星みるみち

日々の出来事や感じたことなど、有益な情報をお伝えする雑記ブログです。

呼吸法の効果

山の頂上で外界を見下ろして深呼吸する

私たち、休むことなく呼吸していますよね。

呼吸していることが、生きているということです。

 

その呼吸ですが、凄く大切というか・・・

ただ、生命維持のために呼吸しているのでは無いということです。

 

例えば、呼吸法でネット検索してみると、ヨガの呼吸法が紹介されています。

また、呼吸によって、血流を良くするとか、自律神経を整える・・・

 

さらに、陣痛時のラマーズ法という呼吸法などの情報を得ることが出来ます。

このように、呼吸は私たちの体に重要な役割を果たしているということですね。

そこで、今回は、ふとした疑問を解決するために呼吸法について調べてみました。

テニスプレーヤーの呼吸法

息を止めてプレイするテニスプレーヤー

私はテレビでテニス観戦を観ることを楽しみにしています。

そこで、テニスのサーブを打つときは、息を吸い込んで、トスを上げます。

 

そして、息を止めてサーブを打つと同時に一気に息を吐きます。

また、息を止めたままサーブを打つ選手もいますね。

 

それは、世界ランキング1位、オーストラリアのアシュリー・バーティですね。

彼女はサーブを打った後、ほっぺたがパンパンに・・・これを見ると息を止めてサーブをしているようです。

 

このように、選手によって、息の使い方・・・つまり、呼吸法が違ってくるようです。

いずれにしても、呼吸のタイミングは凄く重要だということですね。

 

考えて見れば、息を吐きながらサーブを打つことは不効率です。

やってみると、なんか、力が入らないというか・・・

 

なので、一気に強い力を出すときは、思いきり息を吸い込んで止めたときにパワーを引き出すことができるのです。

これは、私たちの体には備わっている機能のように思います。

 

ということは、スポーツは呼吸が凄く大切で、呼吸を間違うと自分の力を出すことなど出来なくなるように思います。

 

呼吸を乱して不意をつく

テニスプレーヤーがボールをヒットする瞬間



「不意をつく」という言葉を思い出しました。

不意をつくということは、隙を突かれる(予期しないことが起こる)ということです。

 

考えもつかない時に何かが起こるということですね。

これも、呼吸が大きく関わっています。

 

先ほどのテニスの試合で言うと、相手のショットを打つタイミングをずらしてポイントを上げる戦略があります。

 

また、アンダーサーブで不意をつくという作戦もあります。

ふつう、強打したボールが来ると予想しますが、アンダーサーブで緩やかなボールだと、呼吸を乱れてうまく打つことが出来なくなるということです。

 

これは、先程述べたように、十分息を吸い込むことによって、リターンボールを打ち返すことが出来るのですが、不意をつかれる(フェイント)と打てなくなるということですね。

 

そして、もうひとつ・・・

テニスプレーヤーで声を出す人がいますよね。

これも、呼吸法の一つのようです。

 

サービスやショットを打つときに声を出す理由は、声と共に息を吐くという効果が得られるからです。

 

このことをシャウト効果と言われています。

声を出すと気合を高める効果がありますが、呼吸法にも関係しているということですね。

武道は呼吸法が最も重要

剣道の試合の構え

そういえば、剣道や柔道も呼吸を大切していますね。

剣道で言えば、相手に切り込んでゆくときは、息を吸い込んで一気に吐きながら刀を振り下ろします。

 

ということは、真剣勝負のとき、お互いにかまえている状態では、相手のどこを見ていると思いますか?

 

それは、相手の呼吸を見ているのです。

そして、相手が息を吸い込む前に一気に刀を振り下ろせば勝負は有利になります。

 

そこで、有段者は息を凝らして呼吸を見せないようにします。

そして、一瞬の間に息を吸い込んで一撃で襲うのです。

 

剣道では、吸っている時は「虚」と言って、隙や油断している状態になりやいそうです。

一方、息を吐いて止めている時は「実」と言われ、隙を見せない状態なんです。

 

つまり、息を吸っている時は人間はとっさに動けないのです。

剣道の有段者はここを狙うということですね。

呼吸と集中力の関係

自律神経の交感神経と副交感神経のバランス

緊張していると、深呼吸することで心を鎮めることが出来ます。

では、なぜ、 呼吸を深くすると心が落ち着くのでしょうか?

 

それは、自律神経のバランスに関係するからです。

もちろん、自律神経は無意識で働いているので、自分の意志には分からない状態です。

 

これも、テニスの試合を観ていると分かりますね。

例えば、ファーストサーブのミスが続くと呼吸が浅くなります。

 

これは、選手の表情や構える姿勢で明らかに分かります。

呼吸が浅く短くなると、交感神経を刺激するので、疲れを感じやすくなり、さらに、心が動揺したり怒りが加わると、呼吸はさらに浅く激しく増幅させるのです。

 

その理由は、浅く短い胸式呼吸になると、吸い込んだ空気は肺の中まで到達できなくなり、吐き出されてしまうからです。

 

つまり、肺には不要な炭酸ガスが溜まることになります。

こうなると、当然、自律神経のバランスが崩れて集中力は消え去ってしまうのです。

 

テニスの試合で、有利に進めてきた選手が、ある時点からミスの連続で落ち込んでしまうことがあります。

 

その結果、勝てる試合なのに、負けてしまうことを何度も観ることができますが、これは、呼吸による集中力の低下ですね。

そこで、深呼吸をして心を鎮めてリセットします。

 

大坂なおみ選手は試合中、不調になると、ベンチでタオルをかぶっているのを見ることが出来ますが、これは、集中力を高めることをしているように思います。

いずれにしても、メンタル面が強い選手でなければ立ち直れないということですね。

まとめ

今回は呼吸法の効果について紹介しました。

私たちは、何も意識しないで呼吸をしていますが、何かに挑戦する場面になると、必ず、大きな深呼吸をして気持ちを集中して挑みます。

 

例えば、あなたが初めてバンジージャンプをすると過程します。

そうすると、必ず、深呼吸をしてから足を前に進めてジャンプしますよね。

 

この息を整えるということは、私たち自然に備わったものです。

そこで、剣道など、1対1の試合の勝負となると、相手の呼吸を観察して相手の隙きを見つけて勝負に挑みます。

 

ここが、勝利につながる呼吸法です。

もちろん、呼吸法はスポーツだけではなく、私たちあらゆる場面で有利なタイミングを見つけることが出来るのです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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