海岸に生える野菊「ハマコンギク」。エノシマヨメナという別名がそのことをよく示している。ノコンギクと比べると葉の厚みと光沢がはっきりと違うし、花そのものもはるかに力強い。日本固有種。
(2021年秋 東京都)
■秋の花(2021)
「タイアザミ」(秋の花 21-001)
「ミズキンバイ」(秋の花 21-002)
「ナンバンギセル」(秋の花 21-003)
「フジバカマ」(秋の花 21-004)
「ノコンギク」(秋の花 21-005)
ハマコンギク 浜紺菊
キク科 Asteraceae シオン属
別 名 エノシマヨメナ
学 名 Aster microcephalus (Miq.) Franch. et Sav. var. littoricola (Kitam.) Nor.Tanaka
Aster ageratoides Turcz. var. ovatus (Franch. et Sav.) Nakai form. littoricola (Kitam.) Ohwi
花 期 8~10月
高 さ 50~100㎝
生活型 多年草
生育場所 海岸近くの草地
分 布 在来種(日本固有種) 本州
ノコンギクの海岸型である。基準産地は江ノ島であり、エノシマヨメナとも呼ばれる。
茎には毛が密生する。葉は卵円形、有毛、厚紙質、表面に光沢がある。近くにノコンギクも見られたが葉の厚さが全く違い、ここのものは花弁が20枚以上と多く、混同することはない。総苞は短毛に覆われ、総苞片は3列。冠毛はノコンギクと同じように長い。