第67回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告
2025年1月11日(土曜日)年明け初の集いを、さいたま市内の公共施設🔰和室を使って行いました。
photo『初日の出の赤富士』/Osamu.
参加者は20名様。
うち初参加の方は3名様。
親が他界された方、パートナーが他界された方、子が他界された方が集いました。
参加者全員で自己紹介や近況等で一巡から。
私は、亡き子 有ちゃんのクラスメイトだったことのある少年が、プロのサッカーチームで活躍しているのをテレビで見たときに感じた、眩しさに圧倒される想いについて語りました。
事後からまる8年、数字ではピンとこないのですが、此の世に居たら彼等と同様22~23歳になるのだなと、具体的な姿見で比較してみたときに、随分と時間が経ったことを感じるものですね。(永遠の14歳の亡き子………成長した彼等22~23歳の姿)
自己紹介後は、受付で配られた番号テーブルに移動し、5班に分かれてグループミーティングに入りました。
①グループ(子が他界)
残されたきょうだいへの思い。子を喪った親とは違う辛さを抱えているように思う。親としては「生きていてほしい」それだけを願う。
こんなことがあって、これからどう生きるのか課題を出されたように感じる。
亡き子の辛さを思うと、自分の辛さは生きてる間持ち続けるべきなのかもしれない。
時が経つにつれ、辛い中にも少しずつ気持ちが変化していくのを感じる。
②グループ(子が他界)
自死について何年も考察を繰り返し、自分なりの考え方が定まっているので、亡き子の悼み方、供養の気持ちにも、以前とは違う感情がこみ上げてくる。
自責の念。その理由や背景を聞き合うことで、各々の違いに気づかされること。
自死を最初から『病気によるもの』と考える遺族と、そうではなかった遺族の、想い方、苦悩の違い。
こんな事が起こった中でも、生き続けている当事者にとにかく会ってみたかった、その思いだけで這うように参加してみたのが最初の気持ちだった。
事後から付き合えなくなった友人関係の断捨離についての話題。
③グループ(子が他界)
家族でも悲しみ方が違う。分かち合うことが難しい。
話したい方と触れてほしくない方、人により様々。
大切な方の気配をいつも同じ向きから感じる。音やサイン、大切な方の持ち物から、存在を感じる。魂、スピリチュアルなものに興味が出てきたこと。
この事を知人へ伝えるべきか悩む。伝えたとき、思ったような反応が返ってこなかったので悲しかったこと。
④グループ(子が他界)
日の浅い方のお話しをうかがいながら、少し先をゆく私たちの強い共感でお話が進んだ。
友達や親 兄弟にも聞かせられない、しんどい話しができるのは、お互い経験者だとゆう安心感から。
心が苦し過ぎて会にも参加できない時期もある。行っても大丈夫かなぁと思いながら参加してみると、意外にもすごく話せて、来てみて良かったと思うときもある。
⑤グループ(親・パートナーが他界)
命日が近づいてくると、もっとしてあげることがあったのではないかと考えてしまう。
記念日が近づいてくると思うと、喜びの記憶が複雑な感情になってしまう。
絶え間ない悲しみや後悔の気持ちが続くこともある。
気持ちが乱高下する。気持ちが乗らない日は、もっともらしい理由で仕事を休んでしまったり。
悲しくたまらないのに涙が出ない自分がいる。
将来に不安を感じている。
なんでしょう。個人的に今回は、皆様の話を聞いていて目頭が熱くなる場面が多く感じられたグループミーティングでした。
(やはり命日月というのも関係してるのか)
何年経とうと変わらないこと、少しずつでも変化していくこと、あるのでしょうね。
この時期、インフルエンザが猛威を奮っている年始でしたが、会場までお越しくださった皆様お疲れ様でした、ありがとうございました。
閉会後は希望者9名ほどで飲食店に場所を変え、クールダウンの時間を持ちました。
お疲れ様でした( ^^) _U~~
◆ ◆ ◆
次回、2月の星のしずく開催日について。
◆第68回はオンラインの集いです。
2025年2月1日(第1土曜日)ZOOM
13:00~15:30 わかちあいの会
15:35~16:30 フリートーク
※要事前予約です。
◆第69回は対面の集いです。
2025年2月16日(第3日曜日)
受付13:15~
13:30~16:00過ぎ頃まで。
下落合コミュニティーセンター
第2+3集会室
(JR与野駅西口徒歩2分タワーマンション4階)
※対面の集いはお申込不要です。
お気持ちが向きましたときに参加の方お待ちしています。
🔵自死遺族の集い
<2024年度さいたま市ふれあい福祉基金補助事業>
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
🔵第三者委員会について
🔵自死と向き合い、遺族とともに歩む
⇒『法律・政策―社会的偏見の克服に向けて』手引書フリーDLぺージ
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