今回は現代社会とストレスについて考えたいと思います。


現代人は、昔の肉体労働中心の仕事から、デスクワーク中心の仕事内容に変わってきています。

肉体労働をされる方も今はパソコンなしでは仕事がなかなか進まないのではないのでしょうか。


今は多くの方が、スマホ、パソコン等を使い、首を前かがみにした姿勢を維持する事が多く首の筋肉にかなりの負担がかかります。


首をうつむき状態で首の筋肉後ろを伸ばした状態でいると、身体の防衛反応が働きこれ以上伸びないよう筋肉が硬くなります。


たとえば、ストレッチで、開脚をしますが、昔は身体の反動を使いながら上半身を倒していましたが、今は上半身を倒し、そのまま姿勢を維持するように変わってきています。


それは、筋肉を伸ばしすぎると体の防衛反応で伸びないようになるようで、反対に筋肉が硬くなるからストレッチの方法も変わってきたのだと思います。

もっとも、お相撲さんのまた割りはそのかぎりではないようで、開脚状態でお相撲さんがむりやり上に乗り上半身を倒し、股の腱を切って開脚し身体をやわらかくする。と聞いたことがありますが、それは特別ですね。

 
話が横にそれましたが、このように仕事のストレスで首が硬くなった状態では、硬くなった筋肉により、血液の流れも滞り、神経も圧迫されます。


一度硬くなった筋肉は、毛細血管や、神経を圧迫、血流が悪くなり、筋肉をやわらかくしてくれる、酸素や栄養分が滞り、さらに筋肉が硬くなり、最後には痛みの感覚さえなくなってきます。




栄養の届かない筋肉は、さらに疲弊し精神的にも肉体的にもつらく、仕事も実に入らなくなります。



痛みの感覚がなくなる前、ストレスを抱えている方は、背中、首、肩、腰などの痛みの症状を訴える方が多く、日常いかにストレスを多く抱えているかがわかります。



筋肉の使い過ぎで最近症状が出てきた方は、比較的 早く症状が改善する事が多いです。



 しかし、長時間の肉体労働、長時間のデスクワークにより凝り固まった筋肉はもとに戻るのに時間がかかります。




 こうなる前に、身体は痛みなどの信号を出して、身体にこれ以上無理しないで、と信号を出しているのです。



それでも無理して、続けていくと、身体がオーバーヒート してしまい、神経の働きまで正常に働かなくなります。


 こうなってしまうと、危険信号です、筋肉が硬くなり、血液の流れも、神経の働きもとどこうるようになり、痛みの物質、疲れの物質が正常に吸収されなくなったり、 正常に流れなくなったりしてしまいます。


このような状態に、鍼治療は非常に効果があります。硬くなった筋肉を緩め、血液と神経の流れを正常にし、自然治癒力を高めていきます。




 また現在、現代社会では、若い人たちの自殺もふえているようで、嘆かわしい限りです、今、うつ病もいろんな疾患の原因になっているそうです。



 心の問題はなかなか難しいですが、現在の核家族社会は親にも子供にも ストレスを抱えさせる一つの原因ではないでしょうか?



 昔、家にはおじいちゃん、おばあちゃんがいました、おじいちゃん、おばあちゃんが子供の(孫)めんどうを見てくれたので親はストレスが少なかったのではないでしょうか?


そうゆう意味では、昔はおじいちゃん、おばあちゃんの役割分担も有ったのではないでしょうか。


 今の少子化の時代、託児所などの不足は昔の生活を取り戻すことで、解決の糸口が見つかるのでは、ないかと思うこのごろです。

 

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