Friendshipは船と港 ~藤田くらら 小6でTOEIC980点までの軌跡~

小学6年でTOEIC980点を取った女の子のお話。中学1年での、学校体育時の事故が原因で「脳脊髄液減少症」を発症。寝たきりから「復活」の兆しが…

新しい授業は「交渉学」⁉

続きです。

 

今学期からAP科目を取ることになったのですがその科目はなんと・・・

 

こんな科目名聞いたことがない…

 

娘の言う所によると、その授業名とは、

「NEGOTIATION(交渉)」なのだそうです‼

 

日本語科目名で呼ぶとしたら、「交渉術」?となるのでしょうか。

 

それでは余りにも世俗的でビジネスライクな感じがします。一応、大学授業の範疇で学問として教えられているのですから、「交渉学」とでも呼んだ方がいいかもしれませんが、何だか自面がしっくりきませんね…

ビジネススクールとかだと、結構ポピュラーなのでしょうか…?

 

「こうしょうがく」と入力して変変換しようとすると、「考証学」、「交渉額」以外の候補が上がって来ません💦

確かに日本にいると耳慣れない響きであることは確かです。

 

テキストはあるのかと思いきや、結構高いのが指定されていたのでアマゾンで購入しました。

 

こんなのです☟

①Global Negotiation:The New Rules・・・4991円もしました

 

②Getting to Yes: Negotiating Agreement Without Giving In…こちらは2165円

 

これらの本のタイトルから、この授業の目指すところがわかりました‼

”Negotiating Agreement Without Giving In”

 

つまり、譲歩せずに合意する交渉術を如何にして身に付けるか、ということでしょう。

 

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ますます扱いにくくなるのか?

 

入学以来、この学校で1年生の時から、海外では当たり前のことでしょうが「相手に対し議論で優位に立つ術」をディスカッションの授業で徹底的に叩き込まれてきました。

 

その成長ぶりは目を見張るものがあり、おうちでは普段は大人しいのですが、意見が食い違った時には砲弾が行き交うような激しい攻防を見ることになってしまっています。

 

何だか本当にやりにくいです。こちらが迂闊に中途半端な事を言おうものなら、そこから攻撃を受けます。こちらの頭の回転が遅くなっている分中々反撃できず畳みかけるようにヘナヘナにされてしまうのです‼

 

とにかく、「お互い譲歩をしない」ので議論するのが嫌になり、このところは争いになりそうな感じの話題はお互いに避けるようになりました。

 

私としては、もっと丁寧な議論をして、娘によって完膚なきまでに論破されるほどの腕前を見せてくれたら、それはそれでスッキリ納得すると思うのですが、論拠が不十分な上に自分の世界観の中だけで話している部分が多く、毎回非常に後味の悪いものになっていました。

 

おそらく、学校ではもっとスマートで優しい感じのディスカッションなのでしょうが、相手が家族となると容赦はありません…(-_-;) 

(事実学校では、影が薄めの大人しいグループのメンバーです)

 

17歳ということでまだ精神的にも未熟で、年齢的にも視野が狭いのは仕方がないにしても、扱い辛いったらありません‼ 

(反抗期は多かれ少なかれどこもこういう感じかもしれませんが…)

 

以前は、どちらかというと口数が少なく、ボーとしている感じの子でしたが、最近は議論となるとモードが変わるのです。

 

でも、脳脊髄液減少症で身体も頭も動かなかったあの長い間は、喜怒哀楽を表す元気が絶望的なくらいに無かったことを思えば、反面、嬉しい部分もあります。

それに、このくらい物が言えた方が、いざ海外に出た時には安心であることは確かです。

 

私の場合、かつてあまりにも言葉を呑み込みすぎて(幼少時より家庭内での正常なコミュニケーションが取れなかったため)子供でありながら自分の思う事が全く言えない子供でした。

後に海外に行って死ぬほどのカルチャーショックと言語の壁で苦労した事により、やっと言うべきことは、恐る恐るですが、言える人間になってきたのでです。(今でも、根は対人に弱い小心者であることは変わりありませんが)

 

娘は、苛めを何回か経験したことで、小学校では影が薄く空気を読みすぎる子であり、神戸市中学校の絶対的管理教育の中では議論どころか発言を封じられてきたという経過を辿っています。そしてその後の事故で人間の嫌な部分を見すぎたため、可哀そうなくらい厭世的になっていました。

 

なので、私が海外で辿ったような荒療治を経て性格が(表向きは)変わったように、娘も「発言の鍛錬の場所」としての今の学校の風土に努力して馴染むことで、かつての気弱な自分を鍛える結果となり「物が言える」ようになってきたのだと感じます。

 

そう思うと、これも成長の証であることは間違いなく、とても微笑ましい気分にもなるのは親として自然なところです♬

 

思えば、娘と議論をしていると、海外にいて外国の人の中で感じたあのストレスに近いものを感じていることに気が付きました。それだけ娘の言論はパワーアップしているのでしょう。

 

学校では、外国の言葉だけでなく、それを含む空気や文化も伝えられていることをひしひしと感じてしまいます。

 

そして今学期からの、「交渉術」では、おそらくですが、もっと上手く議論を運ぶことができるような学びが与えられることだろうと予測をしています。

 

親に対しても、感情的にならず、一方的に譲歩するわけでなく、できればwinwinで合意に至るような関係を築けるようになれば、大したものではないでしょうか。

 

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その際、日本的な優しさや柔らかさが感じられるような議論や交渉の達人になってくれればそれ以上に嬉しいことはありません。

 

 

 

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