スマホによる悪影響

スマホを止められないという方はおおいのではないでしょうか。

気がついたら、スマホを手に取っていた。

5分のつもりでスマホを取り出したら、2時間経っていた。

スマホには中毒性があります。

なぜここまでスマホが気になってしまうのか知りたい方は、
過去の記事をご参照ください。

スマホにはまってしまう理由

スマホには良く触ってしまうが、自分の意思で止められるという方は問題ないかと思います。
しかし、スマホを自分の意思で止められない程はまってしまっている方は要注意です。
スマホばかりいじっていると、どうなってしまうのか記事にしていきたいと思います。

注意力の低下

記憶力に影響

日常生活がつまらなくなる。

注意力の低下

スマホのヘビーユーザーは必然的に、マルチタスクを毎日こなしているようなものだと思います。

例えば、

・スマホを使っていると授業を受けながらスマホを利用している。
・テレビを見ながらスマホをいじる。
・ご飯を食べながら、メールを見たり、スクリーンを見たりしている。
・人と話しながら、スマホを見る。
・作業中に気になることがあればスマホで調べながら、作業をする
など、スマホを日常的に使っていると必然的にマルチタスクをしているようなものです。

日常的にスマホを利用していると、スマホによって効率よく物事をこなしている感じがするかもしれません。また、いろんな作業を一気にできるのは、仕事ができてかっこいいというイメージです。

マルチタスクをしているとタスクの切り替えも得意になると考えがちです。
スキルは少しずつ身につくはずなので、当然ながら、マルチタスクもうまくなっているはずです。

ところが、シングルタスク派とマルチタスク派でマルチタスクの処理能力を測る実験結果によると、
シングルタスク派の方がマルチタスクの処理能力が高かったのです。

マルチタスクをしている時、複数の作業を同時におこなっているように感じます。しかし、実際は1つの作業に集中し、意識を切り替え次の作業に集中という意識の切り替えをおこなっているにすぎません。複数の作業を同時並行に処理するわけではなく、作業をいったりきたりしているだけなのです。


脳は作業を切り替えても、前の作業に意識を残してしまいます。一説には、数分間前の作業に意識が残っている可能性があるようです。マルチタスクはかなり効率の悪いといえそうです。

さらに、マルチタスクを長期的におこなっていると集中力も低下してしまいます。マルチタスク派とシングルタスク派で集中力のテストをした結果、マルチタスク派はかなり集中力が低かったそうです。色々なことに気が散りやすく、重要なことに集中しにくいことがわかりました。

記憶力に影響

記憶を形成するためには、莫大なエネルギーが必要です。
しかし、脳は極力エネルギーを使わないように働いています。長期記憶を形成させるためには、脳がエネルギーを費やしてでも記憶する必要があると思わせる必要があります。

そこで、必要になるのが集中力です。集中することで、脳が重要だと認識し、記憶に残すように努力をするのです。

マルチタスク派の集中力は低くなっているという実験結果があります。それに加え、スマホのヘビーユーザーはスマホに意識を持っていかれるので、スマホ以外には集中力を発揮しにくい状態にあります。
試験勉強などに集中しようとしても、スマホに目を奪われてしまうと集中力が途切れてしまいます。そうすると、勉強部分に脳がフォーカスできず、結果ほとんど覚えていないということになってしまいます。

日常生活がつまらなくなる

デートなどで、男性がスマホをいじっていて、女性がむすっとしている光景をみることがあると思います。男性からするとスマホを見るくらい問題ないと思ってしまいます。
しかし、女性の怒りはもっともでした。

スマホを触ると、ドーパミンがでるので、注意がスマホに向いてしまいます。
ドーパミンは非常に強力なので、スマホに集中して、目の前にいる人の話はほとんど聞くことができません。特に、男性の場合は、もともとマルチタスクが苦手です。スマホに触れた状態であれば、相手の話は右から左へ、相手への返事はおざなりになってしまうでしょう。
女性から怒られても、文句は言えないかもしれません。

さらに、スマホは恐ろしい特徴があります。スマホが目の前においてあるだけで、スマホに注意が向けられてしまうのです。

知らない人と10分話すという実験がありました。テーブルにスマホを置くグループとテーブルには何も置かないグループに分けて、話したあとの感想を聞きました。すると、スマホをテーブルの上に置いたグループは楽しくない、相手の事を信用しにくい、共感しにくいという感想がでていたようです。

スマホに触れなくても、注意がスマホに向けられるので、リアルな日常を楽しめなくなってしまいます。
デート中にスマホをいじっている男の人は、デートがつまらないと感じてしまう可能性は高いでしょう。デートだけではなく、人と会ったり、楽しいことをしている時はスマホには触れないようにしましょう。
また、視覚に入らないように工夫した方がよいでしょう。

スマホと距離を取ることで、今以上に日常が楽しくなるかもしれません。

まとめ

スマホによる影響は様々な分野に見られます。注意力の低下、記憶力への影響、日常の楽しみを半減させたり、リアルな生活に悪影響を及ぼしてしまうかもしれません。
うまく使えれば便利なツールですが、使いすぎには十分注意しましょう。

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