日本は世界で一番?ハイコンテクストカルチャー★異文化間コミュニケーション | 日本語教師AYAの日本語教育コーディネーター業!

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ICX日本語教育コーディネーターのAYAです!
 
皆さんは日本語を話す我々自身の
コミュニケーションスタイルが
世界の中でどんな位置付けにあるか
知っていますか?
 
コンテクスト(Context)いう面で見ると
世界で一番ハイコンテクストカルチャー
(High Context Culture)の国だと
言われています。
 
 
では、まず「コンテクスト」とは何か
文脈、脈略、状況と訳されますが
コミュニケーションの基礎となる
「文化の共有度合い」という言い方が
このテーマをお話しするのに
一番合っているかなと思います。

 

日本はハイコンテクストカルチャーだ!
と言われますが、一体どういうことか
一つ例を挙げてみますね。
 
上司が部下に、「なんだか暑いなぁ」と言ったとします。
部下はまず当たりを見回し、他の人の様子も見ます。「暑いですか」「そうですね」と、疑問というよりもどちらかというと同感に近いリアクションをするのではないでしょうか。
そしてエアコンの温度を確認し、「今温度を下げました。暑かったらまたおっしゃってください。」と言って席に座るでしょう。

 

あなたならどうしますか?
 
上司の発言でなく家族だったりすると
「窓開ければ?」とか「自分でやって!」
と語気を強めていうことも
あるかもしれませんねニヤリ
 
でもこの場合は
 
「なんだか暑いなぁ」という一言で
多くのことを察していますよね。
ものすごい文脈理解力だと思いませんか。
 
サーチ「何だか暑いなぁ」から
部下が想像する上司の心の声
サムネイル
 
君もそう思わないか?
誰が温度設定したんだ?
君、エアコンの温度下げてくれないか
部下だからそれくらいできるよな
(問題発言ですがうーん

 

さらに部下自身の心の声は
同調したほうがよさそうだな…
周りの人はどうだろうか。
やっぱり私がやるべきだよな。
エアコンのコントローラーはどこだ?
この温度で上司は納得してくれるだろうか?
もし「まだ暑いよ!」とか「下げすぎたよ!」と言われたらどうしよう。
じゃあ、様子をみて私がまた温度を変えますと伝えよう…
 
大丈夫かな、、、
 
サムネイル

 

おそらく上司の発言から
エアコンの温度を下げるまで
コントローラーが手元にあれば
数秒あるいは数十秒で済むことでしょう。
 
その数秒、数十秒でここまでのことを
考えるのです。
 
ハイコンテクストカルチャーである日本人は
一つの事柄、発言にとらわれず
それを包含する全体像を理解しようと
するのではないでしょうかね。

 

阿吽の呼吸暗黙の了解も同じことですね。

 

つまり

文化の共有度合いが高い

ということなのです。

 

このようなことは企業内だけではなく

日本人のコミュニケーションの方法として

日常的に存在するということが言えるのでは

ないかと思います。

 

異文化間コニュニケーション

 

ちょっと話は変わって
このようなハイコンテクストカルチャーを
持つ国は日本だけではありません。
 
韓国や中国、インドネシアなどアジアの多くの国がハイコンテクストカルチャーだと言われています。
またサウジアラビアなど中東の国もハイコンテクストのようです。
 
でもハイコンテクストカルチャーを持つ国の人が皆同じようなロジックで上記の例のように考えるわけではありません。
 
その国の文化的背景、習慣など
判断の基準や考えに至るプロセスは
まるで違いますので、
 
コミュニケーションの結果は
異なるでしょう。
 
 
こう考えると
日本には日本独自のコミュニケーションの
着地地点があるのではないかと思います。
 
 
これからますます海外からの人材が増え
日本人と共に働くことが多くなると
 
思いもしなかった
コミュニケーションのギャップや
誤解が生まれてくる可能性があります。
 
その前に
私たち日本人はまず
我々日本人のコミュニケーションの仕方を
 
世界の中ではどうなのかという視点で考え
 
客観的に自分たちのコミュニケーション方法を知る必要があると思うのです。
 
その上で
どうすれば「多様化」を受け止め
順応することができるのか
 
初めて
考えることができるのだと思います。
 
異なる環境で育ち、
異なるアイデンティティを持った外国の方に
上記のような高い文化の共有を求めて
 
できるだろう、なぜ分からないのかプンプン
 
などとネガティブな感情で
結論づけるのではなく
 
受け止め、共に考えるポジティブな感情で
円滑なコミュニケーションをとっていきたい
ものですおねがい
 
 
最後に
ハイコンテクストカルチャーが悪いのではなく
これもひとつの文化であり
ひとつの美徳でもあります。
 
 
それを海外の方に知ってもらうのも
私たち日本語教師や外国人人材を育成する者の役割であると考えています。
 
外国の方を雇用している企業の方や
地域の外国住民を支援されている方で
お困りの方がいらっしゃいましたら
お力になりたいと思っていますキラキラ
 
サムネイル

お問い合わせ
株式会社インカレックス
info@incollex.com
取締役・代表講師AYA

 

真の多文化共生社会実現のために
今日はハイコンテクストカルチャー日本の
ひとつの例をご紹介しました。
 
普段のコミュニケーションを
ちょっと客観的に見てみると
様々な発見があると思いますよ。
 
 
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