今日ご紹介するお店は、外観こそ派手さはないものの、そば好きならお店の名前聞いたことある、行ったことある、行ったことない方でしたら一度は足を運んでほしい名店です。
入口にはメニューの記載もなく、初めて訪れる人には少し入りづらいかもしれません。しかし、一歩足を踏み入れれば、温かみのある空間と職人のこだわりが詰まった料理が待っています。百名店にも選ばれるその実力は、一口食べれば納得の味わい間違いなしです!
ということで今日は、神保町にある派手さはないですが、そば好きなら入って後悔はしないお蕎麦屋さんを一軒ご紹介させて下さい。
神保町にある老舗の町のお蕎麦屋さん
とある冬の土曜のお昼ごろ。この日はおそば気分でしたので、旦那様と二人神保町の裏路地にひっそりと佇む老舗のお蕎麦屋さんが近いことに気が付いたのでダメ元で向かってみました。
平日だと14時閉店ですが、土曜は夜営業はなしなのでお昼16時まで開いています。
土地勘がないと正直ちょっと辿りつけないですが、ナビを片手にテクテクテク。
事前に旦那様には写真を見せてたとはいえ、実際の店構えを見てちょっと怯んでましたw
とはいえ、どうしても入りたかったので旦那様に入口の引き戸を開けてもらい入店。
お蕎麦屋さんの名前は、松扇(まつおう)
どんなお店?
松翁(まつおう)は、1981年にオープンした町のお蕎麦屋さんです。神保町交差点から北東に進んだ神田猿楽町一丁目の裏路地沿いに位置しています。
その控えめな佇まいは、初めて訪れる人には少しわかりづらいかもしれませんが、見つけた時の喜びはひとしおです。
▼お店の外観
店内はこじんまりとしており、1階と2階に分かれています。どこか落ち着く雰囲気で、気軽に一人でも立ち寄れるのが魅力的です。
2Fは不明ですが1Fはすべてテーブル席でした。カウンター席はないのでお一人様で訪れてもテーブル席になります。
こちらで提供されるおそばは、茨城県産常陸秋そば使用がメインの模様。
代わりそば(変わりそば)は季節によって毎日違うものを提供していただけるとのことで、我々がこのイ訪れた際は、みかん切りでした。
代わりそば(変わりそば)があると、ついつい頼まずにはいられないのですが、此方では、紫蘇切り、芥子切り、菊花切り、柚子切り、桜切り以外にも、唐辛子切り、ペパーミント切り、木の芽切りなど個人的にはいただいたことないものまでありました。
アクセス
都営地下鉄三田線・新宿線東京メトロ半蔵門線の神保町駅から徒歩5分強の距離にあります。水道橋駅、御茶ノ水駅からは10分弱でしょうか。
営業時間
■平日(月~金曜):
【Lunch】11:30~14:00
【Dinner】17:00~20:00
■土曜:11:30~16:00
■定休日:日・祝日
お食事
2024年の2月の土曜の15時ごろに訪れた際は、待たずに着席できました。旦那様と2人で訪れた際に頂いたのはこちらになります:
・合もりとけんちん汁 1,550円
・冬季限定 牡蛎そば 2,000円ほどだった気が
※2024年12月の時は牡蛎そばのお値段、2,650円と記載があったので金額は2,000~3,000のレンジでしょうか)
合もりとけんちん汁の「けんちん汁」
合もりとけんちん汁、この組み合わせは、寒い冬の日に体を芯から温め、同時に蕎麦そのものの魅力を堪能できるなんて素敵すぎます!
白みそを使用したけんちん汁は想像以上に具材がたっぷり。木綿豆腐やこんにゃく、根菜類、ほうれん草、長ネギといった素材が絶妙なバランスで調和しています。
一口食べれば、その滋味深い味わいに思わずほっと一息。特に冬の寒さが染みる日には、これ以上の一品はないと言えるでしょう。
▼そばつゆと蕎麦湯
合もり
二色もりは美しく整えられた蕎麦が特徴的。食感と香りが際立ち、口に含むと蕎麦粉の風味が広がります。
冷たい蕎麦を選んだ場合、つけつゆは濃口か淡口か選べますが、旦那様用なので定番の濃口をチョイス。確か淡口の方が塩分強いってお伺いした気が。
濃口とはいっても、東京のそばつゆとなると平均の濃さかと。その深い味わいが蕎麦の美味しさを引き立てました。個人的にはかなり好みのツユでした~w
おそばは、水切りがしっかりしているため、最後の一口まで美味しくいただけました。
牡蠣そば
冷たいおそばも好きですが、温かいおそばも好きなので、玉子とじそばとか牡蠣そばがあったら、頼まずにはいられません!
レンゲはぷっくりとした可愛らしいフォルム。
三陸産の大きめでぷりぷりの牡蠣が3つ入ったこの一品は、寒い季節にぜひ試していただきたい逸品間違いなし。
透明感のあるスープは優しい味わいで、牡蛎の旨味がじんわりと染み出しています。一口食べるごとに、心も体も温まる感覚を覚えます。牡蛎好きにはたまらない一杯で、リピートしたくなる味わいでした。
一品料理や日本酒も豊富なお蕎麦屋さん
松翁(まつおう)は、お蕎麦はもちろん、一品料理や日本酒の種類も豊富なので、昼から思わず一品料理とお酒を頼みたくなりましたがこの日はぐっと我慢。
キッチン近くの壁には、日本酒やお蕎麦に合うおつまみがずらりと掲げられています。これを見るだけで、一杯飲みたくなる気分になること間違いなしです!
店内の雰囲気は、外観から分かる通り、気取らず落ち着いた空間なので心地よさを感じられるお店だと思いました。正直、事前に何も情報がなかったら一人では・・・入れてないかもです。はい。笑
ですが、此方は一人で訪れても、友人や家族と訪れても、心温まる時間を過ごせること間違いありません。
次回は一品料理屋日本酒を楽しみたいと思います。ぜひ皆さんも神保町の隠れ家的存在松翁(まつおう)で、特別なそば体験をしてみてはいかがでしょうか。