面白く、そして下らない

私は批判をして何かを為した気になっている大衆の一人に過ぎないが、何か少しでも波紋を起こす小石になれればと書いている。

間違いを認められない自民党。まさに現代の陸軍だ

2023-03-25 20:27:13 | 政治
自民党は自らの誤りを認めることができない。人間誰しもそうだ。自分の過ちを認めることは難しいものだ。だから政治には政権交代がある。他人の誤りを認めることなら比較的容易だからだ。

少子化対策も男性の非正規労働者が結婚できないことが少子化の原因だというのに自民党は「子育て政策」にばかりこだわる。エンゼルプランが間違いだったと認めることができないからだ。

~~引用ここから~~
児童手当の所得制限撤廃を明記 少子化対策たたき台で政府方針 | 毎日新聞

児童手当の所得制限撤廃を明記 少子化対策たたき台で政府方針 | 毎日新聞

 政府は3月末にまとめる「異次元の少子化対策」のたたき台に、児童手当の所得制限撤廃を明記する方針を固めた。対象年齢の拡大や、多子世帯への加算についても盛り込む。ま...

毎日新聞

 


 政府は3月末にまとめる「異次元の少子化対策」のたたき台に、児童手当の所得制限撤廃を明記する方針を固めた。対象年齢の拡大や、多子世帯への加算についても盛り込む。また出産費用については、将来的に公的医療保険の対象として検討することも盛り込む方向で調整に入った。複数の政府・与党関係者が24日、明らかにした。

 児童手当は、岸田文雄政権が少子化対策の柱として拡充を検討してきた。自民党も政府に近く提出する子ども政策に関する「論点整理」に、所得制限の撤廃を含めた拡充を盛り込む。

 一方で、実現に向けては「兆円単位」と見込まれる財源の確保が課題となる。政府のたたき台でも、具体的な拡充額や、新たに対象とする年齢などの詳細は示さない見通しだ。財源については、6月に策定する経済財政運営の指針「骨太の方針」に向けて議論する。

(略)
~~引用ここまで~~


子供を産んだ若い夫婦に金を配っても少子化対策の抜本的解決にはならない。非正規労働者が結婚できないことが少子化の最大の原因だからだ。

もうひとつは東京一極集中だ。都市は子育てに向いていない。地方に地方交付税交付金なり公共事業なりで予算を増やして地方で結婚、子育てができるようにすることだ。

だが自民党が間違いを認められない限り正しい少子化対策も立てられたい。だから30年少子化対策が空回りしてきたのだ。

~~引用ここから~~
岸田首相、日本の対ロ外交「問題なし」 ウクライナ支援迅速に―キーウ訪問で国会報告:時事ドットコム

岸田首相、日本の対ロ外交「問題なし」 ウクライナ支援迅速に―キーウ訪問で国会報告:時事ドットコム

岸田文雄首相は24日の衆院本会議で、ロシアのウクライナ侵攻に関し「過去の日本の対ロシア外交に問題があったとは考えていない」と述べ、北方領土交渉を含む平和条約交渉...

時事ドットコム

 


 岸田文雄首相は24日の衆院本会議で、ロシアのウクライナ侵攻に関し「過去の日本の対ロシア外交に問題があったとは考えていない」と述べ、北方領土交渉を含む平和条約交渉を推進した安倍政権の対応は適切だったとの認識を示した。立憲民主党

 衆院本会議では首相のウクライナ・キーウ(キエフ)訪問について報告と質疑が行われた。立憲民主党の徳永久志氏は、2014年のロシアによるウクライナ南部クリミア半島の併合後も安倍政権は対ロ経済協力などを進めたと指摘し「(今回の)侵略の遠因の一つとなった」と断じた。

 これに対し、首相は「現在の基準で当時を評価することは適切ではない」と反論。「ロシア経済分野協力担当相」ポストは廃止しない方針を示した。

(略)
~~引用ここまで~~


安倍晋三の対ロシア外交が失敗だったことは論を待たない。3000億円の経済協力金を支払いながらも北方領土は何の進展もないのだから。ロシアを喜ばせただけだ。

立憲民主党の徳永久志はなかなか良い質問をする。それに対して「現在の基準で当時を評価することは適切ではない」など答えになっていない。歴史ではないのだ。現在の基準も当時の基準も変わってはいない。

やはり自民党は間違いを認めることができないのだ。安倍晋三の対ロシア外交を間違いだと認めると旧安倍派が騒ぐということもあるのだろう。

イラク戦争から20年だが、日本は小泉純一郎がイラク戦争を支持したことを過ちだったと認めることができない。朝日新聞や毎日新聞などが社説で取り上げるくらいだ。朝日新聞は大嫌いだがこの点は評価するほかない。

産経新聞などは当時「戦争に大義名分などなくて良い」とまで社説に書いてしまったのでイラク戦争に触れることは産経新聞にとってタブーになってしまった。大義名分なき戦争は侵略戦争だからだ。

政権交代しても民主党政権が少し触った程度だ。米国との関係が大事なのはわかるが、イラク戦争支持は間違いだったと結論付ければ自民党に打撃を与えられただろうに。

支那事変で泥沼に陥ったのに陸軍は面子と責任逃れから間違いを認めることができなかった。少子化対策、ロシアウクライナ戦争、イラク戦争。そして失われた30年。どれも自民党は間違いを認めることができない。それゆえいつまで経っても解決策を示せない。

統一地方選と補欠選挙で自民党を大敗させればいくらかは間違いを認めるだろう。だが根本的には無理だ。政権交代が必要に思える。立憲民主党があの様ではありえないのだが。

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (みどりこ)
2023-03-26 12:58:05
間違いを認めないのではなく、
わざと気がつかない振りをして逆効果の政策や無駄使いばかりしているように思えます。
日本を良くするのではなく日本の財産を外国へ捨て、日本に外国人を入れて外国人や混血を増やし、日本人を減らし生粋の日本人を残滅させようとしているのではないかと。
みどりこさんへ (ぬくぬく)
2023-03-26 23:51:31
コメントありがとうございます。

わざと日本人を苦しめているんじゃないかというくらい酷い政治ですからね。そう思うのも無理はないんですが、日本人を減らすと彼ら世襲議員が世襲できなくなりますからね。それはないんじゃないかと思います。

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