こんにちは。ヨウヘイ(プロフィール)です。
今回は、リトアニアの市場(マーケット)についての記事です。リトアニア観光に来る方には観光本などでもよく紹介されている「ハレスマーケット」が有名だと思いますが、実はビリニュス市内にはハレスマーケット以外にも現地で長年親しまれている市場が存在しています。
それが、今回紹介する「カルバリーマーケット」です。
目次
カルバリーマーケット(Kalvarijų turgus)
カルバリーマーケットは、800以上のお店が並ぶリトアニアで最大級のマーケットとなっています。場所は、ビリニュス旧市街地からバスで10分くらいの場所にあり、観光で訪れている方にとっても気軽に行ける場所となっています。
マーケットには、フルーツ、野菜、生花、植物、肉、ハム、ベーコン、魚、衣服など、様々なものがあって、ここに来れば食品から生活用品までほとんどのものがそろうと思います。さらに、買い物にはビリニュス市民はもとより市街からも毎日数千人の人が訪れていると言われています。
古くからあるカルバリーマーケットではロシア語を話すお店の店員も多いようですが、最近では観光客が多くなってきたことから、英語を話せる人も多くなっています。ただし、買いたいものがすぐ目の前にあるマーケットでは、言葉が伝わらない場合でも身振り手振りで購入することもできるので、それほど心配することはないと思います。
カルバリーマーケットへの行き方
カルバリーマーケットへは市内バスを使って簡単に行くことができます。マーケットのバス停は入口の目の前にあるので、現地行きのバスに乗車できればあとは降り過ごさなければ迷うことも殆どないでしょう。
カルバリーマーケットのバス停は「Kalvarijų turgus」です。リトアニアのバスの中にも電光掲示板があるので、こちらの文字が表示される場所で降車しましょう。バスの乗り方については、別記事で詳しくまとめているのでよければこちらの記事も参考にしていただければと思います。
マーケットの中の様子
肉類(ソーセージ、ベーコン)
肉類は豚、鳥、牛、七面鳥などが用意されていて、燻製したものや生肉など用途に応じて様々です。リトアニア国内でも特に人気のあるソーセージなどの燻製肉は、同様のお店がいくつもあるのでどこで購入すればよいか迷ってしまうと思います。
どのお店で買っても美味しいことに違いはありませんが、多くのお店で試食をさせてくれるので、気になるものがあった場合は気軽に声をかけてみると良いでしょう。
燻製以外の精肉は、日本のような細かく分けたものではなくブロック販売になっているので、買いたい部位と量を伝えれば切り分けてくれます。ただし、量については結構適当なので目安程度に考えておくと良いでしょう。
黒パン
リトアニア人はライ麦で作られた黒パンを好んでよく食べます。黒パンは通常の小麦粉で作られたパンよりも色が濃く、パンの色が黒っぽくなることから黒パンと呼ばれています。
そして黒パンは主に東欧・北欧で好んで食べられており、通常の白パンと異なり発酵にはイースト菌ではなくサワードウが使われています。
また黒パンの特徴としては、生地に酸味がありパン自体が密度が高いため通常パンよりも少し硬めとなっています。そのため、噛みごたえや食べごたえがあり腹持ちが良いのも黒パンの特徴となっています。
肉類と同様に、量り売りで購入することができるので必要な文を伝えればその場で切り分けてくれます。
魚介類系
リトアニアでは日本と異なり魚介類が豊富ではありませんが、こちらのマーケットではリトアニアのスーパーではあまり見かけることのない魚介類を購入することができます。
刺し身で食べられるようなものは多くありませんが、冷凍された白身魚やフライ用の小魚(ワカサギ)、タコやイカなどなど魚の種類は豊富に揃っています。
魚は切り身で購入することもできますが、丸々1匹購入することもできます。魚を捌くことができる方は一匹丸ごと買う方が鮮度が良くて美味しく食べられるかもしれませんね。
生鮮野菜
カルバリーマーケットでは、野菜類も通常のスーパーよりも豊富に揃っています。日本のスーパーであれば野菜の鮮度はそれなりに良いものが揃っていますが、リトアニアでは入荷時には鮮度の良いものも購入するタイミングによっては少し痛みかけた物が残っていることも少なくありません。
スーパーでは痛んだものを除いて選ぶことに慣れている現地人も多いようですが、こちらのマーケットではいつ行ってもかなり鮮度の高いものが並んでいるので、安心して購入することができます。
まとめ
いかがでしたか?
海外マーケットと言えば、日本ではあまり見ることのできない商品を眺めるためだけに訪問する人も多いと言われています。
リトアニアのマーケットはビリニュスをはじめ、各地に点在していますが、規模はそれぞれ異なります。
観光客の方に人気なのは、駅からも近いハレスマーケットだと思いますが、今回紹介した「カルバリーマーケット」は品数も多く、現地の人に好んで利用されている場所となっています。食材をはじめ、現地の雰囲気をマーケットで感じてみたいと思う方はぜひこちらを訪問してみてください。