イタリア/ブオンリコルド(buon ricord)のお皿

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イタリアに住んでいた頃、夫婦で集めていたモノがこのお皿達でした。

buon ricordo(ブオンリコルド)のお皿です。

そもそもブオンリコルドって、何?

っていう方に説明させてもらうと、イタリア食文化協会っていうのがありまして。

その協会に加盟しているレストランは、郷土料理をスペシャリテとして出していて、それを頼むとレストランごとに異なる絵皿がもらえるようになっています。




イタリアで集めたブオンリコルド(buon ricord)のお皿。

お皿には、レストランの名前と、そのスペシャリテの絵が描かれています。

上の写真はペポーゾという牛肉の煮込み。この料理は胡椒を効かせて煮込むので、しっかりミルも添えられています。

そして当時、このお皿を手にしたのが2014年。

ちょうどブオンリコルドが創設されて50周年という節目の年でした。

なので、その年の絵皿には50という数字が入っています。

裏側にはその年の年数も記されています。

これは鳩の絵。

つまりは、鳩の料理がスペシャリテということ。

日本で、鳩って聞くと、ちょっと抵抗があるかもしれませんが、想像以上に臭みやクセもなく美味しいです。

これは、ベネチアに行った時のおまけ。

もはや、本命の方は紛失した模様。

実は、わたし達夫婦にとっては、このお皿達はとても思い出深いモノ達です。

というのも、そもそも料理人である主人の師匠もイタリアで修行されたシェフでした。

そのシェフも、修行当時にブオンリコルド協会に加盟していたレストランを食べ歩き、集めたお皿を自分のレストランに飾っていたのです。それを見てきたうちの主人も、イタリアに行ったらそれを集めたいと思ったのが、きっかけでした。

そして実はこのお皿達、蚤の市でも見つけることができます。

蚤の市で扱われているモノは、既にブオンリコルド協会に加盟していないレストランの絵皿とも出会えるので、そこがある意味で面白いというか。




まとめ

ブオンリコルド協会に加盟しているレストランは、サイトから調べられます。

日本にも加盟しているところが数店舗あり、イタリアだと各地にあるので、旅行先とかで立ち寄ってみるのもいいかと思います。

ただ、ちょっと注意も必要です。

実は一度、お皿目あてで行ったレストランで、絵皿の在庫がなくってもらえなかったことがありました。

なので、確実に欲しい場合は、事前に電話確認した方がいいかも。

レストランにはよりますがお皿代含めて、そのスペシャリテは35ユーロ前後のところが多かったかな。

ちなみに、わたし達が住み始めた当初は、積極的にブオンリコルドの加盟店を調べて足を運ぶ機会を作っていたのですが、他にも行きたいお店もあるし、実際に食事してもらった絵皿っていうのはそんなに多くはなかったんですけどね。

その代わりというか、蚤の市で見かけた時は、すぐに買っちゃってたなぁ。

もはや欲しい云々というか、出会ったら瞬発的に手にしてました。

なんだかんだで、100枚以上集めていたのですが、日本に送るときの送料がやっぱり高かったですよね。。。

このお皿重いんですよ、一枚600グラムくらい。

しかも、配送中に結構割れてしまったり、好きそうな友人にもプレゼントしたりしたので今は手元に半分も残っていません。

そうそう。

ネットでブオンリコルドって検索すると、メルカリの画面が出てきて、1枚7000円前後で売られていてびっくり!

すごいね、コレクターっているんですね (売らんけど)。


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