<景品表示法に基づく表記 >本サイトのコンテンツには、商品プロモーションが含まれている場合があります。

広告 ジーンズ ボトムス

【経年変化レビュー】WAREHOUSE 1001XX 1953モデル、2年着用のリアルな色落ち

デニムの魅力といえば、履き込むほどに味わいが増す「経年変化」。

特に、ヴィンテージデニムを再現したレプリカジーンズは、その変化を存分に楽しめるアイテムです。

今回は、WAREHOUSE(ウエアハウス)が手掛けるリーバイス501XX(1953年モデル)のレプリカモデル(https://www.ware-house.co.jp/?pid=170283465)を2年間着用した結果を、写真とともに徹底解説。

ヴィンテージデニムさながらの経年変化を、ぜひご覧ください。

リーバイス501XX(1953年モデル)とは?ヴィンテージデニムの基礎知識

リーバイス501XXは、リーバイスを代表するデニムパンツであり、その中でも1953年モデルは、XX(エクストラ・エクシード)の名が付く、特に貴重なモデルです。

この時代の501XXは、後のモデルと比べて、以下のような特徴があります。

  • 隠しリベット: バックポケットの補強のために使われたリベットが、生地の内側に隠されている。
  • 赤タブ: 「LEVI'S」の文字が両面に刺繍された赤タブ(ビッグE)。
  • レザーパッチ: 1950年代前半の特徴であるレザーパッチ
  • 太めのシルエット:  ワタリから裾にかけて、ゆとりのあるストレートシルエット。

これらのディテールが、ヴィンテージデニムファンを魅了し、とんでもない高値で取引される要因となっています。

特にヴィンテージ物は数が限られるので年々希少価値は高くなる傾向にあります。そんなデニムの風合いを体感できるというわけでも満足ですね。

WAREHOUSE(ウエアハウス)Lot 1001XX(1000XX)【1953MODEL】の特徴

今回着用したWAREHOUSEのLot 1001XX(1000XX)【1953MODEL】は、ヴィンテージのディテールを忠実に再現しつつ、現代の技術を用いて当時のディテールが再現された一本です。

そのディテールは以下の通り。

  • バックセンターベルトループがサイドにずれる直前の「センターループ」モデル
  • 革ラベル、鉄製部材など以前のディテールを継承
  • バックポケット端に折り返し生地が見える仕様
  • 5ポケットジーンズ量産化前段階の後期レザーパッチモデル
  • 7.5番×7.5番 ピンクセルヴィッチオリジナルデニム
  • 鉄製タックボタン
  • レーヨン100%先染レッド両面ピスネーム
  • ベジタブルタンニングディアスキンラベル

シルエットは1953年モデルの太めのストレートシルエットを再現。

私はジャストサイズよりもワンサイズアップで着用しましたが、どんなスニーカーやブーツでも合わせやすい印象です。

2年間着用したWAREHOUSE 501XXの色落ちを徹底解剖!

それでは、2年間着用したWAREHOUSE 501XXの色落ち具合を、細かく見ていきましょう。

全体的な色落ち

全体的に色が薄くなり、ヴィンテージのような風合いに。特に、太ももや膝など、よく擦れる部分は色落ちが進んでいる。

また、全体的に見て取れる縦落ちも見逃せません。これは、デニム生地の織りによって生じるもので、ヴィンテージデニムの特徴の一つ。旧式の力織機で織られているため、このような自然なムラ感や縦落ちが生まれます。

こちらは新品時の写真です。

2年間履き込むと、ご覧の通り、全体的に美しい色落ちを見せていますね。新品時の濃紺から、淡いブルーへと変化した色合いは、まさにヴィンテージデニムを彷彿とさせます。

ヒゲ

デニムの経年変化を語る上で欠かせないのが、この「ヒゲ」と呼ばれる色落ちです。股部分から放射状に伸びるシワのような模様は、まさにデニムの顔とも言える存在。2年間履き込むと見事なヒゲが現れています。

このヒゲは、座ったり、しゃがんだりといった日常動作によって、生地が折りたたまれ、擦れることで生まれます。そのため、ヒゲの入り方は、着用者の体型やライフスタイルによって千差万別。まさに、世界に一つだけの模様と言えますね。

アタリ

デニムの経年変化を語る上で欠かせない要素、「アタリ」。生地の擦れ、圧力。それらが生み出す、色落ちや凹凸。このアタリこそ、デニムに豊かな表情を与え、ヴィンテージな風合いを生み出す源ともいえます。

特に、このバックポケット周辺。そこには、アタリの魅力が凝縮されている。

まず注目したいのは、ポケットの縁。スマホの定位置なので頻繁な出し入れによって、生地が擦れ、インディゴは褪色。その退色によって立体感が強調されています。

バックポケットのステッチは擦れて切れています。これがアジになっていくのが魅力と言えますね。

パッカリング

随所に現れるパッカリング。特にこのコインポケット周辺はきわだっています。

イナズマのように波打つようなライン。新品時にはない立体感は生地のうねりによって生まれます。

なぜ、パッカリングは生まれるのか。その理由は、洗濯と乾燥です。生地と縫製糸、それぞれの縮み方は異なっているからこそ繰り返される洗濯と乾燥によって、縫い目は縮み、生地は波打っていきます。

のっぺりとした新品のデニムにはない、育てたからこそ愛着を感じられる豊かな表情といえますね。

色落ち早く楽しめるジーンズ

デニムの醍醐味といえば、やはり経年変化。しかし、その変化のスピードは、ジーンズによって様々です。

私自身、仕事中はジーンズを着用できません。着用期間は約2年ですが、通勤や休日のみの着用に限られています。それにも関わらず、この色落ち。生地の特性なのか、期待以上の変化です。

「変化が早いのは良いこと?それとも悪いこと?」…その答えは、人それぞれでしょう。しかし、個人的には嬉しいポイント。仕事で毎日履けない分、休日だけでもしっかりと経年変化を楽しめるのは、大きな魅力です。

ヒゲやアタリは、しっかりと刻まれ、経年変化が如実に現れています。まさに、自分だけの一本へと育っていく過程を実感できます。

上の写真は、同じ生地が使われたWAREHOUSEのデニムです。左が今回紹介したジーンズ、右は別のモデル(シルエットやディテールが異なります)。同じ生地でも、履き方、洗濯頻度によって、色落ちの仕方は変わります。デニムの経年変化は本当に奥深い。

参考までに、こちらの記事もご覧ください。【1年経過】デッドストックブルー1000xxの色落ちレポート シルエットとディテールは違えど、同じ「デッドストックブルー」の色落ちの参考になるはずです。

-ジーンズ, ボトムス

Translate »
S