イニストラード:献身的な助手、オグロール

スポンサーリンク

イニストラード次元の古参キャラクターがまたもカード化された。今度はオグロール(Oglor)である。

オグロールのカード化された姿が伝説のクリーチャー・カード、献身的な助手、オグロール(Oglor, Devoted Assistant)だ。これはMTGアリーナ限定カードセット「アルケミー:イニストラード」に収録されている。

今回はオグロールを取り上げる。さらに、主人ルーデヴィックやその弟子ゲラルフなど、オグロールの周りを取り巻く人物の解説とその関係性も探っていく。

オグロールの解説

“Carefully, Oglor. I’d prefer not to waste time reviving you again.”
–Ludevic, necro-alchemist
「慎重にだ、オグロール。またお前を甦らせるのに無駄な時間を費やしたくない。」
–屍錬金術師、ルーデヴィック
引用:献身的な助手、オグロール(Oglor, Devoted Assistant)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下がMTGアリーナ和訳版

献身的な助手、オグロール(Oglor, Devoted Assistant)として初カード化されるオグロール(Oglor)は、イニストラード次元のホムンクルスで、ネファリア州の著名な屍錬金術師ルーデヴィック(Ludevic)に仕える助手である。

オグロールは幾つかのカードではルーデヴィックの弟子、ゲラルフ(Geralf)の指示の下で作業に従事している。また、ルーデヴィックの助手にはオグロールの他にガールー(Garl)がいる。

ルーデヴィックとの関係性といい名前といい、オグロールはまず間違いなくフランケンシュタイン博士の助手であるせむし男のイゴール(IgorまたはYgor)がイメージの元ネタだろう。



縫い師の見習い

“Oglor create life, Oglor take it away. Oglor god! . . . until Master return.”
「オグロール、生命作る。オグロール、それ奪う。オグロール、神!……主人戻るまで。」
引用:縫い師の見習い(Stitcher’s Apprentice)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

縫い師の見習い(Stitcher's Apprentice)

縫い師の見習い(Stitcher’s Apprentice)
データベースGathererより引用

縫い師の見習い(Stitcher’s Apprentice)はカードセット「イニストラード」収録のクリーチャー・カードである。

このカードと屋根の上の嵐(Rooftop Storm)において、オグロールは初登場を果たした。それら2種のカードでも、この縫い師の見習いの方がよりオグロールを直接的に扱っている。このカードそのものとイラストは、伝説のクリーチャーではないものの、オグロールを描いたものだったとも考えられる。

ホムンクルス・トークン

縫い師の見習いが生成するホムンクルス・トークン公式記事The Tokens of Ultimate Mastersより引用

フレイバー・テキストにある「主人(Master)」とはもちろんルーデヴィックを指している。カードのメカニズムも併せて考えれば、縫い師の見習いは屍錬金術を用いて自身と同じホムンクルスを作って命を吹き込み、そして逆にそれを奪う。主人の居ない間に、神の真似事に没入しているのだ。

次の節からは、オグロールの主人であるルーデヴィックを始めとして、彼の下で働くオグロールの身近な仲間たちを順番に紹介していこう。

ルーデヴィック

屍錬金術師、ルーデヴィック(拡大図)

ウルムのルーデヴィック(Ludevic of Ulm)はネファリア州に住む、イニストラード次元で最も影響力のある人間男性の老商人であり、最高峰の屍錬金術師かつスカーブ師(錬金術的な手法でゾンビを生み出す屍術師のこと。別名「縫い師」)である。

ルーデヴィックはオグロールの主人である。彼は屍錬金術師として死体から数々の恐怖の人造生命体を生み出しており、ホムンクルスのオグロールもまたルーデヴィックの創造物であろう。

ルーデヴィックは長年に渡る薬の服用と有毒ガスの吸引によりゼイゼイと呼吸が荒く、著しく健康を害しており、屍錬金術師として引退を余儀なくされた。近年は、弟子に迎えたゲラルフ(Geralf)に知識を伝授しており、その教えを受けてゲラルフは素晴らしい成果を上げている。

屍錬金術師、ルーデヴィック(Ludevic, Necro-Alchemist)

屍錬金術師、ルーデヴィック(Ludevic, Necro-Alchemist)
データベースGathererより引用

ルーデヴィックに代表されるイニストラード次元の屍錬金術師やスカーブ師は、明らかにフランケンシュタイン博士の影響を受けその多くの要素を持たされてデザインされている。特にカードセット「統率者2016」で最初にカード化されたルーデヴィックである屍錬金術師、ルーデヴィック(Ludevic, Necro-Alchemist)はそれが顕著だ。公式プレビュー記事Ludevic, Necro-Alchemistでも、1931年の映画「フランケンシュタイン」のイメージが色濃い旨が記されている。

ルーデヴィックの創造物

ルーデヴィックが創り出した人造生命体は数多く、カードとしても収録されている。その中でも特に個体名をつけられてカード化されたものが2種類存在している。それらは、ルーデヴィックを父とするいわばオグロールの兄弟と言える者達だ。

ルーデヴィックの名作、クラム

“It lives . . . IT LIVES!”
–Ludevic, necro-alchemist
「生きてる……こいつ生きてるぞ!」
–屍錬金術師、ルーデヴィック
引用:ルーデヴィックの名作、クラム(Kraum, Ludevic’s Opus)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

ルーデヴィックの名作、クラム(Kraum, Ludevic's Opus)

ルーデヴィックの名作、クラム(Kraum, Ludevic’s Opus)
データベースGathererより引用

ルーデヴィックの名作、クラム(Kraum, Ludevic’s Opus)はカードセット「統率者2016」収録の伝説のクリーチャー・カードである。このセットではルーデヴィックが初カード化されており、主人と名作人造生命体の組み合わせで収録された。

クラムはルーデヴィックが生み出した傑作であり、かつてのルーデヴィックはこれを再現しようとほぼ十年を浪費したものだった。クラムは何年も前に研究室を脱走しているが、ネファリア州南端の都市セルホフでこの恐ろしい姿がよく目撃されている。

ルーデヴィックの傲慢、オーラグ

ルーデヴィックの傲慢、オーラグ(Olag, Ludevic's Hubris)

ルーデヴィックの傲慢、オーラグ(Olag, Ludevic’s Hubris)
データベースGathererより引用

ルーデヴィックの傲慢、オーラグ(Olag, Ludevic’s Hubris)はカードセット「イニストラード:真夜中の狩り」収録の伝説のクリーチャー・カードである。

オーラグは、引退していたルーデヴィックが「生涯最後の創造物」1を残すと決意して研究室に戻り完成させたものだ。ルーデヴィックはオーラグに世界に出て、傷つけ、殺し、破壊するように命じたが、オーラグは「でもどうして?」となめらかな声で無邪気に答えた。失望したルーデヴィックによりオーラグは、この欠点を修正するまで地下室に閉じ込められている。

以上、オグロールの主人ルーデヴィックと、オグロールの兄弟たちを紹介した。次の節では、ルーデヴィックの若き弟子ゲラルフと、オグロールとの関係性について取り上げる。

ゲラルフ

縫い師、ゲラルフ(拡大図)

ゲラルフ・セカーニ(Geralf Cecani)は、天才的な若きスカーブ師である。人間男性。ルーデヴィックの弟子である。

ゲラルフはかつて姉のギサ(Gisa)を相手に屍術の腕を競う、ゾンビを用いた戦争ゲームを行っていた。カードセット「闇の隆盛」期に、ゲラルフとギサはゲームの一環としてガヴォニー州の高地都市スレイベンを舞台に選び、ゾンビの大群で包囲戦を仕掛けたのだった。

こうしてスレイベンに被害を与えた後、ゲラルフは姉とのゲームに没頭するよりも更なる研鑽を積む必要があると考え、ネファリア州の高名なルーデヴィックに師事し弟子となった。

縫い師、ゲラルフ(Stitcher Geralf)

縫い師、ゲラルフ(Stitcher Geralf)
データベースGathererより引用

縫い師、ゲラルフ(Stitcher Geralf)はカードセット「統率者2014」でカード化された時のゲラルフだ。このカードのイラストには、傍らにオグロールと思われるホムンクルスが描かれている。これは、オグロールが主人ルーデヴィックの弟子ゲラルフの作業を手伝っている場面なのだろう。

ちなみに、初めてイニストラード次元が舞台となったカードセット「イニストラード」時点でも2人が共に働いている様子が確認できる。それが次で紹介する屋根の上の嵐(Rooftop Storm)というカードだ。

屋根の上の嵐

“Let those idiot priests tremble! A new era in unlife begins here and now. Oglor, raise the lightning vane!”
–Stitcher Geralf
「この愚かな僧侶どもをふるえあがらせてやろう!命を持たないものの新しい時代が今ここに始まる。オグロール、雷向計を掲げるのだ!」
–縫い師、ゲラルフ
引用:屋根の上の嵐(Rooftop Storm)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

屋根の上の嵐(Rooftop Storm)

屋根の上の嵐(Rooftop Storm)
データベースGathererより引用

屋根の上の嵐(Rooftop Storm)はカードセット「イニストラード」収録のエンチャント・カードである。

このカードのイラストはルーデヴィックの屋敷である(公式記事の出典1出典2)。

フレイバー・テキストでは、ルーデヴィックの弟子ゲラルフがオグロールに指示を出している。落雷をエネルギー源として利用しゾンビ的な人造生命体に命を吹き込む……というのはフランケンシュタインの怪物を皮切りに定番中の定番である。

以上のように、オグロールは主人ルーデヴィックよりもゲラルフとの絡みの方が多く描写されている。いや、むしろ主人とよりも仲がいいのかもしれないが…その辺はどうなのだろうか?

メモ:時系列のねじれ
因みに、イニストラードのストーリーや時系列を整理していくと、このカードが少々変なことに気付く。というのは、このカードはカードセット「イニストラード」収録だが、ゲラルフが弟子入りしたのは次のカードセット「闇の隆盛」期以降である。つまり、この屋根の上の嵐はいくぶん未来の場面を描いたカードということになってしまうのだ。

隠れるホムンクルス

“In terms of intelligence, homunculi are somewhere between humans and skaabs—clever enough to follow more complex orders, but dim enough to not question them.”
–Stitcher Geralf
「ホムンクルスの知能というのは、人間とスカーブの中間くらいだ。少々複雑な命令に従う頭はあるが、疑問を抱くほどじゃない。」
–縫い師、ゲラルフ
引用:隠れるホムンクルス(Furtive Homunculus)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

隠れるホムンクルス(Furtive Homunculus)

隠れるホムンクルス(Furtive Homunculus)
データベースGathererより引用

隠れるホムンクルス(Furtive Homunculus)はカードセット「イニストラードを覆う影」収録のクリーチャー・カードである。

このフレイバー・テキストを見ると、ゲラルフのホムンクルスへの評価の一端が窺える。ホムンクルスは知能面では人より低く、スカーブ2よりは高く、その間のどこかになる3とのこと。スカーブより複雑な命令に従える程度には賢いが、その命令に疑問を抱くほどの知力はないそうだ。

したがって、ゲラルフはオグロールのこともその程度の知能の存在と見ていることになる。

縫い師、ゲラルフ

ゲラルフとオグロール
公式短編Gamesより引用

でも私の個人的な想像なのだが、ゲラルフはオグロールを役に立つ奴だくらいには思っているだろうし、ただの道具同然とまでは雑な扱いはしていない、そんな気がしてならないのだ。

なぜなら、ゲラルフという奴は、ゲームとはいえ命のやり取りをしていた姉ギサを脱獄させて窮地を救ったり、昔実家で飼っていたペットの「スポット(Spot)4の遺骸を大切に保管しておくような男なのだ(出典:「公式短編Games5)。

だから、オグロールのこともよく言うことを聞くペット程には愛着を抱いているのではないだろうか?ゲラルフは案外そういう情に甘い奴だという印象がある。



ガールー

錯乱した助手(拡大図)

最後にもう1人、ルーデヴィックの下で働く人物を取り上げよう(オグロールとの直接の関係は描かれたことはないのだが)。

それが縫い師の助手、ガールー(Garl, stitcher’s assistant)だ。ルーデヴィックの助手として働く人間男性だ。「助手」という立場はオグロールと同じであることから、オグロールの同僚と言える人物となる。

余談だが、「Garl」という綴りで「ガールー」と訳されているのには驚かされた。これなら普通に「ガール」読みだと思われるのだが……。

錯乱した助手

“Garl, adjust the slurry dispensers. Garl, fetch more corpses. Garl, quit crying and give me your brain tissue. If he doesn’t stop being so rude, I’m quitting.”
「ガルー、懸濁液の容器を調整してくれ。ガルー、もっと多くの死体を取ってこい。ガルー、泣くのは止めてお前の脳組織をよこせ。こんな横暴を止めないなら、辞めますからね。」
引用:錯乱した助手(Deranged Assistant)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

錯乱した助手(Deranged Assistant)

錯乱した助手(Deranged Assistant)
データベースGathererより引用

錯乱した助手(Deranged Assistant)はカードセット「イニストラード」収録のクリーチャー・カードである。このフレイバー・テキストにおいて、ガールーは初登場した。ただし、当時の翻訳では「ガルー」であった(この手の訳ブレ・訳語刷新はMTG和訳ではしばしばあることで、特にイニストラード関係では全然珍しくはない)。

この錯乱した弟子として描かれたイラストの彼がガールーであろう。このカード時点では、ガールーの主人はフレイバー・テキストの原文で「彼(he)」としか呼ばれておらず、ガールーに対してかなり無茶苦茶な仕事を課す人物であることしか窺い知れなかった。

メモ:ガールーの登場記事
イニストラード当時の公式記事What Is The Lab?では、デッキ紹介の小話中にガールー自身が登場しているが、この記事はストーリー作品ではないのでイニストラードの正史に組み込めるものではない。

嵐追いのドレイク

“Blasted drake’s interfering with the conductivity again. Garl! Go chase it away.”
–Ludevic, necro-alchemist
「あのドレイクの野郎のせいで伝導率がまた乱れてしまった。ガールー!奴を追い払うのだ。」
–屍錬金術師、ルーデヴィック
引用:嵐追いのドレイク(Stormchaser Drake)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

嵐追いのドレイク(Stormchaser Drake)

嵐追いのドレイク(Stormchaser Drake)
データベースGathererより引用

嵐追いのドレイク(Stormchaser Drake)はカードセット「イニストラード:真紅の契り」収録のクリーチャー・カードである。

ガールーは初登場から10年経過したカードセット「真紅の契り」で久々の再登場となった。そして、このフレイバー・テキストによって、ガールーの横暴な男の主人というのがルーデヴィックだったと確定されたのだ。したがって同時に、ルーデヴィックは雇われ助手の脳組織を要求するかなりやばい人物だったことも明らかになった。

しつこい標本

“The jaw bone’s connected to the skull bone. The skull bone’s connected to the . . . uh . . . hook thingy.”
–Garl, stitcher’s assistant
「顎骨は頭蓋骨に繋がっている。頭蓋骨に繋がっているのは……えーと……掛け鉤みたいなものさ。」
–縫い師の助手、ガールー
引用:しつこい標本(Persistent Specimen)のフレイバー・テキスト
上が英語原文。下が和訳製品版

しつこい標本(Persistent Specimen)

しつこい標本(Persistent Specimen)
データベースGathererより引用

しつこい標本(Persistent Specimen)はカードセット「イニストラード:真紅の契り」収録のクリーチャー・カードである。

このカードのフレイバー・テキストでは、縫い師の助手、ガールー(Garl, stitcher’s assistant)として出て来ており、動く骸骨標本を整理して組み立てているようだ。このしつこい標本は墓地から何度でも復活できる能力があるが、おそらくそのたびに、ガールーがバラバラになった骸骨を拾い集めて修理して組み上げ直しているのだろう。

こうやって、オグロールだけでなく、ガールーも助手としてこき使われているようだ。オグロールとガールーは、時には同僚としてお互いの仕事を手伝い合っているのかもしれない。あるいは、主人ルーデヴィックの寵愛を受けようと争うライバルとして対立しているのだろうか?

さいごに

献身的な助手、オグロール(拡大図)

さて、本記事ではイニストラードの古株キャラ、オグロールを取り上げてみたが、最終的に「ルーデヴィック・ファミリー全員紹介」みたいな内容となってしまった。いかがだったろうか?

今年2021年はイニストラードを舞台としたカードセットが3つもあった。「イニストラード:真夜中の狩り」「イニストラード:真紅の契り」「アルケミー:イニストラード」6だ。そのおかげで、イニストラードの旧キャラたちが沢山カード化されて再登場することになった。

私個人としては、これまでのイニストラード舞台のカードセットの時期はMTGから離れ気味であったため、あまりこの次元に詳しくなかった。そこでこの機会に過去の資料を掘り返して調査してみて心底驚いた。オグロールも含めてカード化されたキャラクターたちの少なくない数が、ちょっと名前が出た切り何年も忘れられていたような存在であり、そんなマイナー・キャラにもかかわらず丁寧に拾い上げられてカードとしてうまく落とし込んでデザインされていたのだ。これはイニストラードのファンが歓喜するサプライズだったはずだ。正直羨ましい。

しかし来年に目を向けると、神河次元とドミナリア次元への再訪が発表されている。しかも、ドミナリアの方は2つのカードセットで扱われるのだ。ということは、神河・ドミナリアのファンも今年のイニストラードのように期待していいってことだろう!?本気で期待しているからね、ウィザーズ社!

では今回はここまで。

オグロールの関連記事

MTGアリーナ限定カードセット「アルケミー:イニストラード」関連のリスト

アルケミー:イニストラード
MTGアリーナ限定のカードセット「アルケミー:イニストラード」収録のカードの中からピックアップしてストーリーや設定を解説。

ラヴニカ次元の伝説のホムンクルスの記事

灯争大戦:迷い子、フブルスプ
マジック・ザ・ギャザリング(MTG)の伝説のクリーチャー・カード「迷い子、フブルスプ(Fblthp, the Lost)」を紹介。灯争大戦に収録。カード化要望の高かったキャラクター「フブルスプ」の初のカード化。
  1. 原語は「final creation」だが、公式和訳版記事では「最後の創造物」と「最後の作品」の2通りに訳されている。MTG和訳でよく見られる訳語の不統一・訳ブレである。
  2. 錬金術的なゾンビ
  3. 和訳製品版では「人間とスカーブの中間くらい」となっているが、これでは「真ん中あたり」との含みが出てしまう。原文は、より正確には両者の間のどこか(真ん中あたりとは限らない)、である
  4. 「spot」は「ぶち・斑点・まだら」の意味があるので、そういった模様のペットだったのだろう。しかし、どんな種類の生き物だったのかは不明だ
  5. 短編の公式和訳版「屍遊戯」は所々で誤訳しており、ペットの「スポット」の件も滅茶苦茶になっていて訳出できていない(和訳を読んでもスポットは出て来ないし、存在にも気付けない)
  6. 厳密には「アルケミー:イニストラード」はイニストラードが中心だが他の次元に属するカードも混ざっている