昼食の準備に台所に立っていると、Faxの音が・・・
通訳の依頼かな？
それとも兄かな～？と思って見にに行くと、
兄からの俳句だった
そっか、もう8月だものね。
急いで（笑）昼食を済ませ、
兄はもうお昼は終わったかしら？
と思いながら、兄の俳句の気に入ったものに〇をつけ、
私の俳句をピックアップして、Faxした。
しばらくしたら、兄からFaxが戻ってきて、
いつものように電話で俳句談義
それから、お互いの様子を尋ねたり、
コロナの話や、老後の話や、
安楽死の話まで・・・長々といろいろ話した。
兄も私も、話し出したら止まらない方で、
つい長くなってしまうけれど
月1の楽しみだからね。
と言うわけで、今月も投句しよう。
〇朝顔は金木犀によじのぼる
〇暗闇にデジタル時計熱帯夜
〇新築の窓を開ければ青田風 （郭公）
〇初蝉を追ひて駆け出す六十歳
〇酸っぱめの友手作りの杏ジャム （郭公）
コロナ禍はまだ収まらぬ旱星
畦道に田草の泥の乾きけり
「エビデンス」「エピセンター」とは冷茶飲む
梅雨寒やデモ大写しのユーチューブ
梅雨晴れ間触診の手の確かさよ
栴檀の木陰小学校の庭
座布団の黴の形は孫の跡
梅雨明けやニュース知らせる夫の声
訃報あり霧に濡れたる門扉かな
向日葵は揃って五本立ってゐる
塩もみの大きおくらのあをあをと
同窓会西瓜畑の蔓ひけし
「最強の二人」汗と涙の映画館
梅雨空や水族館は折り紙で
縁側で絵本読む子や青田風
