【さらぽかの実力】室内、天井裏、床下の温湿度モニター結果【約2年半の記録】

一条工務店の家は夏涼しく冬暖かいと言いますが、実際のところはどうでしょうか。我が家のi-cubeはさらぽか付きなので夏は床冷房と除湿、冬は床暖房と加湿がされています。

  • 実際のところ一年を通して、一条工務店の家の温度や湿度はどうなっているの?
  • さらぽかの実力は?
  • 天井裏や床下の温度湿度を知りたい。

そういった疑問にお答えします。室内、天井裏、床下の温度湿度をWiFi温湿度ロガーで記録しましたので紹介します。一条工務店の家では天井裏と床下は断熱の外なので外気にさらされています。うちは収納がそれほど多くないので、天井裏や床下も多少物置として使用できるとありがたいです。ですがその温湿度環境は悪そうなので、貴重な物を置くのには適さないかもしれません。その点も気になるところです。

室内の温度湿度【さらぽかの実力】

まず室内の温湿度から見てみましょう。下のグラフで青い線が温度、オレンジの線が湿度です。温湿度計の設置場所は2階の書斎です。この部屋は窓は北側だけで日は差し込まないのでその影響はほぼないと思われます。

温度は真夏は28 ℃、真冬は18 ℃くらいです。これは床暖房床冷房の設定温度によります。今年の夏は去年おととしより設定温度を下げたので、室内温度も少し低くなっています。湿度は年間を通じて35 %Rhから55 %Rhあたりでしょうか。夏でも湿度が低くて室内はさらっとしています。冬も過度に乾燥することなく快適です。今年は去年おととしより湿度が下がってきた感じです。家を構成する木材の水分が抜けて乾燥してきたのかもしれません。温度は一日の中でも少し変動があります。温度は朝低く午後高くなります。湿度は、外気の湿度の影響が大きいですが、そうは言っても快適な範囲で安定しています。冬の18 ℃は朝少し肌寒いですが夜寝る分には寒いと言うことはなく寝やすいです。夏の28 ℃は少し暑いのでサーキュレーターを回したり、寝室では寝る時だけ少しエアコンをしたりします。全体的に、非常に快適です。夏暑くて寝られないとか、冬寒くて目が覚めるとか全くありません。夏は空気がサラっとしていて、じめじめした外とは大違いです。冬の室内もそれなりにしっとりしていて乾燥でのどが痛くなることもありません。

床下の温度湿度

下のグラフは床下の温度湿度です。床下点検口からWiFi温湿度ロガーのセンサを設置しました。

床下は一日の中では温度はかなり一定しています。温度の季節変動は12 ℃から27 ℃といったところです。比較的、冬温かく夏涼しいのが床下です。ただ、夏場や梅雨時に湿度が高くなるのが難点です。季節によっては湿度がほぼ100 %Rhですね。物を置くとカビるのではないでしょうか。

天井裏の温度湿度

下のグラフが天井裏の温度湿度になります。天井点検口からWiFi温湿度ロガーを設置しました。

天井裏は温度的には厳しい環境です。冬は氷点下、夏は50 ℃近くになります。一日の中での温度変動も大きい。夜と昼では20 ℃くらい気温差があります。外気温と日中の日差しの影響を直接受けるのでこのようになったのだと思います。昼は屋根が日差しで温められて温室状態になり暑い。夜は外気と同じくらいの温度になる。湿度の方も20 %Rhから80 %Rhと幅はありますね。こちらの方は、日中温度が上がると相対湿度は下がり、夜間に温度が下がると相対湿度が上がる感じになっています。

天井裏や床下は物置になるか

物を置けなくはないと思います。温湿度の影響を受けにくい物であれば置いてもよいかもしれません。ただし、天井裏や床下は外とつながっているので虫などは入ってくるかもしれません。物を置くとしても個別にパッキングして、できれば密封して置くのがよいと思われます。

最後に、データの記録に使用したセンサーを示します。WiFi経由でメーカーのクラウド上にデータを飛ばし、Webからアクセスしてデータを取得することができます。なのでWiFiが使える環境でないとデータが記録できません。床下はWiFiが届きにくかったので苦労しました。
testo 160 TH 無線データロガー(温湿度センサ内蔵)

また、実際に掛かった電気代については以下の記事にまとめました。

参考になれば幸いです。それでは。

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