台北から約1時間「基隆」の廟口夜市は美食の宝庫
台北からバスか電車でおよそ1時間いったところに、
基隆という港町があります。
基隆には廟口夜市という
お寺を中心に広がった夜市があり、美食の宝庫なんです。
その美食を目当てに、基隆に行ってきました。
ちなみに台湾観光で欠かせない「夜市」は、
その大半がお寺を中心に広がっていったもの。
(もしくは学校のそばで発展していったもの)
夜市のド真ん中に突然お寺が出現するのはそのためです。
人が集まるところに、食も集まる。
台湾の人々の生活の中心にはお寺があるということがわかります。
台湾の宗教は日本と同じような感覚です。
仏教がベースにありつつ、
先祖を大切にし、神様がたくさんいる。
お参りする頻度も高く、信仰心は日本のそれより厚いです。
信仰心というのもなんだか堅苦しい気がします。
縁起とか験担ぎと言った方がしっくりきますね。
と、基隆に話を戻しましょう。
基隆は台北の東北の海岸沿いに位置する街。
以前記事にした野柳という面白い風景が見れる場所も近いんです。
野柳以外にも、基隆のすぐそばには絶景が観れる場所がたくさん。
夜市で美食を堪能する前に、その中のひとつに行ってみました。
それが「和平島」
基隆の駅からバスで30分ほどの場所です。
美しい海!美しい景色!
野柳地質公園と同じ海岸線だからか、岩の質が同じです。
空がだんだんと茜色に染まっていく中を散策。
最高な時間帯に来れました。
また、わたしたしが行った夕方にはもう閉まっていましたが、
岩と海水でできた自然と一体のプールもあるので、
午前中か昼ごろから行って楽しむのもよさそうだなと思いました。
美しい夕日が海に沈むのを見送ったあと、
来た時と逆側のバスに乗り込んで、お待ちかねの廟口夜市へ!
提灯がずらりと並んだ道にギッシリと店が並びます。
左右どこをみても美味しそうなものがたっくさん!
人もたっくさん!
廟の中までテーブルが並び、とても賑やかです。
廟口夜市は、お店全てに番号がふられていて、
目当てのお店が探しやすいようになっています。
とはいえ、今回は事前リサーチは無し!
いきあたりばったりです。
そんなときに美味しいものを見つけるコツはただひとつ。
台湾では行列の先には必ず美味しいものがある!
日本だとそうとも限らなかったりするんですけどね。
台湾の人たちは日本人以上に食への情熱が強い気がします。
というわけで、そんな経験と嗅覚と勘だけをたよりに、
美味しいものを探します。
まずは天婦羅。
こめんなさい、お店の番号を控え忘れました。
が、ひときわ長い行列ができているので、すぐわかると思います。
台湾で「天婦羅」は、さつまあげのこと。
ぷりっぷりで味のしっかりついたさつまあげに
甘めのタレをかけて食べます。
この天婦羅がほんと絶品!!!
モチモチプリプリで、
今まで食べたどの天婦羅よりも美味しかったです。
これをツマミに一晩お酒飲んでいられます。
ああ、もういちど食べたい・・・!
次は一口香腸生ニンニク添え。
ニンニクは生なので辛いです(苦手な方は無しにもできます)が、
それが台湾の甘い腸詰とよく合うんです。ニオイはご愛嬌。
天婦羅もですが、これもビールとの相性は最高です。
いくらでも食べられます。
ちなみにビールはコンビニで入手してくださいね。
つづいて螃蟹羹は蟹のとろみスープ。
それと油飯はおこわ。
この2つはぜひセットで食べてもらいたい。
どちらも海鮮の出汁が効いた優しい味付けで、ぺろりと完食してしまいます。
最後にデザートで、シャーベットのようなスムージのような泡泡冰。
もうね、どこで何を食べても、
ほんっとうに美味しかったです。
お腹いっぱいになってしまったのであきらめましたが、
こんな魅力的な海鮮たちも。
やはり港町は食が最高です。
基隆の廟口夜市は夜市といいながら、実は昼から営業しているんです。
とはいえやはり賑わいのピークは夕方6時以降。
人混みが嫌な方は、それを避けて昼に来てもいいかもしれません。
そして昼からやっているせいか、実は夜も終わるのは早め。
通常の夜市は24時ごろまで営業していますが、
ここは22時くらいになると、営業を終えるお店もでてきて、
静かになっていきます。
夢中で遊びすぎて台北へ戻れなくなるなんてことも
よっぽどでない限りないので安心ですね。
バスも電車も「基隆」行きがあって簡単で、台北からたった1時間。
台北市内の夜市とはまた違った空気と美食を楽しめますよ。