【旧統一教会】:被害救済法案に「2世」らが訴え「被害者の声を聞いた上で再検討を」範囲が限定的
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【旧統一教会】:被害救済法案に「2世」らが訴え「被害者の声を聞いた上で再検討を」範囲が限定的
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題で政府が検討している被害者救済法案に関し、教団の信者を親に持つ「宗教2世」らが23日、東京都内で記者会見した。これまでに政府が与野党に示した法案の概要では、救済される範囲が限定的などとして「被害者の声を聞いた上で再検討を求める」と訴えた。2世は仮名で、会場とオンラインから参加した。
記者会見する「宗教2世」の山本サエコさん(仮名)(共同)
山本サエコさんは、概要では、個人を「困惑」させた場合に寄付の取り消しができるとしていることを巡り、信者は使命感から献金をしており、実態と懸け離れていると指摘。「教団側に『これなら安全ですよ』と指南しているようで、『統一教会救済法』だ」と批判した。高橋みゆきさんは近年の教団の集金手法について「責任逃れのため巧妙化している。信者は正常な判断ができない状態になっている」と説明した。
30代の「もるすこちゃん」は、高齢の両親が近年、500万円以上を献金したという。「介護が必要になれば生活が破綻する恐れがある。経済的な負担を負うのは『宗教2世』だ」と話した。
法案の概要では、信者の子どもら扶養家族による寄付の取り消し権を盛り込むとしている。両親が1億円以上献金してきたという30代の奥野まきさんは「取り消しできる金額は限られる。実効的な救済にはほど遠い」と指摘。「デビル」さんは「信仰が深いほど、使命感に駆られ献金してしまう。逃げ道をふさぐ対応をお願いします」と呼びかけた。(共同)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政治・世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題で政府が検討している被害者救済法案】 2022年11月23日 19:13:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。