第70回 星のしずく*自死遺族の集い開催報告
2025年3月15日(土曜日)は対面の集いでした。
三寒四温で不安定な気温が続いているさいたま市内。
公共施設の集会室を使って行いました。
photo『雪柳』/Haru.
参加者は17名様。
うち初参加者は1名様。
子が他界された方々、パートナーが他界された方々が集いました。
参加者全員で一つ輪になり、お一人ずつ自己紹介と、ご自身のお話しされたいこと、無理のない範囲で近況等の一巡。
その後、受付順に配られたナンバーのテーブルに移動して、5班に分かれて、グループミーティングを行いました。
▼①グループ…子が他界
・霊媒師等にみてもらった体験談。
・遺品に関して。
・亡き子との思い出の場所。
・自責の念。
・死後の世界について。
・亡き子の夢。
・みんな最後は(彼方で)一緒になる、そう思うと少し気持ちがラクになる。
▼②グループ…子が他界
・親しい者の自死で、知人友人が受ける心理的影響。
・周囲から言われたことで傷ついた言葉の数々。
・事後直の家族間に関すること。
・動物を飼うことでもたらされた癒しの大きさ。
・事故死、病死とは異なる、自死への偏見を感じたこと。
▼③グループ…子が他界
・境遇が共通するご遺族が偶然揃ったことから、事細かでディープな話題に発展。
・いくら考えても答え合わせができない事を何年経っても考える。
・久々に参加することで、その時に合った自分への気づきがアップデートすることもある。
▼④グループ…子が他界
・我が子の自死、なぜに?どうして?について考察。
・気づけなかった後悔。SOSサインにどう対応するべきだったか。
・我が子の命日から飼い始めた動物の話題。
・当事者でないと、この辛さは話してもわかってもらえまい。
▼⑤…パートナー、子が他界
・事後直後の居ても立ってもいられない気持ちの共有。24時間頭の中で考えてしまう日々。浅い眠り。照明をつけっぱなし。雑踏の中で似ている人を目で追う。車の運転中目に入る思い出の景色に涙する…等。
・日の浅い頃の心臓が本当に苦しくなる激しい痛みのある辛さ。(それも徐々に形が変わってくること)。
・事後のルーティーンを手放せるタイミング。
・他界した大切な人の気配。飼っていた動物の反応。
・相続の問題。ご遺骨、遺品に関して。
・亡き人の夢。
・後悔や自責の念。
・不安定な気持ちが身体に及ぼす影響。
・精神薬の副作用を身近で目の当たりにし、深く考えたこと。
16:20、閉会の時刻をお知らせするオルゴール曲。
窓の外は小雨が降り出していましたね。
年度末で何かとお忙しい時期にもかかわらず、参加くださった皆様、ありがとうございました。会場の片付けにもご協力くださり感謝いたします。
閉会後は、希望者5名程でクールダウンの時間を持ちました。
お疲れ様でした☆
▼会場に設置してある図書テーブル
参加当事者の方々が読んでみて、「おススメ」と感じた(中古の)寄贈書を貸出しているのですが、新品の書籍『愛する人の死は永遠の別れではない』(📷中央)が寄贈されましたので、あらためてお礼を申し上げます。
遅くなりましたがありがとうございました。
◆ ◆ ◆
次回、4月の星のしずく開催日について。
◆第71回 オンラインの集い。
2025年4月5日(第1土曜日)ZOOM
13:00~15:30 わかちあいの会
15:35~16:30 フリートーク
◎要事前申込です◎
開催日が近づきましたらパスコード等送信いたします。
◆第72回 対面の集い。
2025年4月12日(第2土曜日)
受付13:15~
13:30~16:30頃まで。
会場➡浦和コミュニティーセンター
コムナーレ10F【第13集会室】
(JR浦和駅 東口徒歩1分 PARKO10階)
◎対面の集いはお申込不要です◎
お気持ちが向きましたときに参加の方お待ちしています。
🔴東京シンポジウム『自死と差別を考える』~自死遺族等の権利保護研究会
2025年3月29日(土)13:30~16:30
TKP東京駅カンファレンスセンター2階(2A)➡詳細はこちら
🔵自死遺族の集い
<2024年度さいたま市ふれあい福祉基金補助事業>
★3月29日(土)春の川越~小江戸散策会『誉桜の夕べ』
お問い合わせ hoshinoshizuku0922@gmail.com
🔵第三者委員会について
➡Ameba Blog/バトンさん(わかちあいの集いでは野村)
🔵自死と向き合い、遺族とともに歩む
➡『法律・政策―社会的偏見の克服に向けて』手引書フリーDLぺージ
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