細菌戦の系譜!!

2022-01-26 11:49:29 | Weblog

日本は、日中戦争で国際法に違反して、細菌戦、毒ガス戦、無差別爆撃を行った。日本政府は、この事実をきちんと認めていない!!

 

●『細菌戦部隊』

731研究会編   1996年9月(核時代51年)初版発行

Ⅱ 関連部隊・支部

香港難民の大量虐殺

ゲルトネル菌を飲用湯に投入して・・・・

 

丸山茂

8604部隊

 

(経歴)

1917年生まれ

1938年 朝鮮・龍山の歩兵79連隊に教育召集

1939年 南支那派遣軍防疫給水部(波第8604部隊)に転属。細菌検索班に所属

1943年3月 除隊。帰国

1945年 再召集

1945年8月 朝鮮で除隊

1945年10月 帰国

■この証言は731研究会の学習会での発言(1993年11月)、『短歌草原』(1992年8・9・10月号)所収「いかなる美名でも戦争への道は悪だ」よりまとめられたもの。

 

解説ー波8604部隊について  越田稜
 波8604部隊とは、日本陸軍防疫給水部隊の1つである「南支那派遣軍防疫給水部」の別名であり、「南(みなみ)スホ」とも呼ばれていた。1938年(昭和13年)9月、田中巌軍医大佐を初代部長に国内で組織され、38年10月日本軍による広東攻略後、39年5月中国・広東において編成された。
 同部隊の実態についてはこれまでほとんど分かっていなかったが、丸山茂氏の証言、日本の民間調査団(映画『侵略』上映全国連絡会<代表森正孝>メンバーの粕川良谷氏が団長)による広州市での調査、そして中国側での広東省社会科学院歴史研究所の沙東迅氏の調査研究によって、かなり明らかになってきた。 
 

●証言

生体解剖(旧日本軍の戦争犯罪)

中央档案館

中国第2歴史档案館

吉林省社会科学院編

 

江田憲司

兒島俊郎

古川万太郎編訳

 

 

Ⅰ東北

2 華北

5  内蒙古

安達千代吉自筆供述書(1955年)

 

私は「大変だ」と思い、すぐに大声で叫んだ。
「おい、しっかりしろ、それでも日本の帝国軍人か」。
寺田は穴の中でサッと立ち上がったが、顔に血の気がなく、両足は震えが止まらなかった。私は再び叫んだ。
「命より大事な銃を離すとは、貴様のようなバカがいるか。おい、しっかりしろ」。
寺田はようやく我に返ったようで、本能的に銃をつかみ力いっぱい引っ張り出そうとしたが、どうしても抜けなかった。・・・・抗日戦士の怒り、呪い、憎しみと沸き立つような鮮血が、日本兵の銃剣をかんじからめにしてしまったのだろう。寺田は一層あわて、左足で抗日戦士の身体を踏みつけ、ようやくのことで銃剣を抜いて穴から這い上がった。彼は真っ青な顔をし、大きく荒い息をしながら力を入れて踏み締めた両足も震えが止まらず、こそこそと隊に戻っていった、
 それから私は解散命令を出し、穴に落ちた抗日戦士の刺突された様子を検査した。1人、2人、3人、穴に落ちた戦士の血の海の中に伏せたまま、かすかにその指を動かしていた、
 

●毒ガス戦

・『日本軍の毒ガス兵器』  松野誠也著

第7章なぜ日本軍は毒ガス兵器に依存して戦いを行ったのか

4 日中戦争をめぐる陸軍中央の動向と毒ガス戦

日中戦争の戦略的持久戦から「好機南進」へ傾く中での毒ガス戦

 

だが、1939年12月~40年1月にかけての中国国民政府の冬季攻勢は中国側の抗戦力の強さを証明し、日本軍は苦しい防御戦を強いられ、毒ガスを使用することで苦戦を切り抜けた部隊もあった。そしてこの頃陸軍首脳は、日本の国力は限界に達しており、中国を武力決戦によって屈服させることはできないということに気づいていた。

 

 第1次世界大戦では、毒ガスが大量に使われた。

百年の悲劇は、ここから始まった1

 
 

 
 

・『日本の中国侵略と毒ガス兵器』 歩平著(山邊悠喜子、宮崎教四郎訳)明石書店 1995年発行)

 

第8章 無辜の被害者

山西定襄・上零山毒ガス殺戮事件

日本軍は100名以上の群衆を2つの教室に押し込み、外から厳重に鍵をかけた。すると突然、人々は窓の外の日本兵たちが奇妙な面をつけ始めるのを見た。次に、1人が縦一尺余、横7~8寸、厚さ4~5寸の木箱を持って教室に入ってきた。木箱から円筒状のものを取り出し、火をつけるとすぐ、教室の煙のうずに巻かれた。

SNSで人気「ウサギの島」が背負った〝毒ガスの歴史〟大久野島を歩く

 

加害の歴史」北九州市の毒ガス工場 第二次世界大戦で旧陸軍が使用



 



 
 
 

 

 

 

日本軍の毒ガス戦と遺棄毒ガス問題


 

 

 

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 細菌戦の系譜!! | トップ | 細菌戦の系譜!! »

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事