もうしばらく前のことです。何年か前・・・。
珍しく家族で家電の店に行きました。何やら妻のパソコンが調子が悪く思ったように動作しないことがあったとか。それで息子がパソコンの買い換えの相談に乗った、と言う事のようで。あれこれあってどうやら母親に新しいパソコンをプレゼントする、というような話になったらしく・・・。
妻と息子がノートパソコンの売り場で話をしている間、私は何気なくカメラの売り場に足を向けていました。別にカメラを買おうとか思ったわけでも無かったのですが、新しいカメラはどんな感じになっているのか興味もあっていくつか手に取ってみてみました。最近は写真と言えばスマートフォンのカメラで撮ることの方が多く、一つだけ持っている安いデジカメも昔の様なファインダーなどついてさえいません。モニターを見ながら適当なところでシャッターを押す・・・、モニターも見やすくなっていますからそれで何の問題も無いわけですが、やはり昔のようにファインダーを覗きながら構図を確認しピントを合わせ、と言う作業に写真を撮るという実感があるような気もします。今時ファインダーがついているデジカメは一眼タイプくらいか。そんなことを思いながら売り場に展示してあった一眼レフデジタルカメラのサンプル機を何気なく手に取りファインダーを覗こうとしたのです。
あっ・・・。
そうか。
俺はもう、カメラのファインダーを覗くことも出来ないのか。
ショックでした。
以前記事を書いたことがありますが、私は右目が緑内障で視野が半分以下程度しかないのです。そして、カメラのファインダーって奴は普通右目で見る形になっているわけで・・・。
最初に「しばらく前」と書きましたが、たぶんこの手術をする少し前くらいの頃だと思いますから、もう3年前のことなのですね。
時間の経つのは早い物です。しかし今も感覚はあまり変わらないようで、ときどき改めて右目の状態を再確認させられるようなことがあったりするとそのたびにショックを受けたりしています(笑) どうもかなり諦めの悪い性格、と言うか自己認識がいい加減な性格なのかも知れませんね(笑)
ひとつ、良かったことは高い一眼レフデジカメを買おう、という気にだけはならなくなった、と言う事だけ。今はスマートフォンのカメラの性能も良いしね、何て負け惜しみ気味に呟いてみたりして(笑)