福島の汚染水問題解決が急がれてます。トリチウムを分離することが困難(できぬ)なので、そのまま海に放棄(こういう書き方がまたニュアンスを加えるのですが)するしかないところですが、反対も強いことです。まず地元の漁業関係者さんたち。せっかくやっと福島産の魚介類を飼ってくれるようになってきたところにまた風評が・・です。よくわかる理由です。が、科学的にはトリチウム水は無害で、どこの国の原発でも海洋廃棄されているものなのだそうです。科学的事実と現場の対応との落差はコロナ対策での右往左往見ているだけで頷くことですが、放射能被害についての方が先で重大でしたね。姑息策としてあれだけ貯蓄タンクを作っても、そりゃ必ず限りが来ることは誰でもわかります。あの映像が全てを物語ります。それが実はほとんど無害なものだと聞くと、どうなの?ではあります。ここに総論賛成各論反対の一般世論の壁が見えるわけです。でも、ここで決定するのが政治ですからね。ここ10年世論に沿ってきたことでしたが、ここが決定の時期なのでしょう。