二度も「議案外」と言われてしまいました。決算審査委員会での出来事です。決算審査とは、単に数字を追うだけではなく、その数字が適正に使われていたかを審査することも大事なことです。税金を使っての「男女欄」を設けての職員募集の適否を質疑することは「議案外」にされてしまうのは、私は未だに納得できないのですがね。
追記:男女別の欄を設けることは令和元年9月から撤廃したとのことでした。
※二度も委員長に「議案外」と言われても、しつこく質疑をした甲斐がありました。
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平成30年 10月 総務常任委員会 10月22日-01号
◆委員(広瀬明子君)
それでは、関連ですけれども、多分、平成29年度の募集のときもあったと思うんですけれども、そのとき確認していないんで、平成30年度の試験で確認できたんですけれども、男女欄を記入する欄ってありますよね。これは何のために。確認です。平成29年度も男女欄、ずっと浦安は男女欄をつくっていたと思うんですけれども、これはどういう意味合いがあるんでしょうか。
◎人事課長 申込書にあります性別欄についてでございます。
性別欄を記載している理由といたしましては、基本的に2次面接でグループ討議を行っております。そのときに男性女性の男女のバランスをよく配置するような形に考えておりまして、その場合、昨今お名前のほう、氏名だけで男女を区別するのがなかなかわかりづらいというところもありまして、このような形で記載をまだ残していると、そのような状況でございます。
以上です。
◆委員(広瀬明子君) そうしますと、2次面接用のグループ討議用に、これは必要不可欠なものなのかどうか。今、昨今いろんなところで男女の区別するのはおかしいという声が上がっていて、こういう入学とか、職員採用の段階でも、そこは余り合理的な理由がないんではないかと思うんですけれども、依然浦安はこの方針でいくんですか。
◎人事課長 現状では必要と考えているところでございます。
以上でございます。
◆委員(広瀬明子君) そうしますと、申込者数じゃなくて、受験者数の男女の人数と採用の段階での男女の人数わかると思うんですけれども、そこら辺を明らかにしてください。
◎人事課長 男女の人数でございます。
受験者申込数男性が、平成29年度です。男性276人、女性202名です。実際、採用の男女数でございますけれども、男女ともに27名を採用させていただいたところです。
以上でございます。
◆委員(広瀬明子君) そうですか。申込者数が男性のほうが多かったと。でも、採用の段階では、同じ人数になっているということですね。ということは、別にそれは男女とか分けなくて、単純に成績だけで選んだ結果こうなったということなんですか。
◎人事課長 はい、そのとおりでございます。
◆委員(広瀬明子君) そうしますと、男女の区別を申込みの段階でするということというのは意味がないんではないかと、あるいは男女に該当しないというんですか、今いろんなところで問題になっていますよね。そういう人たちは、どっちにつけるんですか。そういう意味では、男性か女性かを選ばせる意味というのが、余り意味がないような気はするんですけれども。ですから、それこそ医学界であったように、採用の段階で区別をして、差別をしてしまうのであれば、申込みの段階、受検の段階で、男性か女性かをこちら側が知る必要はあるんですけれども、どうもそれはしていないということであるのであれば、最初のスタートの段階でも、そこは外すべきではないかと。
というのは、ほかの自治体で結構外す傾向というのが出ておりますよね。浦安は、そういう意味ではもう少しそこら辺を前向きに考えるべきではないかなと、時代の流れに沿ったものを。いかがですか。
◎人事課長 性別欄のところにつきましては、先ほどお話しさせていただいたとおり、2次面積のグループ討議のところで、男女をできるだけバランスをとるような形のほうがよかろうというところの判断で、こちらのほうを残しているところでございます。
委員がおっしゃるとおり、他市において性的マイノリティーの理解から削除しているところも、もちろん理解はしているところですけれども、その上で必要と判断させていただいたところでございます。
以上です。
◆委員(広瀬明子君) 私、以前、一般質問でも取り上げたんですけれども、幼稚園の園服に始まって、男、女と分ける意味がないだろうという、これ、市民の中からも、若い保護者の方たちからも、声は市にも届いていると思うんですよね。とにかく現場でそういうあれはするべきではないと。届いていないですか。今、副市長がちょっと否定的な姿勢というか、声が聞こえてこなかったんですけれども、若いお母さん方から市へ……
○委員長 広瀬委員に申し上げます。
平成29年度決算審査で人事職員の採用の経費のところでの質疑でございますので、議案外です。他の質疑をしてください。
広瀬委員。
◆委員(広瀬明子君) 私は、そういうところでも市民の声が上がっているんだから、職員さんの採用の段階でも差をつけるべきじゃないかなということで質疑をしているんですけれども、いかがですか。
○委員長 議案外ですので、他の質疑をしてください。
広瀬委員。
◆委員(広瀬明子君) それでは、次の61ページへいきます。