カウンターテナー村松稔之 姿はすらっとして若々しい青年ですが声は初々しい少女のよう | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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クラシック音楽を中心にした好きな音楽と読書感想、日々の雑感などを思いつくまま気まぐれに書き綴ります

 

今日はYouTubeでカウンターテナーの村松稔之さんの歌を続けて聴いています。

 

 

村松さんの声を初めて聴いたのは一年ちょっと前でした。

 

 

上記の記事の最後に掲載した動画、青森ベートーヴェンスコラーズによるヘンデル「メサイア」でアルトのソロを歌っていたのがカウンターテナーの村松稔之さんでした。(私の敬愛する大学の先輩のソブラノソロを聴きたいと思い聴き始めた動画でしたが、村松さんの声の美しさにも驚いた物です。)

綺麗な声の人だな。その記憶は鮮烈でしたがその後村松稔之さんの経歴などを調べることも無くそのままになっていました。

最近になってYouTubeでとても綺麗なカウンターテナーの人が動画を投稿していることを知り聴き始めました。最初の一声を聴いた時に思ったのが、この声、聞き覚えがある・・・、でした。あのメサイアの人だ。

姿はすらっとして若々しい青年ですが声は初々しい少女のようです。しかしそれは清潔感がありしっかりとした芯を感じさせてくれる声。思わず引き寄せられるような魅力にあふれた声でした。そしてすっきりと爽やかな歌。

 

色々あまり気分の良くないことばかりあれこれ考えていた時、この爽やかな歌は心を浄化してくれるようでした。

嫌なこと、腹の立つこと、今日はもう考えるのはよそう。

気持ちの良い音楽は、全身を楽にしてくれるようです。

 

 

 

プロフィール

村松稔之 カウンターテナー

京都市出身。東京藝術大学音楽学部声楽科、同大学院修士課程独唱科を首席にて修了。ノヴァーラ.G.カンテッリ音楽院古楽声楽科にて研鑽を積む。第20回ABC新人オーディション最優秀音楽賞、第16回松方音楽賞奨励賞、第12回千葉市芸術文化新人賞、第24回青山音楽賞新人賞、第34回飯塚新人音楽コンクール第2位、第13回東京音楽コンクール第3位等受賞。2017年度野村財団奨学生、2019年度京都市芸術文化特別奨励生。声楽を藤花優子、伊原直子、寺谷千枝子、R.バルコーニの各氏に師事。藝大フィル、大阪交響楽団、大阪フィル、山形フィル、新日本フィルハーモニー、日本センチュリー交響楽団、東京ヴィヴァルディ合奏団等と共演。NHK•FM「リサイタル•ノヴァ」やABC放送にて大阪フィルとの共演などテレビ、ラジオに出演。2017年10月の三枝成彰喜劇「狂おしき真夏の一日」(ユウキ)では各紙面にて好評を博す、2020年井上道義×野田秀樹”《フィガロの結婚》(ケルビーノ)に出演、またラフォルジュルネ音楽祭にて現代歌曲を取り入れた選曲を歌うなどカウンターテナーとして古楽から現代音楽まで幅広いレパートリー作りに取り組んでいる。歌劇「ロデリンダ」(ウヌゥルフォ)、歌劇「フラーヴィオ」(フラーヴィオ)、A.ライマン作曲「カウンターテナーとピアノのための5つの歌曲」(日本初演)、バッハ「カンタータ」、「ヨハネ受難曲」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルト「レクイエム」等のソリストを務める。

来春2022年、エアフルト歌劇場(ドイツ)でのデビューが決まっている。

村松稔之 - 村松稔之 オフィシャルホームページ」より

 

としゆきToshiyuki - YouTube

Amazonにはこんな本がありました。

白井明大 (著), 辻 恵子 (イラスト)「歌声は贈りもの こどもと歌う春夏秋冬」

わらべ歌に纏わるエッセイ集だそうです。

この本に同梱されているわらべ歌のCDで村松さんが歌っています。

 

 

 

歌声は贈りもの こどもと歌う春夏秋冬 (福音館の単行本)

長く歌い継がれた童謡やわらべうたを口ずさむと、かつて歌ってくれた人のこと、一緒に遊んだ友だちのこと、まわりの景色や匂い・・・歌は懐かしい記憶を思い出させてくれます。そんな歌々をこどもと歌ってみませんか。本書は二十四節気に沿った歌にまつわるエッセイを歌詞とともに収録した本です。

■CD収録曲
春(春よ来い/靴が鳴る/春の小川/しゃぼん玉/一番星/茶摘)
夏(背くらべ/かたつむり/ほたるこい/七つの子/ひらいたひらいた/花火)
秋(風鈴/赤田首里殿内/赤とんぼ/うさぎ/虫のこえ/どんぐりころころ)
冬(通りゃんせ/おおさむこさむ/雪/あんたがたどこさ/おしくらまんじゅう/豆まき)

 

白井明大
詩人。1970年東京生まれ。多摩川べりの団地で育つ。著書の『日本の七十二候を楽しむ』が静かな旧暦ブームを呼んでベストセラーに。詩集に『歌』(思潮社)、『生きようと生きるほうへ』(同左、丸山豊記念現代詩賞)など。絵本に『えほん七十二候』(講談社)がある。沖縄在住。

辻恵子
切り絵作家、イラストレーター。東京生まれ。文化学院文学科卒業。装画や題字、挿絵の仕事も多く手がける。絵本に『かげは どこ』(福音館書店)、画集に『辻恵子作品集 貼リ切ル』(東京ニュース通信社)。NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」のオープニング映像の原画なども制作。

村松稔之
声楽家。京都市出身。東京藝術大学、同大学院修士課程独唱科を首席修了。G.カンテッリ音楽院古楽科で研鑽を積む。2017年度野村財団奨学生、2019年度京都市芸術文化特別奨励者。三枝成彰喜劇「狂おしき真夏の一日」に出演。古楽、現代音楽と幅広い音楽作りに取り組んでいる。