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靖國七月号「新型とはいえ所詮はコロナウイルスです。多くの人々にとっては風邪のようなものです。」という、聞き捨てならない論考

2020年07月04日 | 靖国神社日誌

2000年に一橋大学教授吉田裕先生の靖国神社講義を受講したとき、偕行文庫室の図書が2週間借りられることや、遊就館の無料入館などの利便があることを教示されて「靖国崇敬会」の会員になりましたので、毎月神社の社報「靖國」が送付されてきます。毎月2頁の論考が掲載されますが、百田尚樹氏をはじめ「皇国史観」に基づく論客ばかりですが、それなりに参考となります。しかし、七月号に掲載された矢作直樹(医学博士・東京大学名誉教授)の「新型コロナウイルス感染に想う」には、「新型とはいえ所詮はコロナウイルスです。多くの人々にとっては風邪のようなものです。」という、聞き捨てならない論旨がありますので、全文を「文字起こし」しましたのでご参照ください。矢作氏の経歴を見ると2016年、第24回参議院議員通常選挙に「日本のこころ」から比例区で出馬するが落選しています。


  

新型コロナウイルス感染に想う

  矢作直樹(医学博士・東京大学名誉教授)

 先の即位礼正殿の儀に際して高御座の御帳が開かれる直前に、それまで気象庁の天気予報通り降っていた大雨が急におさまり、皇居のすぐ上の低いところに横長の大きな虹が立ったことは、動画を通じて国内外にあっと言う問に伝わりました。それに対して、国内は言うに及ばず、国外からも「信じられない」「天の祝福」など。の声がコメントに上がっていました。
  何の予備知識がなくてもこの〝天皇晴れ〟の素晴らしさに素直に気付き感激するのは国内外を問わないと感心させられました。
  このようなことは、天皇陛下の国民への慈愛と、国民の陛下への心からの感謝の集金思識とがなせる業です。今の理屈で理解しようとする人達に向けては量子論の観測問題の敷衍(ふえん)で、「自分たちの意識が世界を作る」と説明することになります。ごく自然のことです。自分たちの思いの力の強さに気づくことがとても大切です。
  さて、メディアが欧米の〝大流行〟を煽る中で、三月十九日「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議(以下専門家会議)」は、接触機会を減らして医療崩壊を防ぐために〝国民の行動変容〟を提言しました。三月二十五日、小池百合子東京都知事が政府に先走って「ロックダウン」「ステイホーム」を連呼し、外出自粛を強く要請しました。多くの国民は、事実を見ず、自分で考えることをせず、「感染しない、させない」という自利利他的な標語が合言葉となって、集団催眠にかかったがのように〝外出自粛・休業〟にすがりつきました。

 そして、政府も四月七日に「専門家会議の提言や世間の同調圧力により目標(解除の基準や期限)を定めずに〝緊急事態宣言〟を発出し、外出自粛等要請をしました。そして五月四日、政府は専門家会議の提言に従い、再び解除の基準や期限を定めずに「緊急事態宣言」を延長しました。
  日々資金繰りに四苦八苦し、解除の日を一日千秋の思いで待ちわびた人達にとって、政府のこのような先の見えない先延ばし策は辛いものです。 このような状況を引き起こした新型コロナウイルス感染症について現況を概観します。
 まず事実確認をします。感染者数の多い欧米と日本の問の流行の違いについてみて行きます。左の「国別・ 新型コロナ新規感染者数(100万人当たり・7日移動平均(*)」の図をご覧ください。


  欧米と日本とを比較すると、これらの国々の山の高さ(感染者数)が日本(ほぼ平坦にみえる)と桁違いであること、アメリカを除くと日本も含めてこのような国々で新規感染者数のピークを過ぎて減少に転じていることがわかります。
  この図でもっともピークの遅い日本は、四月十二日がピークです。次の図を御覧下さい。

専門家会議の五月一日の提言からです。この新規感染者数はPCR検査を経た〝報告日〟で、実際の感染から発症まで平均五日、さらに実際に検査結果の報告まで一週間とすると、実際の〝感染した日〟は二週間近く前になります。感染ピークということは、それ以後は「一人の感染者から実際に直接感染する人(実効再生産数)が一人未満」、つまり感染拡大は三月末からこの一ケ月半縮小に向かっていることになります。
  まず、欧米と日本と違いを生む可能性として
  (一)受療行動・診断の精度・死亡    診断書記載の違い(米国のようにCDC)疾病予防管理センター)が死亡診断書記入に際して疑わしいものは新型コロナにカウントするよう介入した
  (二)日本人と欧米人の新型コロナへの親和性の違い(含:組織適応抗原、腸内細菌叢の違 い、これが最も大きいのでは ないかと示唆させられる研究報告が出てきています。つまり 新型コロナへの耐性が根本的に違うということです。
  (三)地勢的要因の違い古来、大陸からさまざまな感染が持ち込まれて耐性がついた
  (四)新型コロナの遺伝子型の変化 日本はA型で欧米は変異したC型が主。
  (五)日本と欧米での政策・国民の行動制限の違い厳しい行動制限は免疫力を落とす
  (六)日本では、結核予防のためにBCG接種が行われていること
  (七)5Gの普及の違いヨーロッパは周波数が高く身体への影響が強い与が普及しっつあります。一方日本はこれからです。
  (八)生活習慣白保清意識が高い。また和食、とくに自然塩、発酵食品、海藻、緑黄色野菜(抗酸化作用)・果物(ビタミンC])、鮭・    みかん・卵(ビタミンD)、緑茶、玄米などは自分の免疫能を上げると考えられてきました。
  (九)心持ち本来日本人は万物に感謝し共生してきました。こここそが本来最も大切なのに、今世間を見ると心もとないかぎりです。
などが考えられます。
 人々の不安・恐怖を煽る要因として「新型コロナが猛威を振るっている欧米のようになるのではないか」、といことがあげられています。しかし、今まで見て来たように、日本は決して欧米のようにはならないでしょう。


  【これから】

 ウイルスが直接生体に及ぼす影響(炎症作用)以外に、体内に常在している別の細菌に感染して、その感染された細菌が炎症作用を起こす可能 性があることを示す幾つかの報告が出てぎました。古くからある抗マラリア薬とマクロライド系抗生剤の併用により病状に著効したという報告や、患者の肺組織から実際に新型コロナに感染された細菌が見つかった、というたいへん重大な知見が得られました。
  なお、四月四日、トランプ大統領は「連邦政府は新型コロナ患者治療に使えるよう緊急医療用品の連邦備蓄に大量のマラリア薬を置いた」と述べました。このように患者さんと医療関係者とのおかげで感染者の治療に新しい可能性が開けてきたことはとてもありがたいことです。
 また、五月五日、売り上げ世界二位の大製薬会社ファイザーがワクチンの臨床治験をはじめると発表しました。臨床治験をはじめられるほど完成度が高いということはすでに相当前から綿密に想定し準備していたということです。
  さて、もとにもどって考えると、新型とはいえ所詮はコロナウイルスです。多くの人々にとっては風邪のようなものです。各国の首脳は去年の年末には感染伝播を知っていたわけです。これから明らかになっていくでしょうけれど、すでに日本人のそこそこの割合の人は感染清で、液性免疫により抗体を作っている人と、まだ実態調査されていないですが細胞性免疫でやりすごした人とがいます。
 世間で〝高リスク〟と言われる後期高齢者に近いトランプ大統領がなぜマスクをしていないか考えてはしいものです。
  究極は、「罷ったら罷っただ」、と潜在意識のレベルまで腹をくくることです。
  実は、もっと大きな動きに備えないといけない時期にきています。そもそもこのウイルス騒動は、米中戦争が最終段階に入って来て、アメリカの主導のもとカナダと共同で、新型のウイルスをつくったものと武漢病毒研究所との関連を示唆されるくらいです。もちろん当事者のアメリカはお得意の目くらましで自国にも感染を広げましたが。
  今、中華人民共和国の軍事戦略の第一列島線(日本の琉球列島台湾~フィリピン~ボルネオ~ベトナム)の南西方面でアメリカ軍の主導下
で、日本、台湾、オーストラリアが合同演習という名のもとの実戦演習を着々と遂行しています。
  これから、本当にさまざまなことが起こるでしょう。そういう状況の中で私たちは、「何が起こっても決して自分を見失わないこと、周りの人々を思い遣り寄り添うこと」を心がけていきたいものです。

(了)

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