行政書士業務の紹介は,する方もされるのも難しいな | 大阪の許認可&入管行政書士の備忘録的ブログ

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行政書士業務の紹介

今日は行政書士の営業について。
SNSで士業アカウントを見ると、ウチは紹介で成り立っています。
この様に仰る方が多い印象があります。

私はインターネット集客1本なので、紹介で事務所が回る姿が良く分からないですが。

個人的には業務の紹介は大変だと思っています。
ネット集客オンリーで紹介は大変って…

最初の言葉と矛盾するではないか!
そう仰る方も居られるかもです。

確かに業務を紹介される事は有りませんが。
代りに私から同業者や他士業に仕事を紹介することは偶に有ります。

例えば建設業許可で、登記簿の事業目的や役員の重任登記(期間延長)が発生します。
または新規の建設業許可で法人なりも一緒にしたいとのオーダーを受ける場合。

必然的に司法書士先生の出番となります。
(登記関係の仕事は司法書士の独壇場)

他にも相続業務のオーダーが入った場合は、同業者に回します。
(弊所は相続・遺言業務を取り扱っていない)

話を戻しますね。
紹介の何が大変かと申しますと。

クライアントが二倍になることです。
業務の依頼者と紹介先の二つがクライアントになります。

業務のやり方が悪ければ、クライアントも提携先も失うリスクがあります。

私の様に紹介するだけでも、紹介先と相性が悪かったりすると…
紹介先からは、「何であんな客を紹介するんだ!」
お客様からは。「何であんな先生を紹介したんだ!」

この様な展開になり、自分の大切なお客様と紹介先を同時に失います。

紹介に回す場合、実務能力は言わずもがな。
紹介先の相性、接客力など実務能力以外の部分も重要です。

紹介で仕事を回す場合、顧客と紹介先の双方の顧客満足度を上げる必要があります。

これは紹介する側も同様なのかなと思います。
紹介先を探す場合は、お客様のタイプや紹介先との相性、実務能力…

この2点をまずは考えます。
お客様の要望を満たせる能力がある事は大前提。
(この段階で新人さんは候補から外れます)

次に紹介先の接客能力ですかね。
お客様との相性が悪くて、ギクシャクしたら…
両方を繋がりを失う可能性があります。

次に考える点。
レスポンスの速さと確実性でしょうかね。
いくら良い先生でも、レスポンスが遅いと紹介しにくいです。

情けない話ですが、連絡がつかない先生は意外と多いです。
レスが2日後とか、下手すると返信すらないパターンもある。

特にウチの様にネット集客の場合…
高速レスポンスが必要です。
レスが数時間後とかになると、別の事務所に流れている事が多いです。

次に紹介先との関係性ですかね。
業務の紹介は士業の人間関係を繋ぐ武器です。

貸し借りがキチっとできる関係性ができないと旨みがありません。
貸しを一方的に作るだけの関係性は長続きしません。
どれだけ人間性が良くても、相性が良くても同様です。

この様な面倒があるから、私は紹介営業を一切していないのです。
(お客様からのリピートは除く)

行政書士試験合格おめでとう

最後に1月25日に行政書士試験の合格発表が有った様で

Twitterを始めとする各種SNSでも喜びの声で溢れていました。

合格者の皆様、おめでとうございます。
そうでない方はドンマイ!

リベンジを図るのか、別の道に進むのか…
私には分かりませんが、悔いのない選択をして欲しいと思います。

行政書士センターの発表によると…


https://gyosei-shiken.or.jp/


今年の合格者数は、5,802名で昨年より449名程多かったとあります。
全体の合格率が12.13%です。

近年の行政書士試験は合格率が高いですね。
私の受験時は5%とか8%前後でした。

中には2%台の時もありました。
(当時の合格者だった先輩から未だに自慢される)

合格した方は、司法書士や司法試験などにステップアップするのでしょうか。

それとも行政書士登録で独立をするのでしょうかね。

何方にせよ、悔いのない選択をして頂きたいです。

今日はここまで