ぼくらはみんな生きていく

医療的ケア児の娘のこと。医療、福祉、母の頭の中のあれこれを書くブログ。

16歳になりました!

 

いつも通りの平日に誕生日を迎えるとこれでもかというほどの「おめでとう!」の言葉をもらえて、めいはいつもの3割ましでにこにこ。

学校の連絡帳にもデイの連絡帳にもそれが書かれていてどんな顔をしていたのかその姿が目に浮かぶようで読みながら思わず私も笑みがこぼれた。

 

いつも通りの平日をいつも通りに過ごして夕方訪問入浴のスタッフさんと楽しくお風呂に入っていると、頭を洗ってくれていたスタッフさんが

「ん?これたんこぶちゃう?」

とめいの右側頭の異変に気付いてくれた。

 

看護師さんも確認してくれて、私も確かめてみると、うん、これは朝髪を結う時にはなかった、紛うことなきたんこぶ。

結構腫れていて、どっかにゴンとやっちゃったんやろう、と看護師さん。

でも、学校の連絡帳もデイの連絡帳にも「にっこにこでした」以外の情報がなく、どこにもたんこぶのことは書かれていなくて、心当たりがあれば書いていいてくれるはずなので、連絡帳にあったように多分にっこにこの誕生日を過ごしていたに違いなく、目の前も本人もにっこにこで、よかったなぁ、楽しかったんやなぁという感想しか出てこない。

 

困ったな。

 

誕生日当日金曜日で、学校の電話は非常用携帯しか繋がらない時間。でも今日を逃すと月曜まで待たないといけない、ということで確認するなら当日の方がよかろうということで学校とデイにそれぞれ電話を入れさせてもらった。

「遅くにすみません、帰ったらたんこぶができてて…でも連絡帳にも何も書いてなかったし、何もないとは思うんですけど、心当たりとかあったりしますか?」

学校もデイも、ここからがすごかった。

 

「すぐ確認します!」

 

デイの理事長さんはすぐさま関わってくださった人達に連絡し確認して、何もなかったみたいなんやけど…お大事にしてね、と電話を折り返してくださった。

学校の先生は一度教室に戻り、めいが寝転んでいる場所に自ら寝転んでみたり、使用しているバギーを引っ張り出してみたり、検証をして話し合って、折り返し電話をくださった。

 

みんな一緒になってどこで何があったのかな、なんやろう、と考えてくれたけど結局やっぱり誰もなにも心当たりがなくわからなかったのだけど、翌日もわざわざ「その後様子はどうですか?」と電話をくれたり、きっちり情報共有してもらえていて出会う人出会う人が

「たんこぶ、どこやった?今どう?ちょっと触っていい?ここかぁ…なんやろうなぁ」

と気にかけてださり、みんなで気をつけようね、と話し合ってありがたく手厚いフォローをしていただいている間にめいの頭はきれいさっぱり腫れも引いていつも通りになった。

生きてるだけで身に覚えのない青タンができる女こと私のこどもなので、めいもどっかで何か、わからんけど、何かやっちゃったんでしょう。誕生日でテンションも上がってたし。

 

こうして今年も記憶に残る誕生日となったのでした。

そういえば、数年前は誕生日当日に首にしこりをみつけて病院に飛び込んだ、なんてこともあった。

 

誕生日は何かしらの事件が起こるもの、なのかもしれない。

 

そうそう、ちょっと前にすももも、16歳になりました。

 

我が家のふたりの16歳、元気に一年過ごそうね。

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