森の空想ブログ

祝祭の初発を見た一日 「宮崎太陽のまつり」/劇壇井上天幕「月が喰らう」序々舞台 井上詩篇の総集編

 きりりと身を引き緊めるような寒さの由布院から南へ向かうにつれて、風景がほかほかとのどかになり、川の水も温んできているような気がする。

 宮崎へ帰り着き、一夜が明けると、あたたかな陽光がふりそそぐ祝祭広場が現出していた。吟遊詩人井上大輔(通称大ちゃん)が主催した「劇壇井上天幕<月が喰らう>序々舞台 井上詩篇」の総仕上げとなる会場だ。

 この企画は、正月の1日から14日間、私どもの運営する「友愛の森空想ギャラリー」を会場としてぶっ続けに開催された音楽・舞踏・アートなどの企画がこの一日に収斂されて、朝から夜まで総集編的に演じ続けられ、そこからまた九州を巡る旅に出るという壮大かつ破天荒な試みだ。折から、コロナ感染症は第六波のさなかにあり、緊張は極限状態にあったが、集まってきたのは常連というべき顔なじみの人たちだから、感染症対策などは万全にして来場してくれたものだ。

 竹林を切り開き、ゴミ屋敷化していた古民家を片付け、改装して「友愛の森生活学校」とした建物とその前面の広場には、ティピ二基が建ち、キッチンカーが出展し、手作りの小物やお菓子、食べ物などを並べた出店が出て、華やかな色彩を添え、古代の祝祭の場のような景観となっていた。再生されたこの地に、舞台が設えられ、次々に演者が登場し、音楽が奏でられ、太鼓の音が響き、踊りの輪が出来ていった。この地が荒地だったころから参加してくれている少年・少女たちも音楽ユニットを結成して、ステージを務めた。古くは、寒中のこの時期には「鬼追い」の行事があり、「どんど焼き」などの火祭りで疫病鎮めを行い、子どもたちが仮装して村を巡る祭りなどがあった。失われて久しいこれらの祭りの記憶が、この日の広場には満ちていたように思われる。そして、新しい「まつり」のかたちが新しい世代の人たちによって模索され始めているという実感もある。現下の都会では実行不可能なことが、ここ宮崎というフィールドではさしたる困難もなく実現しているという実態も見逃せない。時代の必然というべき流れがここにあると言ってもいいだろう。その現場は、祝祭の初発というべきエネルギーに満ちた空間である。

 

 参加した人たちの投稿を拾っておこう。

【静岡から旅の途中で立ち寄ったSumieさん】
#森の空想ミュージアム
#友愛の森生活学校
#宮崎太陽のまつり
意思を働かせるより
わかりやすいサインにのっかって
また宮崎へ♪
前日、湯布院でお会いできた #高見乾司 さんにまずは会いに行き、ギャラリーを見せてもらった
壁中、お面だらけ👺!!!
圧巻でした。
そのままなんだかお茶やお昼ごはんやコーヒーまでご馳走になっちゃいました(^人^)自然に、当たり前のようにシェアしてくれる人たち。豊か。
ありがちゃい。
2日連続たくさんお話しできて、嬉しかったぁ。
丁寧に煎れられたお茶をいただくのも久々だった。湯冷しを使って、ちゃんと旨味のあるお茶を煎れていただいた。ほっこり🍵
そのあと、太陽のまつり会場、
友愛の森生活学校へ。
最初、知らないひとばかりですこし落ち着かなかったけど
笑顔で話しかけてきてくれる人や、無邪気な子どもたちがいーっぱいで
静岡のみんなと重なったりして、安心しながらウロチョロ。
家屋の入口でうどん屋さん出店してたはっしーさんが少しこの場所の説明をしてくれて
(友愛の森は福祉施設の土地で、この会場は昔孤児たちが暮らしていたらしい。長いこと使われていなくて荒れ放題だったのを、仲間たちでフルリノベ中とのこと。ビビった)
2階も上がっていいよーとのことで
しばらく2階の窓辺に座ってライブを聴いたり様子をみて楽しんでた
そしたら今回誘ってくれたえみちゃんや、ちひろさんも見つけて再会💓
まつりのクオリティは高くて、濃くて
なんで来ないかもしれない選択肢を持ってたのか不思議なくらい、わたし好みのイベントだった😆💖
たくさんの出逢いあり、また再会したいしできそうな人たちがいっぱい。静岡に呼びたい人っちも😆
夜まで遊んで、
焚き火で沸かしたお湯を湯たんぽに、ほくほく就寝😴
.
夜の気づき
わたしは、あったかいコミュニティづくりが
ずっとテーマで、大事にしたいこと
幼い頃から人間関係が苦手で(過適応からの不適応)
居場所をいつも探してたからというのもあるんだけど
大人になって、心触れ合える、共感共鳴し合える人は、世界にいっぱいいるって知って嬉しくなって
距離は関係なく、そういう嬉しくなれる仲間ともっと会いたいし、深めたいし、おもしろいもの生み出したいと思うようになった(というより生まれるに違いないという確信)
それでも合わない人とも、どう共通言語を見つけるか、
めっちゃがんばってたのだけど、完全にあきらめた
その時がきたらどうせ分かり合えるから、わたしの役割をやろう
お互いの大事にしたいものを尊重したり
自分自身を大切にできる関係を
おせっかいじゃなく、身を削るじゃなく
心が望んで分け合える、ギフトしたくなる、
喜んで受け取って、またどこかへギフトしたくなる、
そういう世界に完全シフトしてく、
後ろの扉が、閉まった感じ🚪
 
【最初からかかわってくれている右下友子さん】
午後からは太陽も顔を出してくれました
太陽のまつりに関われて私も子ども達も
準備の時から楽しい時間を過ごしました!
我が子はお友達と初バンド!
皆さんが盛り上げてくれて、メンバーの皆とても嬉しかったそうです❤️
ありがとうございました‼️
出店の皆様もありがとうございました❤️
生活学校が、これからもたくさんの人が集まる場所になりますように🌿
長女が「太陽のまつりがあるなら、月のまつり、水のまつり、火のまつりもあるといいね!」と🤭
【ファミリーで参加してくれている いとうるかさん】
木城の森の生活学校で開催された 太陽のまつり。
参加する人、ステージに上がる人、売る人、買う人、こども達皆笑顔で、まさに
愛と平和のパワーで会場中が満ちていたまつりでした💖
宮崎や九州各地からのアーティストさんたちのパフォーマンスやワークショップ、美味しいオーガニックフード💖
おまつりは夜まで続き、火を囲んで踊ったり、唄ったり。太古の人々の生活はこんな感じだったのかな。
焚き火を囲んでいると、穏やかな気持ちになって、隣に座ってる人と自然に会話が弾んだり、みんなで歌を唄ったり。
私たちが便利さを手にいれてきた代わりに置いてきたものは、人間らしく生きていくのに大切なものなのかもしれないな。これからそれを取り戻していこう。
主催の大輔さん、そして大忙しだった哲朗さん、fika gokkoの皆さん、誘ってくれた友子さん、本当にありがとうございました❤️
ますます平和の輪が、ここ宮崎からひろがっていきますように🍀
 
 
 

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