ナンプレふぁんのひとりごと

ナンプレは初級から上級に行くにつれて解きにくいですね。

簡単な新しい原則を見つけましたので、是非ご覧ください。

「款冬」

2024-04-18 08:15:42 | HPより

近頃の私の手法は、数字の繋がりでは無く形で進めるので、ロジックと云うよりも定跡ではないかと記しました。

ふきのとう定跡もその類のごとく形です。調べていくうちに二つの型が有るのに気が付きました。

A型・・同じ数字の二択マス2個(本当の隠れ二国同盟)と確定マス1個

B型・・同じ数字の二択マス2個と別の同じ数字の二択マス2個

以上です。続きは本文で。

 

今回の題材は、numpl_npm さんに紹介して頂いた外国の方のHPに載っている作品で、次の図です。

        

私はこの作品を「款冬」(かんとう)と名付けました。

予告に記載しましたが、「世界一の難問」より難しいと思います。

        

候補数字を入力したこの図から解き始めますが、攻め口がなかなか見つかりません。

        

従って、U字型を1回だけ使います。上段ユニットで、9はで7と三回同居で9-7の磁石候補の時6と同居しないので9と6は同種です。

        

また、で9は7と一回同居で9と7は異種です。これはどちらかは誤りです。どちらが誤りでも6と7は同種になります。同種は同居しないので、は削除されます。

        

こちらのも削除されます。

        

ふきのとうA型です。に7の強リンクが有ります。

        

には6の強リンクが有ります。

        

この4マスに6と7と9は必ず入ります。が決まるとが決まります。この9と7は数字は違いますが一心同体です。

        

また、が決まるとが決まります。

        

そして、が決まるとが決まります。

        

3図を重ねるとこの図になります。

        

ふきのとうA型ですので、6・9の二択マスが2個出来てが消えると。

        

に7が確定します。7で進めて、

        

同じ数字の二択マス2個は、本当の隠れ二国同盟になります。

        

ですので、が消えて、続けてが消えます。

        

流れ星 です。通常ナンプレで流れ星が出現するとは思いませんでした。

第2行の5は、左・中・右 ブロックに各1個です。この中の1個は必ず確定します。

        

に5が確定すると、に5が確定します。

        

そして、に5が確定すると、に5が確定します。

        

色を付けるとこの図になります。

        

また、に5が確定すると、別色が入ります。

        

同じ領域に同色の同数字は入れませんので、は削除されて続いても削除されます。

        

従って、の5が確定します。5で進めて、

        

ふきのとうA型です。に9の強リンクが有ります。

        

が決まると4・8の二国同盟が出来て、は2・5の二択マスになります。

        

そして、に9が決まるとも2・5の二択マスになります。

        

の3マスで本当の隠れ二国同盟と確定数字が出来ます。

        

が削除され、

        

続いてが削除され、の9が確定します。

        

9で進めて、

        

二国同盟で、

        

6で進めて、

        

二国同盟で、

        

中央ブロックの5で進めて、

        

中側ユニットを少し整理します。

        

は一心同体です。

        

が決まるとが決まります。

        

一方の色が決まっている二択マスと強リンクには反対色が入ります。

        

従って、は削除されます。

        

続いても削除されます。

        

3で進めて、

        

この図になります。次はふきのとうB型です。

        

に必ず入る数字は4と7です。ですので、4・7の二択マスが2個出来ます。

        

は4・7の二択マスですので、続けては削除されます。従って、第4列に1・5の二択マスも2個出来ます。

        

中下ブロックの5で進めて、

        

の4は同一列・同一ブロックの3個型弱リンクです。どれかは必ず確定します。

        

が決まるとが決まります。

        

また、が決まるとが決まります。

        

すると、にはも入れませんので、削除されます。

        

第6行の4で進めて、

        

が決まるとが決まります。

        

そして、が決まるとが決まります。

        

重ねるとこの図になります。

        

との共通の領域に有るは削除されます。

        

強リンクでが入り、との共通の領域に有るが入ります。従って、は削除されます。

        

2で進めて、

        

8で進めて、

        

二国同盟で、

        

1で進めて、

        

3で進めて、

        

7で進めて、

        

2で進めて、

        

三国同盟で、

        

9で進めて、

        

6で進めて、

        

4で進めて、

        

5で進めて、

        

1で進めて、

        

4で進めて、

        

二国同盟で、

        

左上ブロックの8で進めて、

        

2の奇数個連鎖です。から右へ 強・強・強・強・強・強・弱 で、の2が確定します。

        

2で進めて、

        

3で進めて、

        

7で進めて、

        

8で進めて、

        

正解です。

        

超難問でしたね。この作品を既存のロジックだけで解ける方は相当な達人でしょうね。日本では鬼軍曹さんを含めて数人でしょう。私は難しいロジックは知らないし覚えることが苦手な方なので、新手に走ります。

最後になりましたが、作品名の「款冬」は 山菜ふきのとう の別名です。

 

次回は、いちごナンプレ研究所 さんの超難問の作品で、次の図です。

        

私はこの作品を「あまおとめ」と名付けました。作家さんのコメントは 相棒 だけですが、いちご で 相棒 で 左上からの斜め3ブロックは魔方陣 の特殊ナンプレです。この条件を全て無視して眺めて解いてみました。勿論性格の不一致の別居 も禁止です。無謀だとお思いでしょうが、その逆です。全てのマスに候補数字を入力すると、多分仮定法が必要になると思います。

        

ご覧頂きまして有難うございました。        


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