ぼくらはみんな生きていく

医療的ケア児の娘のこと。医療、福祉、母の頭の中のあれこれを書くブログ。

お別れと今年もよろしくお願いしますのご挨拶と

年末も年始のご挨拶もすっとばして2022年が始まった。今年もよろしくお願いします。

思いがけずドッタバタの年末年始でした。

 

2021年12月27日、おばあちゃんが亡くなった。96歳、大往生。

その日は年内最後のめいのリハビリ受診の予定だったのが、なんとなくイマイチの体調で普段ほとんど風邪をひかないめいが珍しく鼻なんか垂らしていて、訪看さんとも相談して家でゆっくりして元気に年末年始迎えた方がいいね、ということでおやすみしていたところ一報が入ったのでした。

 

「おばあちゃんが、いよいよダメかも」

 

リハビリを休んで家にいるところでよかったなと思う。リハビリ室で泣き崩れるところだった。

それを見越しての休み?まさか。いやいや。めいとおばあちゃんは相性がよかったけど、こんなところまでタイミングが合うなんて。

 

今日か、明日か、というお医者さんの見立て通り、その日の夕方おばあちゃんは息を引き取った。

 

会いたい人には会いに行こうと心に決めていたのに、この2年おばあちゃんには面会制限に阻まれ一度も会うことが叶わなくて、私にとってはさみしさと後悔の残る最期となってしまった。

 

それでも、お葬式ではみんなで見送ることができた。めいもお葬式に連れていくことができた。

おばあちゃんの96年の長い人生のうちのほんの2年、最後の2年、不自由だったけどおばあちゃんの人生がこの2年で揺らいだりはしなかったはずで、きっといい人生を生き切った。

めいを、夫を、会わせることもできた。

 

子供、孫、ひ孫、親戚みんな泣いて、笑って、おばあちゃんの写真を見返して、思い出話をたくさんして、見送った。

 

おばあちゃんが亡くなってからお葬式まで夜全然まとまって眠れなくて、お葬式が終わった後大晦日やっと眠れて、気が抜けた新年早々胃をやられ寝込み、見事な寝正月をキメて。

おばあちゃんに怒られそうやわ。

 

寝正月が明けていつも通りのドタバタの日常で、もうすっかり元気で、忙しい。

「めんどくさがったらあかん」って口癖みたいなおばあちゃんからの小言をめんどくさがりの私はこれまで以上にことあるごとに思い出しながら、生活しようと思う。

働き者で、料理が上手で、いつも笑顔で、世界一のおばあちゃん。忘れへん。だいすき。