翼9.『七姉妹のバレンタイン』
初出:2009年2月(EP4と5の間)(PC版『翼』に収録)
最初に一言。
原作(PC版)をリアルタイムで追っていた読者たちは、これの発表当時に何を思っただろう。
ロノウェの作ったチョコレートを七姉妹が、それぞれ意中の相手に贈る。
上位も下位も過去も未来も混然一体で収拾不能。
そもそもロノウェが「舞台裏の余興」と言ってる始末。
ところで、テンパリングしたチョコをそのまま絞り袋に入れて出していいの?
クリームとか足さないの?
冷蔵庫で急いで冷やしたら分離せん?
翼10 『ベアトリーチェのホワイトデー』
初出:2009年3月(EP4と5の間)(PC版『翼』に収録)
改めて一言。
原作(PC版)をリアルタイムで追っていた読者たちは、これの発表当時に何を思っただろう。
『七姉妹のバレンタイン』の続編という、まさかの展開。
前作に続き、と言うかそれ以上に、「舞台裏の余興」の内輪ノリが加速勢している。EP4で殺すだの死ねだの言い合っていたあの緊張感は遠く。
中心たるベアト&戦人の脳天気さが、甚だしくも著しい。
もう完全に、小学生くらいの「らぶらぶすとーりー」だものコレ。
完全に駄々っ子と化してるベアトもそうだが、
そのベアトをリスの頭呼ばわりしてる戦人も十二分に鳥頭と思うのは私だけじゃないと思う。
ところで、98年の世界へフツーに干渉してるベアトが謎。
もしや、これを創作したのは縁寿だったりするんだろうか。
それでは。また次回。