紀和町立上川中学校 後編 | 日本廃校行脚

日本廃校行脚

主に近畿地方の廃校を探索しております。
いずれは日本全国の廃校を探索していく予定です。

2019/5/3訪問

 

前編はこちら

 

かなり歩いたせいか、思いのほか疲労を感じながら探索を続ける・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

では次は職員室を覗いていこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先程の図書室同様に床の傷みが激しい状態で、立ち入るのは危険なようだ。

 

パソコンなどの備品は荒らされることなくきれいに残っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

隣の教室は机の上に書籍が沢山積み上げられている。

 

ここは他の部屋の中でも一番傷みが少なかった。

 

もしかしたら、図書室の書籍をここに避難させてのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グランドピアノにアコーディオン・・・ここは音楽室だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋根から壁まで朽ち果て崩壊している。

 

これは加茂小学校 倉見分校でも見られた光景であり、長年放置された木造建築はこのようになる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一番奥はおそらく理科室だと思う。

 

隅っこの壁は、腐食して無くなっているのが分かる。

 

しかし、この校舎は痛みは激しいものの、盗難などはあまり見受けられない。

 

それだけ、ここに来る者は殆どいないのだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

階段を登る。

 

先程の小学校と違ってここの階段は注意が必要だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここにも大きな穴が・・・

 

崩落の危険性は大いにあるので、そそくさとカメラに抑えて出よう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

二階の教室は殺風景な空間となっている。

 

床一面が散らかっている理由は、窓側の壁にあるのだが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流石にこれを見た途端足がすくんだ。

 

これだけ著しく崩壊しているのに建物自体が倒壊ぜずに残っているのは奇跡に近い。

 

しかし、何れは最悪の事態になるのも時間の問題だろうと思う。

 

さて、危険なので早くここから出よう・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

校舎の隣には講堂が建っていたのだか、こちらも傷みが激しいのと、

 

施錠がしっかりとされているので外観のみの見学とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

校舎から出た時にはかなり疲労困憊になっていた。

 

歩き疲れたというのではなく、これまでにない妙な胸の苦しさを感じていたのだ。

 

色んな風景や残留品を見て、かつての生徒達の思いや魂を感じてしまったのか?

 

まぁ、何とも言えないが・・・ もしかしたら・・・

 

ここを学び舎にしていた人々の思い出が、今もなおこの校舎に宿っているのかもしれいない・・・

 

今回は特に濃厚な探索となったので、本日はここまでとしよう。

 

近くの温泉でゆっくりして、道の駅で車中泊する。

 

紀伊半島の廃校探索はまだまだ続くのであった・・・

 

おわり

 

 

 

 

 


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