ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

スウェーデンのNATO加盟で思うこと

2024年02月28日 16時56分37秒 | 独り言
2月24日はロシアがウクライナに武力侵攻してから2年が経過した日であった。その二日後の2月26日にスウェーデンのNATO加盟がハンガリーの議会により承認されたとのニュース報道があった。ノルウエーはNATO設立時からの加盟国でありフィンランドは2023年4月に加盟したのでスカンジナビア半島の3国のすべての国がNATO加盟国となる。プーチンがウクライナに侵攻した理由の一つに、NATOの東方拡大を阻止し . . . 本文を読む
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「建国記念の日」はかわいそうな記念日

2024年02月12日 09時36分36秒 | 歴史と風土
昨日(2月11日)は「建国記念の日」という国民の祝日であった。この記念日は「国民の祝日に関する法律」により定められている16日ある祝日の一つである。「建国記念の日」はかっては紀元節と言った。紀元節は、古事記や日本書紀で日本の初代天皇とされる神武天皇の即位日をもって定めた戦前の祝日であった。以前にはこの祝日を記念する行事のニュースが必ず報道されていたように思うが、近年ではその報道に接することがないよ . . . 本文を読む
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「初詣」を「終い詣」にしないためには

2024年01月11日 15時42分16秒 | ことば
一年の最初に行うことを「初○○」と言う。、「初詣」「初夢」、「初売り」、「書初め」などが思いつく。この中でも「初詣」は年が改まると最初に行われる寺社に参拝する行事である。参拝する人々は今年一年の安寧や繁栄を願って神社に鎮座する神にそれを祈願するのだ。さてその年の最初に詣でるからそれを「初○○」と言っているのだが、初詣を文字通りに「初」詣にしたいのなら、その人は年間に2回以上は参拝しなければならない . . . 本文を読む
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鎌鼬(かまいたち)美術館のこと

2023年12月13日 18時46分39秒 | あのころ
今日(12月13日)の地元紙に鎌鼬美術館の記事が載っていた。鎌鼬(かまいたち)という変な名前をつけた美術館が秋田県の羽後町にある。秋田市出身の舞踏家、土方巽と写真家の細江英公が羽後町田代に突然現れて写真を撮っていった。1965年の秋のことであった。細江英公はそれを「鎌鼬」という写真集にまとめた。鎌鼬はつむじかぜにのって現れて人に切り付けて去ってゆくとされる妖怪である。土方と細江は田代に忽然と現れ数 . . . 本文を読む
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今年の残りは30日となった

2023年12月02日 11時05分26秒 | 独り言
日曜日が5回来れば今年も終わってしまう。何という時間の速さだろうと近頃は思ってしまう。さて、今年は何か特別なことをしただろうか。今までしなかったことを今年は一つだけ行った。それは高校同期会の事務局(幹事)である。前任者から引き継いだのが6月。それから会場との折衝などをして案内状の発送に漕ぎ着けたのが7月初旬であった。参加の有無の締め切り(8月10日)が近づいても返送ハガキの集まりが芳しくない。締切 . . . 本文を読む
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民俗学会の会合に参加した

2023年11月12日 08時02分13秒 | 家庭菜園
昨日、上記の会合があった。この会合は東北各県の民俗学に関係する団体が集まりその活動を報告し、合わせて各団体の交流を深めようとの意図で開催されているとことであった。コロナ禍のため、ここ数年は開催が中止になっていたのである。私は秋田県民俗学会の会員ではないのだが、この会の事務局をしている知人の勧めもあり参加した次第なのだ。東北各県から総勢45名の参加者があった。今回のテーマは「コロナ禍と民俗」だった。 . . . 本文を読む
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写真家 大野源二郎氏の訃報に接して

2023年10月26日 15時30分04秒 | 写真とカメラ
在郷の写真家、大野源二郎氏が亡くなったとの新聞報道があった。表題の新聞記事がそれである。大野氏の作品に「おばこ」がある。次のものである。この写真は写真展で高く評価され、それを知った写真家、木村伊兵衛が同じモデルを使って撮ったのが「秋田おばこ」である。2021年に「木村伊兵衛回顧展」が秋田市の美術館で開かれた。次の画像はその時のチラシである。このチラシに使われたのが有名な「秋田おばこ」なのだが、その . . . 本文を読む
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夜空はもう冬模様

2023年10月24日 09時51分56秒 | 天体観測
暑い盛りを過ぎると空気が澄み天体観測には適する季節となります。冬空の代表的な星座といえばもちろん、オリオン座。そこでカメラを持ち出してオリオン座を撮ってみました。撮影した時刻は10月24日2時頃。オリオン座は鼓の形をしているので東の方角を見ればすぐわかります。表題の画像がそれです。鼓の形と言ってもわかりにくいので、星座の画像に線を加えてみました。それが次のもの。天頂付近には昴でお馴染みのプレアデス . . . 本文を読む
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『北齋漫画』展を観る。

2023年09月10日 16時50分03秒 | 美術 アート
『北齋漫画』展を見てきた。本日がこの美術展の最終日ということもあり、多くの観覧者で賑わっていた。北齋に関するイベントはこれで今年2回目である。一つは宮本亜門演出の演劇『画狂人 北齋』。そして今回の「漫画展」である。北齋は生涯に幾多の引っ越しをしてきた。引っ越しの回数の多さに負けず劣らずなのが彼の画業のジャンルの豊富さである。描く対象は森羅万象に渡っており、しかもその対象に対する観察には舌を巻くしか . . . 本文を読む
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せめて「勉狂人」でいられたら。

2023年03月12日 08時56分59秒 | 美術 アート
この芝居を見てきた。『画狂人北斎』である。北斎は90歳まで生きた。72歳を過ぎてから「富嶽三十六景」を3年かけて完成させた。そして「100歳過ぎても足りねえ」と豪語する人であった言う。北斎は生涯に幾度も自分の名前を変えたことでも知られる。「画狂老人」と自らを号したこともあった。自分の画業を「狂人の為せる技」と言う意識は一体どんなものだったのか。この芝居の演出は宮本亜門氏。現代と江戸時代を自由に行き . . . 本文を読む
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