ジョーの陰に隠れがちだが、彼がいるからこそジョーが輝く縁の下の力持ち

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アメリカ出身の人気ロックバンドAEROSMITH(エアロスミス)は、私が生まれて初めて経験した「海外のロックンロール」でした。

1970年代から現在まで第一線で活躍し続けているバンドで、最近ではメンバーの年齢もあり解散説も出ていますが、何だかんだ言って今も活躍しています(2020年9月現在)。
そのエアロスミスの中で最も目立っているメンバーと言えば間違いなくヴォーカルのスティーブン・タイラーとギタリストのジョー・ペリーでしょう。

スティーブンは決してイケメンではないものの、大きな口と圧倒的な歌唱力、スカーフをいっぱい使った派手な出で立ちもあって、いかにも「ロック歌手」という感じで、とてもカッコイイです。
ジョーはエアロスミスのリードギタリストであり、エアロスミスの「ブルージー」な雰囲気を最も出している人物。エアロスミスの音楽的象徴と言っても良いと思います。あと、最近は部分的に白髪にしていて、それがカッコイイんです(笑)。
楽曲もこの2人が作詞・作曲した曲が大半を占めており、彼ら無くしてエアロスミスは成り立たないと思います。


そして今回紹介するのが、ジョーの相方でありリズムギターを担当しているブラッド・ウィットフォードです。

リズムギターが主な担当な為、ソロを弾く事も滅多に無く、存在感で言えばどうしてもジョーに劣ります。見た目もロックミュージシャンというよりは「お洒落なちょい悪オヤジ」という感じで、決してカッコ悪くはないものの、やっぱり地味です。
まあ、地味で言えば、ベースのトム・ハミルトンやドラムのジョーイ・クレイマーもなんですけど……。

ただ、よく言っていますが、優れた技術を持っている人が1人だけいれば人気になれるかと言うとそうでもありません。バンドという形式上、メンバー同士の協調性やケミストリーも絶対に必要なわけでして、スティーブンやジョーが輝いているのは、その下でブラッド・トム・ジョーイの3人が彼らの演奏を支えているからです。

実際、この3人の技術は実に堅実で上手い。今回はブラッドの紹介記事ですが、個人的にはジョーイのパワフルなドラムも大好きです。

スティーブンもジョーも恵まれてるよね。だって、こんなに上手なメンバーがいるんだから。
これからも2人を支えていってあげて下さい。