日曜日にジャパンカップ(GⅠ)が行われる。舞台の東京芝の馬場はこの時期にしては良好な部類で、速い時計とバイアスが出る可能性がある。
東京競馬場は月曜日に3㎜、水～木曜日に38.5㎜、土曜日に数ミリの雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。芝コースは馬場が良好な状態なので、内枠有利、差し有利のバイアスが出る可能性がある。
阪神競馬場は月曜日に8㎜と水曜日に20㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は芝は良、ダートは稍重。芝は今週からA→Bコース替わりなので、内枠有利、差し有利のバイアスが出る可能性がある。
では、2022年11月27日、日曜日のトラックバイアスを予想する。
【目次】
東京競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に3㎜、水～木曜日に38.5㎜、土曜日に数ミリの雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は晴れ予報。
開催8週目にして日曜日が開催最終日。前日は朝に雨が降ったこともあり、コース全体の内ラチ沿いがデコボコし、3～4コーナーの内ラチ沿いには少し傷みが出始めたが、この時期にしては良好な部類。日曜日は晴れ予報なので馬場の硬さは標準位になりそうだ。
土曜日の時計は－1.8秒位。日曜日は晴れ予報なので－2.2～－2.0秒位と想定している。
枠は内～フラットと想定。内ラチ沿いに傷みが出てきたが路盤の補修をするはずで、しかも馬場の硬さも標準位になりそうなので、多頭数のレースは内枠有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。直線はまだ傷みが出ていないので多少は内が伸びるかもしれないが、基本的にはバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第～差しと想定。まだ速い上がりが出ているので差し有利になる可能性がある。
・ダート
月曜日に3㎜、水～木曜日に38.5㎜、土曜日に数ミリの雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は稍重。日曜日の天気は晴れ予報。想定馬場状態は良。
土曜日の時計は－1.4秒位。日曜日は晴れ予報で馬場状態の回復が見込めるので－0.9～－0.6秒位と想定している。
枠はフラット～外と想定。日曜日は晴れ予報で馬場の表面が乾燥しそうで、しかも日曜日は3～4コーナーが向かい風となりキックバックが多くなりそうなので、砂を被りにくい外枠が有利になる可能性がある。
直線の伸びはフラットと想定。今開催はバイアスが出にくい傾向となっている。
前後は展開次第～差しと想定。日曜日は馬場状態が良に回復しそうなので、ここ数週間の傾向通り差し有利になる可能性がある。
阪神競馬場
芝
ダート
【備考】
【解説】
・芝
月曜日に8㎜と水曜日に20㎜の雨が降ったが、土曜夜時点の馬場状態は良。日曜日の天気は晴れ予報。
開催8週目。今週からA→Bコース替わり。これにより傷んだ箇所はおおむねカバーされたが、コース全体の内ラチ沿いが少しデコボコしている。今週は週間に雨が降ったためか、それとも段々と野芝が休眠期間に入る頃だからか、馬場の表面が少し緩め。
土曜日の時計は－1.9秒位。日曜日は晴れ予報なので－2.0～－1.8秒位と想定している。
枠は内～フラットと想定。土曜日はコース替わりの影響は外枠過ぎると厳しく、少し内枠有利のバイアスが出ていた。日曜日も同じ傾向だろう。
直線の伸びはフラットと想定。直線はまだ傷みが出ていないのでバイアスは出にくいだろう。
前後は展開次第～差しと想定。日曜日は馬場がさらに乾燥して速い上がりが出そうなので、差し有利になる可能性がある。
・ダート
月曜日に8㎜と水曜日に20㎜の雨が降り、土曜夜時点の馬場状態は稍重。日曜日の天気は晴れ予報。想定馬場状態は良。
土曜日の時計は－1.0秒位。日曜日は晴れ予報で馬場状態の回復が見込めるので－0.7～－0.3秒位と想定している。
枠と直線の伸びはフラットと想定。日曜日は向こう正面が強めの追い風になりそうなのでバイアスは出にくいだろう。
前後は前～展開次第と想定。日曜日の含水率が高めだと前日と同じく前有利になる可能性がある。そうでなければバイアスは出にくいだろう。
