川瀬賢太郎、2022年4月より札幌交響楽団正指揮者就任  | クラシック音楽と読書の日記 クリスタルウインド

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昨日でしたっけ、ツイッターを見ていて少し驚いたんです。

 

 

指揮者の川瀬賢太郎さんのツイートでした。えっ、札響へ?

 

川瀬さんが3月で神奈川フィルの常任指揮者を退任するのは知っていました。その後はどうするのか気にはなっていたのです。正指揮者を務めている名古屋フィルと常任客演指揮者となっているアンサンブル金沢に集中するのか、それとも新たなポストを得て活躍の場を広げていくのか。

 

そうか、札響なんだ。

 

 

 

 

今年の6月、川瀬さんが札響の定期演奏会を指揮した時、聴きに行きました。

 

とてもしなやかな身体の動きが印象的でした。そして創り出す音楽も自然で流れが良く、札響の柔らかな響きととても相性がよい指揮者だと思ったのです。エリシュカ、ポンマー、バーメルトとヨーロッバのベテラン指揮者との関係が続いている札響ですが、それはもちろんとても良いことで、特にドイツの音楽を演奏するのにふさわしい音や演奏法を身につけていくことでオーケストラとしての実力は上がっているのだと思います。ただそれと同時に実力のある日本人の若手や中堅の指揮者との顔合わせも増やして欲しいとも思っていました。6月の川瀬さんとの演奏会はそう言う点でもとても魅力的なコンサートでした。あの指揮者とこれから数多く一緒に演奏することになれば・・・。あの曲も聴きたい、あれも良いかもしれない、等と色々頭の中を妄想が駆け巡ります(笑)

首席指揮者がマティアス・バーメルト、正指揮者に川瀬賢太郎、名誉音楽監督尾高忠明、友情指揮者広上淳一、なんだか凄い布陣ですね。来年からの札響も期待できそうです。(友情指揮者、ってどういう立場なのかどうも謎の役職名ですが(笑) 広上さんは川瀬さんの師匠なのですね。)

 

3月で退任するという松本宗利音さんの演奏は生で聴く機会はありませんでしたが、これからも新たな場所で活躍して欲しいですね。何しろ名前がシューリヒト、ですから。大指揮者を超えるような大きな存在になって欲しいと思います。

 

 

 

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R.シュトラウス「英雄の生涯」/リムスキー=コルサコフ「シェエラザード」 川瀬賢太郎 指揮 神奈川フィルハーモニー管弦楽団

川瀬賢太郎=神奈川フィル、<音楽の高み>へと歩むその漸進的な活動は、既に楽壇を牽引していると言って過言ではないでしょう。
近年の川瀬の活躍はめざましく、2019年2月には文化庁芸術祭賞新人賞を受賞。4月からは名古屋フィルの正指揮者に就任します。
本CDは2017年の定期公演から、神奈川フィルが誇る二人のコンサートマスター、石田泰尚、﨑谷直人がソロを奏する二大名曲を収録。
繊細さと強力な意志を併せ持つ「英雄の伴侶」、この上ない美音で語る「アラビアンナイト」。
そしてシェフ川瀬は、両曲から限りなく壮大な物語を喚び起こします。
2017年10月14日、12月2日 横浜みなとみらいホール ライヴ録音