第376回「新型コロナウイルス感染拡大で恋愛が絶望的に思えたら」
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2020年4月7日に日本政府は緊急事態宣言を発令しました。
ここでは内容についての詳細は触れませんが、「ソーシャルディスタンス」「3つの密」という造語が流行するくらい人との関係性が見直されることになりました。
参照:楽天リンク
大切に思うからこそ、今は離れよう。ソーシャルディスタンスと5つのお願い
命を守るためには、周囲の人間との距離を開かなければならないというこれまでにない課題は、殊、恋愛関係についてもダイレクトに影響してきますよね。
好きな人に逢いたくても逢えない苦しみや歯がゆさに直面されている方も少なくはないのではないでしょうか。
加えて、コロナウイルスの拡大は日本経済に大打撃を与えており、後々にその甚大さが露呈されることが安易に予想できますが、収入が不安定になることで恋愛離れに直結するような未来が危惧されます。
恋愛したくてもお金がなくてできない。
恋愛したくても、逢いたくても、ハイリスクなので逢えない。
このような悩みがこれから増幅してくのではないかと私は想像しています。
今回のコラムは主に既に好きな人がいる、または付き合っている人がいるけれども、このコロナウイルス感染拡大の影響で、逢えなくなってしまって、このまま距離が開いて自然消滅してしまうのではないかという不安を抱えている方に向けてのメッセージになります。
結論から申し上げますと、逢えないという物理的な距離と心の距離がイコールになってしまうと考えないことで、双方にとって良好な関係を保つポイントになると、私は考えます。
逢えないことによるイライラやこの先の関係性についての不安が肥大化すると、心を鎮静化させるために自分から別れに直結するような行動を取ってしまい、修復不可能になることで後悔に苛まれるという結末を辿る可能性が高くなります。
距離が開くことで心が離れてしまうのならば、それまでの関係なのです。
赤の他人の私からそうバッサリ斬られるような発言をされることで、冷徹と思われるかもしれませんが、本当に、その通りだと私自身の経験やこれまで6000の相談実績からも共通して言えます。
本当にお互いを必要とし、大切に想っているならば、離れたことで、心の距離が切断されるはずもなく、むしろ絆が深まる期間にもなりえます。
離れるからこそできる関係、自分自身の時間を大切にすることで、より相手を思い遣れるようになったり、存在のありがたさを再認識することにもつながります。
人類存続の危機とも言えるこの状況下で、離れることになってそっけなくなったり、説明もなく連絡がなくなってしまったのならば、離れる、離れないに関係なく、それまでの縁だったと言わざるをえません。
大切に思うからこそ、今は離れよう。
冒頭に貼った楽天市場のリンクの言葉ですが、現況で的を射たキャッチコピーだと思います。
距離の切れ目が縁の切れ目につながることを恐れている方にとっても、禍を転じて福と為すように、心の距離を見つめなおし、良好な関係性をお互いに築けるようになるよう願い続けています。
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