(ちなみに僕は不器用なため、やったことがありません・・・)
長定規
遮音シートやレンガ調防音パネルをカットするラインを引くのに必要ですが、僕は面倒だったので少々斜めになってもいいやと思って、ラインを引かずにハサミでガンガン切っていました。
マジック
定規で遮音シートやレンガ調防音パネルをカットするラインを引くのに必要です。
引くとまっすぐカットできると思いますが、作業時間は長くなります。
ハサミ
まっすぐに切るにはカッターマットを敷いてカッターで切ったら良いのでしょうが、遮音シートがゴムシートのような材質で(ゴムそのもの?)カッターでは切りづらくハサミが使いやすいです。
ゴミ袋
レンガ調防音パネルは両面テープが付いていて、剥離紙をはがすと結構な量のゴミが出ます。僕は片方の壁しか施工しませんでしたが、45Lのゴミ袋が満タンです。
ウエットティッシュ
レンガ調防音パネルの剥離紙をはがすときに、安物だからなのか両面テープの糊が強力で、かなり手にベトベト付きます。
2~3枚貼るたびに糊を取らないと作業ができなくなっていくので、その糊を取るのにウエットティッシュが非常に便利です。
実際に施工してみて
ほぼイメージ通りに作業できましたが、予想外のことがいくつかあったので、記しておきます。
遮音シートの貼り付け
必要なサイズにハサミでカットしたのですが、切れやすくスムーズでした。
レンガ調防音パネルの貼り付け
両面テープの粘着が強く、剥離紙をはがすのが大変、手に付いた糊をふき取るのが大変です。
カットはハサミでやりましたが、カッターの方がキレイに切れると思います。
カットに使用したハサミは糊で刃先に限らず取っ手までベタベタになり、100均で買ったハサミのため、糊を取る手間の方が高く付くので捨てました。
また、糊が強力で貼り直しができないので斜めになったり隙間が空かないように注意が必要です。⇒二人で作業をオススメ。
またパネルの端と端は重ねる仕組みなっていますが、最初の方は気づかずに貼っていました・・・
施工時間
嫁さんと二人で作業して、約3時間です。
特にトラブルはなくスムーズに作業が進みました。
DIYが苦手で不器用な僕が、何の知識もなく独学でやった割には、安くうまく出来たんじゃないかと思います。
(嫁さんに感謝!)
工事してもタッカーの針穴しか開かないので、賃貸でも復帰が容易なのでお勧めです。
騒音がひどい場合は吸音材もかましたほうがいいと思います。
参考になれば幸いです。
後日談 パネルが剥がれ落ちていました
工事して8日後に部屋をチェックしに行ったら、なんとパネルが剥げ落ちていました!
どうやら防音パネルの方にもタッカー止が必要みたいです。
レンガのつなぎ目模様のところにタッカーをしっかり押し当てて打つと、留まります。
レンガ部分の厚みのある所だとうまくいかないし、打った針が目立ちます。
なお、パネルごとの四隅に打てば十分だと思います。
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