起業家の石川アンジュ氏が25日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。民間の有識者らで作る「人口戦略会議」が24日に公表した、「消滅可能性自治体」の問題について、「仕事だけではなく、生活環境が充実している自治体が今後注目される」とコメントした。

テレビ朝日(2023年10月撮影)
テレビ朝日(2023年10月撮影)

 人口戦略会議では、2050年までに20~39歳の女性人口が半減し、将来的に消滅の可能性が高いとした自治体が744あるとした。このなかには、神奈川県箱根町、栃木県日光市、北海道函館市などが含まれている。

 番組では、その一方で10年前に同様の発表を行った際、「消滅可能性自治体」に挙げられながら、今回は該当しなかった東京都豊島区の例に触れた。同区では女性の声を政策に反映させたり、2013年(平25)に270人いた待機児童をゼロにした。

 政府の移住対策委員もした石川氏は、「仕事第一優先で人口を奪い合うのではなく、拠点移住とか関係人口という形でシェアして、地域に関わることで持続可能性がある」との私見を述べていた。