先日の共同記者会見で発表された1.8横浜アリーナで行われるNOAHとの対抗戦。
その会見以来カード発表などの大きな動きはないが、
現在は水面下でいろいろ調整中というところだろうか。
いち早く今後につながるような展開やカードなどが発表されることを
心待ちにしておきたいと思う。
さてそんな最近のプロレス界で最大の話題になったと言える
NOAHとの対抗戦だが、個人的に一つ気になっていることがある。
それは新日本プロレスで最大の勢力を誇るバレットクラブのメンバーの動向だ。
ご存じの通りバレットクラブは外国人選手を中心としたヒールユニットであるが、
現在は多くの日本人選手も在籍している。
そして9月にはEVILがユニット内ユニットとなるハウスオブトーチャーを立ち上げ、
NEVER6人タッグのタイトルを獲得するなど存在感を示している。
また上述したようにバレットクラブには多くの外国人選手が在籍しているが、
創設メンバーのタマ・トンガやファレを筆頭に長く新日本で活躍している選手も多い。
よって彼らもヒールという立場であるが、強い新日本愛というモノがあるだろう。
そしてEVIL率いるハウスオブトーチャーも、参謀格のD・東郷を除けば
他のメンバーは新日本プロレス生え抜きの選手たちだ。
彼らも立場上口には出さないだろうが、対他団体との対戦となれば
きっと心に期するものがあってもおかしくはない。
上に書いたことは私の想像でしかないが、
おそらく選手たちはこのような気持ちを持っているのではないかと思う。
さてそんなバレットクラブのメンバーであるが、
今回のNOAHとの対抗戦ではどのような立ち位置となるだろうか。
これにはさまざまな選択肢がありそうだ。
普段は新日本プロレスのファンからブーイングを浴びる立場であるが、
これが対NOAHとなれば、それが声援に変わるかもしれない。
特に現在の新日本プロレスで圧倒的に嫌われているEVILが
いつものように反則を繰り広げても、こと対抗戦であればファンから
大きな声援をもらう可能性もある。
すでにSNSなどではそのような論調もあるが、
はたしてNOAHから彼らとの対戦を希望する選手が出てくるのだろうか。
これらは対抗戦のメインストーリーではないだろうが、
個人的にはそのあたりに大いに注目している。
またバレットクラブのメンバーで言えば、NOAHとの関係が深い石森太ニが在籍している。
NOAH時代に多くの実績を残している石森だが、
現在はボーンソルジャーというキャラクターで新日ジュニアの中核をなしている。
おそらくNOAHとの対抗戦ではジュニア枠での出番があると予想しているが、
その際はユニットの垣根を超え、金丸義信との出陣を期待したいところだ。
金丸義信に関しては改めて説明する必要はないかと思うが、
いまだNOAHジュニアの記録を保持するなど、レジェンドと言える存在だ。
そんな金丸が石森とのタッグで今回のNOAHとの対抗戦に出陣すれば、
それは新日本のファンだけではなく、ノアファンにとっても嬉しいことだろう。
こちらの実現も大いに期待したいところである。
さて今回のNOAHとの対抗戦であるが、今後どのような展開となるのだろうか。
最近では久しくなかった、相手団体の大会に乗り込んでの対戦アピールなどがあれば、
より盛り上がりは大きくなるだろう。
はたして次のアクションを起こすのは新日本なのか、もしくはNOAHなのか。
そして行動を起こす選手は誰なのか？
引き続き注目しておきたいと思う。
