石ころ

戦いの武器(エペソ6章)

 

イスラエルの旅は、敵ばかりで水さえも不自由な荒野であった。しかし、求めれば直ぐに与える主が共に居られ、彼らは旅の間も祝福を受け継ぐ子孫を生み育てていた。

 

明日も見えない暗い世をキリスト者はみことばの光を頼りにして、折々に主を経験しつつ、その存在によってキリストを世に知らせる者である。

 

主にあって、その大能の力によって強められなさい。悪魔の策略に対して堅く立つことができるように、神のすべての武具を身に着けなさい。(10~11)

 

悪魔の策略が張り巡らされている世にあっては、霊の目が開かれて戦う相手を悟らなければならない。悪魔は目に見えるものを先立てて、血肉の戦いに導くのである。いかなる時もその勝者はサタンである。

 

私たちの格闘は血肉に対するものではなく、支配、力、この暗闇の世界の支配者たち、また天上にいるもろもろの悪霊に対するものです。
ですから、邪悪な日に際して対抗できるように、また、一切を成し遂げて堅く立つことができるように、神のすべての武具を取りなさい。(12~13)

 

世の出来事に一喜一憂している時は、肉の目に見える所に立っており、みことばの武具は脇に追いやられ、霊の目は堅く閉ざされて眠っている。
キリスト者の武器は、生きて働く神の力みことばである。人の知恵や兵器の量では無く、戦いの経験や賢い戦略でもない。

 

不正な敵の前でキリスト者のなすべきことは、正しい裁きをしてくださる主に信頼して礼拝し、神のご計画を待ち望むことである。
そのとき聖霊がみことばを解き明かして、目の前の状況が良くても悪くても主に安息する平安をたまわるのである。

 

私の敵をよそにあなたは私の前に食卓を整え頭に香油を注いでくださいます。私の杯はあふれています。(詩篇23:5)

 

敵を前にしてみこころを求める時は、自分の一切と愛する者を御前に投げ出してみことばを開く時を過ごしつつ主を待つ。数日でも数カ月でも・・すると不思議なことに、いつの間にか敵の存在を忘れている

 

聖霊が解き明かすみことばを味わっているうちに、確信が与えられて思いが新しくされたのだ。安らぎの中で御名を崇めているのは、香しい油を注いでくださったからであろう。

 

そして、堅く立ちなさい。腰には真理の帯を締め、胸には正義の胸当てを着け、
足には平和の福音の備えをはきなさい。
これらすべての上に、信仰の盾を取りなさい。それによって、悪い者が放つ火矢をすべて消すことができます。(14~16)

 

敵の前で堅く立つことが出来るのは、主を経験して知っているからである。
ゴリアテの前に立ったダビデの強さは、主に信頼して生きている関係にある。ダビデは自分の弱さ知って居り、獣に打ち勝ったのは神の御わざであることを、命を託すような経験の中で知った信仰である。

 

今、これらの武器は、敵に気づいて持ち出して来るものではなく、キリスト者が常に身に付けているユニフォームである。世は悪魔の放つ火矢が飛び交う戦場だからである。

 

 救いのかぶとをかぶり、御霊の剣、すなわち神のことばを取りなさい。
あらゆる祈りと願いによって、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのために、目を覚ましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くして祈りなさい。(17~18)

 

御霊の剣はみことばである。聖霊はキリストのことばと共に在り、みことばを保証して確信を与える神の力である。
その方によって祈りの霊が満たされ、夢にも現にも遊んでいても働いていても、霊は祈り続けて主の交わりに居るのである。

 

絶えざる祈りを知ると、目の前の敵、突きつけられた問題、痛みを覚える弱さ、それらのすべてに泣いたり笑ったりしながらも、それらは主と交わる材料となり、その交わりは嬉しいことなのである。

幼子が母に訴える甘さのように・・、すべては愛する方のお側に居る喜びとなり、愛されている満足を経験する時だからである。

 

神は、あらかじめ定めた人たちをさらに召し、召した人たちをさらに義と認め、義と認めた人たちにはさらに栄光をお与えになりました。
では、これらのことについて、どのように言えるでしょうか。神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。(ローマ8:30~31)


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