CTM CE220をレビュー。耳のフィット感が良好で本格的なイヤモニ

CTM CE220 横から撮影

ぎたすけ

見た感じからしてプロのイヤモニって感じだな

たけしゃん

CTMは有名なカスタムIEMメーカーだからね。造りが本格的で良いよね
補足

ヒビノ様よりデモ機をお借りしました

CE220の評価
音質
 (4)
使いやすさ
 (5)
普段使い
 (3.5)
価格(37,400円程度)
 (4)
総合評価
 (4)
メリット
デメリット
  • クリアで明瞭。迫力もある
  • 快適な装着感でホールド力も高い
  • 低音域はやや薄い
CTM
¥37,400 (2024/04/27 08:50:10時点 Amazon調べ-詳細)
CTM
¥37,400 (2024/04/27 08:50:10時点 Amazon調べ-詳細)
この記事の著者
音楽ブロガーたけしゃん

ミュージシャン

たけしゃん

tkshan

プロフィール

ギター弾き語りのシンガーソングライター。長年の音楽活動や音楽の仕事で得た知識・経験を基にブログを書いています。
雑誌の音楽記事執筆、音楽専門書の執筆(工学社)、nana公認クリエイター、IPC VOICE STUDIO公認ボイストレーナーです。
プロフィール詳細お問い合わせ

CTM CE220

CTM CE220 全体を正面から撮影
お借りしたのはSMOKEカラーです
型式バランスドアーマチュア型
ドライバー×2
入力感度124dB SPL @ 1mW
周波数特性20Hz ~ 16kHz
インピーダンス20Ω @ 1kHz
本体重量5g

世界中のプロミュージシャンから支持を集めるカスタムIEMメーカーCTMのCE220です。

カスタムIEM

耳の型を取って作るイヤモニ。既製品のイヤモニはユニバーサルIEMと呼ぶ

CE220はユニバーサルIEMなので、プロユースのスペックながら手が出せる価格帯になっています。

CTM CE220 ドライバー部分

音質が良いのはもちろん、付け心地も快適でかなり使いやすいですね。

まずはCE220の製品仕様から解説していきます。

仕様を飛ばして、レビューを読みたい方は<CE220をレビュー>を参照ください。

BA型ドライバー2基搭載

CTM CE220 ドライバーとイヤーピース

CE220はバランスドアーマチュア型ドライバー2基搭載のイヤモニです。

ドライバーが2基搭載されていることで、音が明瞭で迫力のあるサウンドを実現しています。

サウンドを聞いてみると、やや低音域は薄く感じますが、中高音域が明瞭なので歌モノは聴きやすいですね。

独自開発のユニバーサルフィットデザイン

CTM CE220 ドライバー部分

CE220は「どんな耳にも合う」CTM独自開発のユニバーサルフィットデザインを採用しています。

このデザインは耳型採取の手間なく、カスタムIEMと同等の優れた装着感を実現したと商品説明に記載があります。

実際に付けて見ると、素晴らしい付け心地です。

CTM CE220を装着した画像

圧迫感もなく、浮いた感じもなく、絶妙なフィット感です。

耳にかけるフック部分の動きも良好で、着脱がとても楽な点も良いですね。

ユニバーサルIEMでこれだけのフィット感が得られるのはすごいなと思いました。

この装着感がCTM CEシリーズの一番の強みと言えますね。

純度99.99% 無酸素銅導体を使用した4 芯ケーブル

CTM CE220 ケーブルタイとケーブル

CE220には高品質な無酸素銅導体使用の4芯ケーブルが付属しています。

また、ツイストケーブルが採用されており、ケーブルタイもついています。

音質・耐久性ともに良さげなケーブルですね。

CTM CE220 3.5mm端子

端子は2-Pin(0.78mm)が採用されており、リケーブル可能な仕様となっています。

付属品

CTM CE220 パッケージ
  • イヤーチップ 6ペア
  • 標準プラグ変換アダプタ
  • ジッパーケース

CE220の付属品は上記の3種類ですね。

イヤーチップはシリコンとウレタンフォームのS/M/Lで6ペアはいっています。

CTM CE220 付属のイヤーピースと6.3mm変換アダプタ
左が標準プラグ変換アダプタ、右がイヤーチップ

標準プラグ変換アダプタは3.5mmから6.3mmに変換するアダプタですね。

また、ジッパー付きのケースも付属しています。

CTM CE220 ケースを開けたところ

必要なものは一通り揃っています。

CTM
¥37,400 (2024/04/27 08:50:10時点 Amazon調べ-詳細)
CTM
¥37,400 (2024/04/27 08:50:10時点 Amazon調べ-詳細)

audio technica AT-UMX3のバナー(PC)PR

CTM CE220をレビュー

CTM CE220 全体を正面から撮影
CE220の評価
音質
 (4)
使いやすさ
 (5)
普段使い
 (3.5)
価格(37,400円程度)
 (4)
総合評価
 (4)

それでは、細かくCE220をレビューしていきます。

はじめにメリット、デメリットを箇条書きでまとめると以下の通りです。

メリット
デメリット
  • クリアで明瞭。迫力もある
  • 快適な装着感でホールド力も高い
  • 低音域はやや薄い

特筆すべき点は装着感ですね。

着脱も楽で、程よいホールド感で遮音性も高いです。

ライブのイヤモニなど、モニター用途で使うにはかなり良い感じだなと思いました。

音は明瞭で低域はやや薄め

CTM CE220 ドライバーとイヤーピース

CE220で色んなサウンドを聞いてみました。

まず、感じるのは高音域中心に明瞭で迫力がある点です。

音の定位もわかりやすく、モニター用途で使うには良いと感じました。

CTM CE220 全体を正面から撮影

一方でBA型なのもあり、低音域はやや薄めに感じました。

ダイナミック型のイヤモニと比べると、ベース音の存在感などはかなり弱く感じます。

自身がモニターしたい楽器にもよりますが、リズム隊の音を重視するなら上位のCE320まで頑張ったほうがいいと思いました。

CE320

CE320はBA型ドライバー3基となるので、低音域もしっかり出ています。

逆に歌やウワモノ中心に聴くなら、CE220で問題ないと感じました。

CTM
¥52,800 (2024/04/27 08:50:11時点 Amazon調べ-詳細)

また、音の作りとしてはやはり、イヤモニという感じの音です。

味付けなどはあまりなく、原音に忠実なサウンドになっています。

装着感はとても良い

CTM CE220を装着した画像

CE220は装着時のフィット感がとても良いですね。

圧迫される感じもなく、かといって浮いている感じもありません。

遮音性も高く、周りの音はちゃんと聞こえなくなります。

CTM CE220 ドライバー部分

また、スッと耳に入るため、着脱も楽です。

私は普段、ゼンハイザーのIE 100 PROやSHURE SE215 SPEなどを使っていますが、装着感に関してはCE220のほうが良好に感じました。

ゼンハイザー IE 100 PRO
ゼンハイザーIE 100 PRO

ライブステージでの利用では付け心地とホールド力が重要なので、CE220はかなり良いと感じました。

このへんはさすがカスタムIEMメーカーとして有名なCTMといったところですね。

CTM
¥37,400 (2024/04/27 08:50:10時点 Amazon調べ-詳細)
CTM
¥37,400 (2024/04/27 08:50:10時点 Amazon調べ-詳細)
 

CTM CE220 まとめ

CTM CE220 全体を正面から撮影
  • カスタムIEMメーカーとして有名なCTMが販売するユニバーサルIEM
  • BA型ドライバー2基搭載で明瞭で迫力のある音
  • 付け心地がとてもよく、程よいフィット感

ぎたすけ

見た目通りでイヤモニとして使いやすそうなイヤホンなんだな

たけしゃん

そうだね。音質や付け心地をみても、イヤモニとしてはかなり使い勝手良いんじゃないかと思ったよ

CTM CE220のレビューでした。

触ってみた所感としても、普段使いよりはイヤモニとしての用途に寄った製品だと感じました。

ユニバーサルIEMながら、非常に優れた装着感でライブステージやサウンドチェックではとても使いやすいです。

CTM
¥37,400 (2024/04/27 08:50:10時点 Amazon調べ-詳細)
CTM
¥37,400 (2024/04/27 08:50:10時点 Amazon調べ-詳細)

関連記事

audio technica ATH-E70のカナル型イヤホンイヤモニ(モニターイヤホン) おすすめランキング ベスト5。選び方から使い方まで徹底解説! ゼンハイザー IE 100 PROSennheiser IE 100 PROをレビュー。イヤモニ・リスニングのどちらでも優秀なイヤホン SHURE SE215 Special EditionSHURE SE215 Special Editionをレビュー。1万円近辺のベストセラーイヤホン Senheiser IE 400 PROSennheiser IE 400 PROをレビュー。ドラマー・ベーシスト向けの本格的なイヤモニ モニターヘッドホン 6台モニターヘッドホン おすすめランキング10選。DTM・歌ってみた・配信で使いやすい製品を徹底解説